ナラタージュ
台詞がきらきらしてて、メモを取りながら鑑賞した。
ネタバレになるけれど、記録としてお裾分け。
甘酸っぱくて、梅雨に合う映画。
雨の日の心にすっと沁みた。
ただ、引っかかる点がたくさんあった。
嫌悪感
まず懐中時計、少し無理がある。
いい感じに終わらせとけば何とかなるって安易な考え。
大学2年生の視点で描かれた映画を、「大人のラブストーリー」って謳うのも違う。
離れていく縁を無理に繋ぎとめようと必死になって、泣いてもがいて苦しんで
もう無理なのに。
それが大人の恋愛?
20歳のラブストーリーって言いなよ。
今の自分と重なる部分が大きくて、静かに泣いた。
未練が溢れて、全部ぶつけないと進めない気がして、LINEしてみた。
でも、もうしばらく連絡しないでって。
映画よりもどうしようもなかったみたい。
命救ってもらった訳でもないし、
真夜中に電話かかって来るよりいいか。
それと、体の関係持つことが美化されすぎ。
女子高生に校内でキスする不倫教師。
可愛くて若い女の子の気持ちを利用してセックスする既婚者。
言い換えたらただのクズ。
性欲の捌け口になっても、心に傷を負わないんかな。後悔しないのかな。
しかも、その過程で人を殺さないで。
柚子ちゃんの命が道具みたいで可哀想。
他にも方法あるのに。
感謝
自分の失恋を客観視できて良かった。
きちんと内面と向き合えるようになった。
映像がエモかった。
素敵な雨の日、ありがとう。