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避難したから出会えた人たちと会う 馬を通して会えたお兄さん

先日、岡山にお味噌󠄀作りに行った時の続き。

お味噌作りの初日の夜に、馬を通して出会えたお兄さん(Tさん)とオムライスを食べた😊

デミソースとたまごの相性がバツグンなオムライス

手帳持ちの娘は馬が大好き。でも、初めから好きだったわけではない。小さな頃は、鳩が近づいてきただけでも「キャーッ!」と引きつけを起こしそうなくらい怯えて、とにかく動物が苦手だった。が、彼女が年長さんの頃、旅先で遊園地に行った。すると、遠くからポニーちゃんが歩いてきた。(ヤバイ!娘に叫ばれる!)と思った私はUターンした。ところが娘を抱っこしていたので、Uターンしたら娘の視界にポニーちゃん入ってしまった。(ヤバシ!)と走り出そうとしたその時、娘が叫ばずにポニーちゃんに反応した。試しに娘を降ろしてみたら、ポニーちゃんに向かって歩いていく。そしてなんとポニーちゃんに触ろうとしている。そして、触った!

ええ〜!大丈夫なの〜?😍

…という一件があった。以後、娘は乗馬クラブに入ってお馬さんに乗るのを何よりの楽しみにしたり(乗馬はお金がかかり、お金が続かなくて3年でやめました😅)、犬やネコも可愛がるようになった。キッカケはどこから、どんな形で降ってくるのか分からないものである。

そんなある日、岡山の山の中に馬の牧場があることを知り行ってみた。そこは引退馬など10頭ほどのお馬さんと、5羽のアヒルと、3羽のウサギと、2頭の山羊と1匹の犬がのんびり暮らしている牧場だった。娘も私もそこが気に入ってたまに遊びに行っていた。その牧場の大きな魅力のひとつは、山の中をお馬さんに乗って外乗できるところ(初心者さんには引き馬してくれる)。そしてなにりより、馬に乗った高い目線で、馬に揺られながら四季折々の美しい山の自然を満喫できるのは、最高に贅沢な時間。

そこのオーナーさんは娘さんに障害があり、娘さんのホースセラピーを体験することが縁で、牧場を経営するまでになったという方。お目目パッチリで細身の体からは想像できない、なかなかの筋金入りの思い込んだら一直線の女性なのだが(笑)、そういう方なので、障害に対する理解が深い。

大阪に引っ越してからだろうか。中学生になった娘は連休の時にはその牧場で馬のお世話をするボランティアをさせていただいている。お馬さんにブラッシングしたり、お水をあげたり、ボロ(馬の糞)を片付けたり。そんな牧場でのお仕事を教えてくれたのが、オーナーさんとTさんだった。

水桶を洗って馬にお水をあげる準備
引き馬の準備
馬の爪を綺麗にしているところ

Tさんは今は別のお仕事をしているので、お会いするのは久しぶりだった。

私:お久しぶりです。お元気でしたか?
Tさん:はい。まあ…😊
私:なかなかお会い出来なくて。いろいろお世話になり、お礼を伝えたかったのですが、ありがとうございした。おかげさまで娘は成人式を迎えられて、春からの就職も決まりました。
Tさん:そうなの。すごいね、〇〇ちゃん!
娘:はい。
Tさん:成人式もおめでとう。もう、二十歳かあ〜。
娘:はい。これが、写真です。(と、携帯を見せる)
Tさん:おお〜!すごいじゃん!かわいいね!
娘:ありがとうございます。

そして娘がトイレに立った時に、「あの牧場にはいろいろな障害をもった方が遊びに来ますが、〇〇ちゃんも初めはどうなるかと思いましたが、しっかりしましたね」と言ってくれた。そんなふうに見守っていてくれたのが、とても嬉しかった。

特別扱いをしてほしいわけではない。かといって、同じ年代の子どもたちと同じレベルのことができるわけではない。〇〇ちゃんは、アレができない、コレができないと周りから見られ、娘も多少なりとも劣等感を感じているかもしれない(わかっているのか、わかっていないのか、わからないレベルの障害ということ)。

そんな娘に、できる仕事を見つけてくれて、仕事のやり方をを教えてくれて、見守っていてくれたことが、何より嬉しい。

ありがとうございます😊

厚かましいけれど、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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