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手帳持ちの娘の連休の過ごし方 4日目
ドクターXのテーマソングで目が覚める。ベットの中にいる娘に声を掛ける。
私:おはよう。
娘:おはよう。
私:また見てるの?
娘:うん。
私:もう、おきなさいね。
娘:…。私、おやすみだよ。
私:もう、8時だよ。おきなさい。
娘:え〜
9時近くになっても起きてこない。
私:いい加減に起きなさい!
娘:もうっ!しょうがないなあ〜!
(しょうがないじゃないわよ!)と心の中でつぶやく。
私:ポーちゃんのお散歩に行ってきて。
娘:はーい。ぽーちゃん、お散歩いく?
…と言いながら、ポーちゃんと遊びだす。
私:早く着替えて行きなさい!
娘:しょうがないなあ〜
娘はポーちゃんと着替えてお散歩へ。しかしすぐ帰ってくる。お散歩コースを短縮したのだろう。
私:今日は何をするの?
娘:家にいる。
私:家で何するの?
娘:…テレビを見て、携帯を見る。
私:他は?
娘:ない!
私:ポーちゃんのお散歩、遠くまで行きなさいよ!かわいそうでしょ!お掃除したり、お布団干したり、お洗濯したり!
娘:ハイハイ。
私:じゃあ、お掃除するよ!
炬燵をどけて、強制的にお掃除をはじめる。もう、師走なのでテレビ台を動かしたり、ソファを、動かしたり。掃除機をかけて、拭き掃除。お洗濯もはじめる。ベットシーツやタオルケットを洗濯機に入れ回す。布団も干す。
そして仕事に行く11時になったので、「お母さんは、お仕事に行かなくてはいけません。お炬燵作って、テーブル拭いてね。お布団も3時には取り込んでね。お洗濯もよろしくね。行ってきます。」「はい。いってらっしゃい」。やっと行ってくれるのかと安堵したような声を聞きながら家を出る。
職場に着いてから、お皿も洗っておくように追いラインをしておく。
……………
夜、仕事が終わって帰ろうとすると、ピコンとラインが入る。
娘:(コロッケとメンチを買う?)
私:(昨日の大根葉があるから、今日は餃子だよ)
娘:(わかった)
帰宅して、餃子のタネを作り、娘に包んでもらう。不思議なことにこういうところは几帳面で、丸いお皿に花びらを並べるように作った餃子を並べていく。
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私は、それを無残に崩しフライパンに2列に並べて焼く。
餃子とおでんで晩御飯。
私:家で何をしていたの?
娘:テレビを見てYouTube見てた。あと、掃除機をかけた。布団もしまった。洗濯物もしまった。
私:ありがとうね。お皿も洗ってくれたね。助かったよ。
娘:うん。
また、遠方に住むパパやおばあちゃんと電話をして、年末の予定を相談していたようだ。
食事が終わるとまた、ドクターXを見ている。どうも、最初の回までさかのぼってみているようだ。
「ミチコー!」「アキラさーん!」。そして、タリラリラ〜ン…♪と続くテーマソングを聞きながら、私はお皿を洗う。