手帳持ちの娘に、思いっきり振り回された年明けの登校初日
年が明けて、今日から娘は職業訓練センターに行くのだが、案の定、起きてこない。
私：朝だよー。起きなさーい。
娘：………。
私：夕べのキムチ鍋の残りで、今朝はリゾットするんじゃないの？
娘：うーん…！そうだったー。
娘を起こすには、娘の好きな食べ物で釣るのが一番だ。しばらくしてのそのそ起きてくる。
娘：おはよ。
私：おはよう。リゾットできるよ。
娘：うん。
…と言いながら、金銭帳を開き始める。
私：ちょっとちょっと。なんで今それをするの？
娘：大阪に帰る時、ココアを買ったから。
私：一昨日のお買い物、つけてなかったの？
娘：うん。イチ、ニ、サン…これで１０円。イチ、ニ…これで３００円。イチ、ニ、サン、シ…４０００円。
電卓を叩きながらコインや紙幣をひとつづつ数えていく。…そ、それは今やることなのか💢という気持ちを抑えて、リゾットにチーズとお餅を入れる。
私：できたよ。食べよう。
娘：もう少し。イチ、ニ…。できた。合ってる♪たべよー😋
ハフハフしながら食べる。
娘：あー。もう７時になるよ。ポーちゃんのお散歩行かなくちゃ。
私：しっかり行ってきてね。
娘：うん。あれ？スパッツがない。作業着も入れなくちゃ。
私：（「昨晩用意してなかったの？」という言葉をお餅と一緒に飲み込む。）
やっと一揃えして、ポーちゃんとお散歩に出るが、時間が迫っているのですぐ帰ってきた娘。
娘：じゃ、行ってくるね！
私：ちょっと待って！廊下にまだスーツケースが出ているよ。一昨日のでしょ？昨日のうちに片付けてって言ったじゃない。
娘：帰ってからする。
私：片付けてから行きなさい！
娘：時間がない。
私：片付けなさい！
娘：しょうがないなあ。
私：しょうかないじゃなーい💢
とりあえず自分の部屋にスーツケースを入れて
娘：行ってきまーす！
私：帰ってきたら片付けなさいよー！
娘：はーい♪
自転車にヒラリとまたがり、駆け出す娘の背中を見送る。
…と、こんな感じで朝が過ぎたいった。ヤレヤレ、である。
……………
そして夕方、仕事中の私の携帯電話がなる。娘からラインが届いていた。
娘：（電話が止まっているよ。）
なんのこっちゃ？そして続いて送られてきたのがコレ↓
娘：（これだよ。）
ようやく事態が飲み込める。電話じゃなくて、電車が止まったらしい（笑）。ニュースを送ってくるとは機転が利くじゃないか！素晴らしい👏
そして続いて送られてきたのが、
娘：（自転車はどうしたらいいの？）
意味不明である。とりあえず、電話をする。
私：電車が止まったの？
娘：うん。止まってる。帰れないよ。
私：お母さんはまだ仕事だから、終わったら連絡するけど。駅にいるの？
娘：うん。駅にいるよ。Rちゃんやお友達と一緒。
私：みんな帰れないのね。仕事が終わったら迎えに行こうか？Rちゃんはどうするの？
娘：自転車で帰るって。
私：え？
娘：自転車で帰るって。（←謎だ💧）
私：でも、Rちゃんの家は遠いでしょ？いつも電車に乗って来てるんでしょ？
娘：うん。でも、自転車で帰るって。あとね、お腹が空いたから、お友達と夕ご飯食べて良い？
私：その方が良いね。お腹すいちゃうから。仕事が終わったら連絡するね。電車が動かなかったら迎えに行くね。
娘：うん。自転車はどうするの？
私：そのまま駅に止めたおいても良いんじゃないかな。
娘：うん。
私：状況を見て考えよう。
娘：うん。
電車が止まって娘が帰宅困難になっていることを職場に伝えると、心配してくれて早めに帰れることになった。とりあえず大阪市内方面に向かう。少しすると娘からラインが入る。
娘：（かえれるよ。）
娘：（電車が２５分遅れてる）
私：（動いたの？）
娘：（はい。）
娘：（家に帰ったらご飯を食べるね。）
一安心である。方向転換して家路につく。
また、ラインが入る。
娘：（センター卒業したら携帯を買いたいです。）
私：（買わないよ。）
娘：（なんで？）
私：（使えているのに、買う必要ないでしょ。）
娘：（は？）
娘：（何日に携帯変えよう。お願い🙏）
私：（は？）
娘：（私のお金で買いたいよ。）
しつこい。もう、無視するしかない😑
帰宅して、昨晩仕込んだカレーを温めながら娘の帰りを待つ。
しばらくすると、ピンポーン♪
「ただいまあ〜！つかれたよー。」と元気よく帰ってきた。
あなたも疲れたかもしれないけれど、お母さんも十分疲れたよ。今晩は、カレーを食べたら早く寝ましょうね。