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手帳持ちの娘、『チャルメラ醤油味』にハマった日

昨晩、クリームシチューをほぼひと鍋食べた娘は、お炬燵に入りながら携帯をポチポチ。

娘:明日、カップ麺持っていって良い?
私:なんで?
娘:寒いから。
私:うーん…
娘:〇〇ちゃんも食べていた。私も食べたいよ。
私:…いいよ。
娘:やったー!(バンザイしそうな勢い(笑))

…そんなに嬉しいか😅

4月から就職で、そこの会社はお弁当禁止。だから、お弁当を作ってあげられるのは卒業するまでの1ヶ月くらい。お母さんとしたら、なんだか寂しくて、お弁当作ってあげたいのに。

今、カレンダーを見て数えたらあと、25回かあ…

手帳持ちの娘は、大きくなって食べれるものはだいぶ増えたけれど、食べ物の偏食は相変わらず多岐にわたる。特に初めて食べるものには、酷く警戒する。だからメニューはワンパターンで、ラクと言えばラクなのだが。私は料理するのが好きだし、食品添加物のこととか考えるといろいろ思うこともあるし、できるだけ手作りしている。だけど、カップ麺やチャルメラには、完敗している😅

岡山に避難したばかりの頃、娘は小学校3年生くらいだったかな。お友達の家に遊びに行ったら、おやつにチャルメラを出して下さったお家があった。それまで我が家では、ラーメンは生麺を買ってきて、チャーシューやメンマも手作りし、何なら鶏ガラや昆布で出汁をとって作っていた。なのに…💧

きっと、大好きなお友達がおいしそうに食べているのを見て、口にしたのだろう。そうしたら、衝撃的に篦棒に美味しかったようだ。

ある日、その町に1軒しかないスーパーにお買い物に行った際、「コレ食べたい」と言い出した。それが、『チャルメラ醤油味』。

娘:コレ食べたい!
私:え?チャルメラ?
娘:うん!チャルメラ!

言葉が苦手で、モノの名前を覚えるのも苦手な娘。だからお友達の家でいただいたラーメンがチャルメラとは言えなかったが、“目”でパッケージを覚えていたのだった(娘は視覚で覚えるタイプ)。

私:ラーメンならお母さんが作ってあげるよ。
娘:やだ!チャルメラ!
私:なんでよ?お母さんが作ってあげるよ。
娘:やだ!チャルメラがいい!おいしい!
私:ラーメンが食べたいんでしょ。今晩作ってあげる。
娘:やだ!チャルメラ!

その後、「チャルメラ食べたい!」「チャルメラ買って!」とお店の中で大泣きしだした娘。

知らない人が見たら、

「まあ…。チャルメラも食べさせるのが難しいお金に困っているお宅なのね。かわいそうに。」

…とか、思われるやないかい!

ということで、慌てて『チャルメラ醤油味』を購入し、そそくさとスーパーを出たのだが。

帰宅して晩御飯に『チャルメラ醤油味』を作ったのだが、「おいしい!おいしい!」と言いながら、ものすごい勢いでペロリ完食。

それからたまに、『チャルメラ醤油味』(お醤油味だけ。今でもお味噌味とか塩味とか、絶対食べない(笑))を作るようになった。…簡単だからいいけどね😅

それと同じく、どこかでカップ麺(初めは『赤いきつね』だった)を食べたら、これまた篦棒に美味しかったようで、事あるごとに『赤いきつね』をせがまれた。

まあね、たまにならね…💧

「明日はカップ麺♪」と昨晩のうちに、押し入れから『赤いきつね』をルンルン気分で取り出し、嬉しそうにリックに入れていた娘。

食品添加物、おいしいもんね…💧

親の思うことはなかなか伝わらず、親の思うようには育たないものである。

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