アメリカのソフトウェア企業のコーディング面接対策方法
ここ数ヶ月間、アメリカのソフトウェア企業で働くことに興味のある方々をインタビューしてきましたが、その中で特によく聞かれるのが「アメリカのソフトウェア企業の面接がどのようなものなのか気になる」、「日本以外の企業に応募したことがないので、初めてで不安」という質問です。確かに、技術的知識は世界で闘うプログラミング力を鍛える本 コーディング面接189問とその解法のような書籍で対策可能ですが、実際の面接は英語で行われるため、書籍だけではカバーできないことが多いのも事実です。本記事では、自習でカバーできない部分をどう準備していったらよいのか?について書いていきます。
日本には技術的にも優れているエンジニアや、英語圏の会社でも十分にやっていける英語力を持ち合わせている方もたくさんいます。しかし、これまで日本企業にしか応募したことのない方にとって、英語でコーディング面接を受けなければならないのは非常に心理的障壁が高いのが現状です。実力的には十分に通用すると考えられるのならば、そこに足りないのは単純に慣れだと言えます。
では、どうやってコーディング面接に慣れればいいのでしょうか?最も良い方法は実際に受けてみることですが、それができないから悩んでいるわけです。今回はそれ以外にできることを考えていきたいと思います。
LeetCode を medium までやる
ソフトウェアエンジニアとして給料を上げたいなら、コーディング面接を突破しなければ何も始まりません。では、何がそれの近道と言えば、LeetCode で medium までやるというのが一つの方法だと思います。「仕事で使わないアルゴリズムの勉強なんかして意味あるの?」という意見がありますが、面接対策して年収を何百万円も上げられる手段として非常に効果的ではないでしょうか。また、コードを書く上でデータ構造とアルゴリズムの知識は、普通に毎日使いますし、多いに役に立ちます。
私自身も、高専の情報工学科在籍時にこれでもかというほどデータ構造とアルゴリズムを叩き込まれました。もちろんそれだけではなく、オブジェクト指向プログラミングからシステムソフトウェア、ネットワーク… 多すぎてここで全てを書き記すことはできません。当時は同級生となぜこんなことをやらなければならないのか、ということをよくグチっていましたが、卒業後には口を揃えて「あの授業は本当にためになった」と言います。もちろん、全ての授業がそうだったとは言えませんが、実践的という意味では非常に良い授業ばかりでした。
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