『チェンソーマン』が好きすぎてオリ曲を作った話。制作の経緯と解説
皆さん、『チェンソーマン』は好きですか?
このnoteを読もうと思って開いた人の90%はチェンソーマンが好きで読み出してくれた人だと思います。
チェンソーマンを知らない層のために履修の仕方だけ書いておこうかと思います。
その1 アプリ『ジャンプ+』で初回全話無料
とんでもない名作が無料で公式から読めるなんて素晴らしすぎる。漫画が読める人間は黙って読んだほうがいい。
その2 各動画サイトでアニメも配信中
見れればどこでも良い。違法なのは無し。昔と比べて安く見放題なサービスいっぱいあるから加入したほうがいい。オススメはしらん。僕はAmazonプライムで見た。
このどっちかを抑えて好きになれればチェンソーマン好きって言って大丈夫!!
漫画だと最新話まで追えてしまうからアニメ勢だと話についていけない時が出てくるけど仕方ないね、漫画を読め。
でも好きは度合いじゃないからそれでバカにしてくるやつはぶん殴って良い。
チェンソーマンならそうする。
さて、ここまでで履修した人間だけになったはず
改めて自己紹介になりますが、僕は普段ラップをして楽曲をyoutubeとかに公開してます。
そこで去年、チェンソーマンをテーマにしたオリジナル曲を公開しました。
良かったら聴いて、というよりこのことを話すから聴きながらでも読んでもらえたら嬉しい。
あ、あと高評価とコメントとチャンネル登録もよろしくお願いします!
経緯
この曲を作ろうと思った経緯ですが、アニメ「チェンソーマン」のTVアニメ放送開始が発表された際に各話のEDテーマを歌うアーティストが毎週変わる。さらには全て新曲書き下ろし。まさにチェンソーマンによるチェンソーマンの為のチェンソーマンの曲が集まったというわけです。
世の中はお祭り騒ぎ。
みんなが好きなあのアーティストがこぞってチェンソーマンの為に新曲を書き下ろす?
しかも使われるのは1週だけ?
ロックフェスでもありえない待遇。この豪華さや派手な動きでSNS上でも盛り上がりました。
もともとチェンソーマン好きな僕はこのお祭り騒ぎに是非とも乗っかりたい。
あわよくばバズりてえ。
売れないラッパーの僕にできることはやはり曲を作ることだけ、しかもEDを担当するのは大物アーティスト達。アニメが放送開始した後では話題性で確実に負け。
ならば、アニメ放送前のHOTなタイミングである内に制作して公開するしかない。
そうして急ピッチで歌詞を書き上げ制作したのが、「Extra Super Hard / YKNK」って訳です。
歌詞解説
普通の生活で維持
出来れば十分と思う
生まれた瞬間からhard
ここから先はsuper hard
イントロ部分では、主人公デンジの「普通の生活」への渇望と境遇について説明をするパートにしてます。
言葉遊びとして
維持(Easy)
と思う(normal)←ちょっと無理がある
と、段階的に難易度設定の話を盛り込んでいます。『で維持』はデンジに聞こえなくもない? これも無理があるか。
普通の生活とデンジの出生で既に人生の難易度に開きがあるという歌詞にさらにギミックを足してます。
鳴らせエンジン Bro
突き刺せブレイジングクロウ
回れチェンソー
Extra super hard
ここでは、デンジが「チェンソーマン」として変身する瞬間を描いています。
「突き刺せブレイジングクロウ」は、デュエル・マスターズより「凶戦士・ブレイズクロー」
毎ターン攻撃しないといけないシンプルな効果が荒々しく乱暴なチェンソーマンのファイトスタイルとイメージがリンクするので採用しました。
手に持った武器(チェンソーマンは生えてるけど)で戦うといった所も共通点ですね。
チェンソーマン自体も映画のオマージュなど影響を受けたものを仄めかすようにアウトプットすることが多いので、他作品でもあえてオマージュしていこうと歌詞を書いてました。
Hook
Extra super hard
舐めた報酬はNo
想定通りのトラブル
泣いた顔が目に浮かぶ
Hook(サビ)では、シンプルなメロディにチェンソーマンのカッコ良さを詰め込んでチェンソーマン原作の要素を散りばめるように歌詞を書きました。
デンジの価値観は世間一般の常識とはズレていて本人の欲望のままに動いている為、先の展開を予想できない。予想できない事を予想できるということで「想定通りのトラブル」と繋げています。
引きなリコイルスターター
Like a Link in Legend of Zelda
マスターソード 俺ならチェンソー
抹殺MODE
貰っちゃうノーベル賞
「リコイルスターター」はデンジの胸に垂れるスターターを指し、「チェンソーマン」としての変身を象徴しています。
アニメのスターターを引っ張るシーンめちゃくちゃかっこいいよね。絵のタッチも映画で見る色調してて本当にこれTVアニメかよと思うくらい。
Like a Link in Legend of Zelda
ゼルダの伝説をストレートにオマージュ。
デンジのチェンソーがリンクにとってのマスターソードだという事を書いた。そのまんま。
ゼルダの伝説は作品によって雰囲気は違うけどエルフの森を想起するような自然とその中にある中性的な城や城下町、ハイラルの風景を思い浮かべるので主人公という共通点だけで並べて性格や舞台などの対比を行った。
ノーベル賞は「永遠の悪魔」編でパワーとデンジが行ってたやりとりと永遠の悪魔戦でのデンジの血を消耗しながら相手の血を飲んで無限に戦う戦法を引用。
多分というか絶対に二人ともノーベル賞をあんまり理解してないのも可愛い。
名誉とか興味ない
欲消してく坊主みたいに
嘘みたい それ大正解
騙されてるならもう一回
チェンソーマンでは平気で嘘つくからね。パワーが主に。それ以外もそうだけど。
名誉が興味ないのは事実っぽいけど欲を消していくって言うのは、チェンソーマン見てたら嘘だろってのはわかると思う。欲にまみれて動いてるデンジが可愛い。アニメでは細かい動作にデンジの感情が現れていて本当に丁寧に作られているなって言うのを感じる。
叩きつけろSuper Chat
次は俺の番だぞ
その次も俺の番だろ
...最高!!
恐怖も 欲も 羨望も 歓声も
全部全部全部
俺の
ファンタジー系のアニメの主題歌で、上手にカットされてそのアニメにぴったりの歌詞になってると思ったら、フル尺で聴くと2番では平気で携帯電話とか出てくる奴あるじゃないですか?
あれにちょっと憧れがあってやってみたかったんですよね。
楽曲としてのリアリティとタイアップしてる感が出ると思ってやってみました。
順番待ちとか関係なく次も次もっていう強欲さがチェンソーマンらしさでもあるよね。
Verse
悪いやつは好き
だってxxxxてもxxxxたっていい
結局は他人と関係ない奴との
他愛ない話題のタネにすらなれやしない
悪いやつは好きだぜ発言から。
誰にも文句言われないって所も結局誰にも知られずに終わることが多い裏社会の話なので話題の種にすらならない、一般には知られない戦いであることを描いてます。
運がなかったね
来世で会えたらまた遊んであげるね
お前の夢、俺の予定以下なんだって
ウケるね
チェンソーマンと出会って戦ったのが運の尽きだと言うことをアピールするライン。
チェンソーマンに食べられた悪魔はその概念ごと世界から消えると言うルールがあるので来世で会えたらというワードを掛けて皮肉として表現してます。
お前の夢、俺の予定以下はヒルの悪魔戦でのデンジの発言から。
あえて予定と言っているのはデンジが持ってるのは世界征服とか実情の分からない銃の悪魔を倒すとかでもなく、女性の胸を揉むというやろうと思えばすぐ実行が可能な目標だから。
周りから巧妙にぶら下げられたにんじんだとしても、達成すべき目標と報酬が明確な点からそのように書きました。
まとめ
チェンソーマン最高だぜ〜。
アニメは放送期間的にレゼ編は絶対にやらない確信があったのでそれまでのサムライソード編までの小ネタを中心に盛り込みました。
て言うかレゼ編の映画めっちゃ楽しみすぎない??
僕原作読んでると同じストーリーだからとアニメとか見なくなっちゃうんだけどチェンソーマンは映像も声優さんも素晴らしくてむしろどう表現してくれるのかなと楽しみになる。
そんなアニメチェンソーマンがレゼ編を? 映画で???
原作読了済みの僕は映画のエンドロールの後どんな顔してスクリーンを離れれば良いんだ!?と妄想が止まらない!
本当はレゼ編の話も曲に入れたかった。けもレゼ編はそれだけで一曲、いや何曲もできてしまうくらい深いし、曲調もいろんなものでチャレンジしたい。
だからチェンソーマン好きなラッパーを集めてコンピレーションアルバムみたいな形で配信したい。僕も発信したいし、他の人のチェンソーマン愛も聞かせてもらいたい。
ここまで喋ってまだまだやりたいことに溢れて組んだからやっぱり
チェンソーマンは最高だぜ〜
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