元港区女子と久しぶりに会った時の話

先日、久しぶりに水商売の頃の女先輩と会った。

今はお互い水商売をやめて昼のお仕事をしている。
彼女が仕事を新しく始めるというのでそのモニターとして声をかけてもらった。

水商売をやめてからもこうして声をかけてもらえることは有り難く
二つ返事で伺った。

水商売をしていた頃、女先輩はお店でも際立てて美しくスタイルも良く
物事をはっきりズバズバ言うスタイルがお客様にも好かれて私は尊敬していたし大好きだった。

その後、私が銀座へ移ってホステスを始めたので疎遠になってしまった。

会った時に少しだけプライベートな話で
「結婚したいですね~」なんて話していたので
それを覚えてくれていたのか
後日、女先輩が主催者の食事会に呼んでもらった。

食事会は
男性陣全員アラフォーうち1人は既婚者、
みんなthe港区男子、という感じのイケイケな人達で刺激的な会だった。

金銭感覚や家庭の考え方を話していても
価値観の一致する部分が全く何もなかったので
きっと一生縁はないだろうなと思い割り切って
楽しく飲んで食べて
食事会は終わり、そのうちの男性1人が私のことをなぜか気に入って下さったので連絡先を交換してお開きになった。

後日、主催者の女先輩と2人きりでご飯に誘われた。意気揚々と向かい、お酒も入りお互いの仕事の話などをしている中で
先日の食事会の話になった。

女先輩「てかさ、あの米津ちゃんと連絡先を交換した人悪いけど絶対米津ちゃんじゃなくてAちゃんを気に入ってると思ってた。
でも男って外でいくら遊んでも、家庭には素朴で口答えしなさそうな従順な子を求めるんだね〜。」

えっ?と一瞬思ったが、確かに女先輩の連れてきたAさんは美人で、振る舞いも素敵な港区男子からもモテそうな人だったので
私も「そうですね〜、わたしもAさんと連絡先を交換すると思ったので聞かれてびっくりしました。」と返した。

その後、女先輩の仕事プランなどを聞いている中で独立したい、というようなことを言っていたので
「そういえば、私の凄く仲のいい友達でパーソナルトレーナーをやっている子がいるんですけど
彼女は30代になってから独立して自分のスタジオを借りて仕事を始めたので、私は同じ独身女性として憧れるし尊敬しているんですよね」と話した。

もし女先輩が独立したいならその友達を紹介できるかな、どういう経緯でどういうやり方で独立したのかなど話ができるかな、と思って話した。

すると女先輩が「その子さ、絶対にパパいるよ。」と一言言った。

えっ?失礼すぎん?

「いやそういう考え方の子じゃないですよー!」とすぐさま否定した。

女先輩「いや絶対いる!いないわけない。
私の周りでエステとかトレーナーで独立してる子たち、どうやって生計立ててるのか聞くと結局はパパとか風俗やってる話よく聞くよ。
言わないだけだよ。じゃないと金銭的にやっていけないもん。なんでみんな隠すんだろうね?私偏見ないから聞かれたら答えればいいのに。」

え、ちょっと失礼すぎない?
私が凄く仲良い子って言ってるのになんで会ったこともない人に決めつけで話せるの?

「まぁやっててもやってなくても良いですけどね。興味もないし。」と流しても
「絶対パパいるよー」と譲らないので諦めることにした。

私も水商売を5,6年ほど続けた人間だし今いくら普通に昼職だけで生活をしていると言っても
見た目や身につけているもので、変な噂を立てられることはたまにある。
馬鹿馬鹿しいのであえて否定はしないけど。

でもやっぱりこの人失礼じゃないか?!
昔からこんな人だったっけ?それともこうなってしまったのか?
昔からズバズバ言うところが好きだったけど、
ほぼ職場でしか話さなかったから
この人の性格や本質に気づかなかっただけなのだろうか。

真相は分からないが、数年ぶりに会う女先輩は尊敬できる所がなく
もう会いたいとも思えなくなってしまった。

今縁があってそばに居てくれる人は、やっぱり価値観や気が合うから仲良くできてるんだなーと実感する刺激的な出来事だった。

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