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何のために闘うのか

シーズン終盤入ってからは、チームの台所事情がより厳しくなってきている。

何かしら怪我を抱えながらプレーしなければならなく、プレー時間に制限がかかる選手、怪我明けの選手、怪我で離脱している選手。


私も足首を痛めていて、ここ数週間腫れと痛みが引かない状態でプレーを続けています。

練習もフルでトレーニングできなかったり、休み休み、ごまかしながら、試合の日にできるだけ良い状態で迎えられるように治療を続けながら最後は気合いでピッチに立っています。

普通だったら休んだ方がいいくらいの怪我だとは思います。ただ、私は普通レベルじゃないのです。爆

プレーを続けているから腫れも引かないし、プレー中の思わぬアクシデントで悪化したりもするし、正直なところ、気持ちよくプレーすることができない状態。

それでもプレーを続けるのはなぜか?

仕事に対するリスペクト、一緒に仕事をしている人たちへのリスペクト、サポートしてくれている人たちに対するリスペクト、そして感謝。

自分に負けたくないという意思。

足がどんなに痛くても、我慢して気合いを出す。

本当は休んだ方が良い状態だとしても、出来る限りの処置をして良い状態にするために時間と労力を費やす。


そうでもして闘うのはなぜか?

Contribution:

チームのために何かしら力になりたいと言う想い(必要としてくれているが前提)がある。

何か爪痕を残して、この選手はクラブ・チームのために全力で貢献してくれたと最後に思ってくれるようなプレー、姿勢、結果で示したい。



頑張っている自分に酔いしれたいわけではない。

結果を出すために適切な努力をしたい。

ただ、1人で行う仕事ではないので、上手くいかないことの方が多いのは当然。

その中で、自分の努力というものを最大限コントロールする。

FW(1トップ)として出場したこの試合、ほとんどボールに触ることができない、守備の時間がほとんで、とにかくしんどくて気合いスイッチ入れて走った記憶しかない。

それでも自分の役割に徹する、自分の仕事を全うするという姿勢は絶対に崩さない。

誰もがやりたいと思うような役割ではないし、カッコ良い仕事ではないけれど、それでもそれをカッコよく見せるのがプロだろって言い聞かせて走る。

そうやって人をインスパイアしていって、チームにプラスのエネルギーをもたらす。それも立派な役割だぜ。


闘えなければピッチに立つ資格はない


これは私のモットーの一つ。

ゴールは決められなかったけど、このプレーでPKを獲得したけど足首はさらに悪化。でもそんなのかんけーねー!

このシーンを少し解説。

まず相手の視野を崩すために死角に入ってボールと自分を同一視できなくする瞬間を作る。

そしてそのまま相手よりやや後ろにポジショニングを取って、ニアのスペースは空けておいて、相手の後ろのスペースと右側のスペースへボールが来た
場合もシュートを狙えるようにしておく。

あとはクロスを上げる選手の動作状態を察知してどこにボールが飛んでくるか予測して反応する。

その勝負に私が勝ったので、相手は反応が遅れてボールに先に触れず私の足を蟹挟みで削るという結果に。

来たーーーーって思った2秒後にいってぇぇぇぇぇぇとなりました。
2週間前から痛めている足首をさらに持ってかれて悶絶。

痛くて30秒くらい立ち上がれず。

私も何が起こったのかさっぱりわからなかったので、とりあえず立ち上がってポジションに戻ったがどうやらその間にVARのチェックが始まっていたみたいでよかったです。



この獲得したPKを若手のバービーがきっちり決めて先制。

この日バービーは攻守にわたりいい働きをしていました!毎試合これくらいやってくれると嬉しい。笑

まぁ若いのでムラがあるのは仕方ない。

試合は終始しんどくて楽しいなんてとてもじゃないけど思えなかったし、試合終わってから足首も身体も痛いし、なんでこんなボロボロになってまで闘うのだろうという哀れな気持ちに一瞬なって、そして勝ったのによくわかんないよこの感情という感じで、泣けてきました。


必要としてくれて、労ってくれるチームメイトが側にいるから頑張れるのかもしれない。

そうやって私たちはギリギリのところで踏ん張れているのかもしれない。

シーズン残り2試合、とにかく勝ってビリを脱出するぞ!!!!!!!!!!!!


YUKI

みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。