ボール不保持時に味方と相手に影響を与える
サッカーはボールを持っていない時間が大半の時間を占めます。ボールを触るのは90分のうちにせいぜい3分くらいだろうか。それだけボールを持っていない時間が長いのであればこの時間の方がむしろ重要で、この時間に何ができるか?が、選手としての質を決めると私は考えています。
ボールを持っていない時に何を見て、何を考えているのか?その情報をもとにどのようなアクションを実行するのか?
サッカーは極めて知的なスポーツだと思っていますし、それが必要とされる高度なスポーツだと捉えています。そういったことからも、知的好奇心が刺激されるスポーツだと個人的には感じています。頭を使うからこそ面白みが増し、より知的な楽しみ方をすることができる。
では、ボールを持っていない時に何を見て、何を考え、どんなアクションを行なっているのか?を紐解いていきたいと思います。
何を見ているのか
ポジションによって見ている景色が異なりますが、ここでは私のポジション(FW)から見ていることに限定します。ですが、サッカーの原則から考えると、見ることが必要とされるものは基本的には下記の3つで、どのポジションにも共通して言えることだと思います。
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みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。