目からウロコの就活戦略〜【32歳、未経験、独学、大阪】で内定10社獲得できた理由〜
初めまして!長岡勇輝といいます。
今回は私がどの様にIT企業への転職活動を成功させたのか、その戦略を赤裸々に書いていこうと思います。
私の取った戦略は多くの人が実践していないものなので、非常に効果がありました。
転職活動を考えている方の参考になれば幸いです。
前書き
2019年4月の僕は、大阪の中小企業の食品工場の営業マンという、IT企業には縁もゆかりもない仕事をしておりました。
2019年5月にプログラミングと出会い、楽しみを覚え、IT企業への転職を志すようになりました。
ただ、転職の条件は以下のものだったので、非常に厳しい船出でした。
・年齢は32歳でもう若くない
・完全な異業種からの転職で未経験
・高額なスクールに通える程金銭的に余裕も無いので独学
・結婚をしており家族関係もあり出来れば大阪で就職したい
(東京に比べIT企業の数が1/10とも言われていて難易度が跳ね上がる)
多くの人から「現実が見えてない」「結婚をしているのだから夢ばかり見るな」とか散々言われました。
しかし結果的に僅か半年で大阪のIT企業から内定を10社も頂く事が出来ました。
ちなみにIT企業10社の業種は以下の通りです。
・自社開発企業:2社
・受託開発企業:4社
・SES企業:4社
内定を取るためにメチャクチャ勉強したのかと言うとそうでもありません。
確かに半年間は毎日欠かさず勉強しましたが、会社員であった為、平日は仕事から帰ってから2時間だけ、休日は土曜日に8時間だけ勉強するといった日々でした。
プログラミングスクールに通っている人からするとかなり少ないです。
学習にかけたコストを全て算出してみました。
以下のTweet通り、半年間でプログラミング学習にかけたトータル費用は4万円でした。
学習に対するコストは最小限に抑える事が出来ました。
この様に、就活条件が不利、学習時間が取れない、費用を抑えたいの三重苦を乗り越える為には頭を使って戦略を立てるしか方法がありませんでした。
まず私が考えた基本方針は以下です。
『就職可能な最低限の学習を意識する』
未経験者がいくら真剣にプログラミング学習をしても、現役のエンジニアからすると、「所詮素人に毛が生えた程度」という認識だと考えています。
ならば最低限の学習で就職し、業務経験を積む中で更に学習をする方が、自身の成長にとって効率が良いという考え方です。
私の考え方のベースは、技術の追求はほどほどにした、立ち回り重視の就職活動です。
実際、企業面接の際にこんな事を言われました。
「最近多くのプログラミングスクール生が応募してくるけど、長岡さんはその誰よりも努力されていると感じました」
恐らくスクール生の方が努力されていると思いますが、私の戦略が当たっている為この様になるのです。
これから私の戦略の詳細と、面接テクニックを記載していきます。
私の基本方針に批判的な方は見ない方が良いです。
また、内定を取りに行く為の戦略なので、企業様に見られると不快な思いをさせる事が想定される為、申し訳ないのですが一部有料とさせて頂きます。
自社開発企業、受託開発企業、SES企業と業態問わず多くの企業様で実際に非常に効果があった戦略です。
また、どの様なエンジニアの方でも参考になり、更に言うと異業種の方の転職活動にも大いに参考になると思います。
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【感想のご紹介】
私が記載した今回の記事は、既に非常に多くの方に購入頂き感想を頂いております。またありがたい事に内容について凄く良い評価を頂いております。
色々と感想を頂いた中から一部を掲載させて頂きます。
前置きが長くなりましたが、戦略を説明していきましょう。
第1章〜学習を始める前に戦略を考えよう〜
就職活動を行う上で最も重要な事は、しっかり戦略を立てて、その上に行動を積み上げていく事だと考えています。
よって、この戦略を考える章は非常に重要となります。
少し回りくどいと思うかもしれませんが、例を出しながら細かく説明していきましょう。
あなたはIT企業へ転職活動するにあたり、どの様な準備をすれば良いと思いますか?
IT企業へ転職したくてプログラミングを学習している方を大勢見てきました。
その多くの人はこの様に考えています。
「毎日一生懸命プログラミング学習をして技術力を高め、その技術力を認めて頂けるクオリティのポートフォリオ(Webページやアプリケーション)を作成して、それを持って転職活動しよう!」
同じ様に考えている人は多いのではないでしょうか。
この考え方に対し私は全く違う考え方を持っています。
私は元営業マンなのですが、就職活動は営業と非常に似ていると感じます。
企業は膨大なコスト(給料だけで年間350万円程支払う)をかけて応募者を採用します。
安い買い物では無いので、慎重に応募者を選考します。
あなたはそんな企業に自身をアピールして採用して貰う必要があります。
ここで一つ例を挙げてみましょう。
身近な例として、Aさんが買い物をするシーンを考えてみます。
例えば、Aさんは古くなった冷蔵庫を買い替えようと考えているとしましょう。
言うまでもなく、安い買い物ではないのでAさんは慎重に検討するでしょう。
Aさんは冷蔵庫を買い替えるにあたり、以下の事を考えているとします。
そして、Bさんは冷蔵庫の販売営業マンとします。
Aさんに自社の冷蔵庫を売りつけたいと考えています。
この時、営業マンであるBさんが行う事は以下の2点です。
・Aさんのニーズを聞き出す
・Aさんのニーズに対して、自社商品が他社商品よりもマッチしている事を示す
提案内容がAさんのニーズにマッチしていれば、Aさんは購入の意思を固める事でしょう。
営業マンであるBさんに求められる能力は、Aさんのニーズを十分に聞き出すコミュニケーション能力。そして他社商品と自社商品の違いを知っている知識量です。
この例えを転職活動に置き換えて考えていきましょう。
まず企業のニーズについて考えていきます。
企業が求める応募者とはどの様なものなのでしょうか。
それは多くの企業が募集ページで親切に教えてくれています。
私が応募した企業では以下の様に書かれていました。
約20社を確認して、重複している項目をピックアップしてみます。
■求める人物像
・アウトプットが多く、行動が早い方
・継続して学習をし続ける事ができる方
・コミュニケーション能力の高い方
・自ら考えアイデアを思いつく方
・新しい技術や、変化を恐れないマインドをお持ちの方
・受身にならず、主体的に自らの仕事を作り、取り組んでいける方
・チャレンジ精神が旺盛な方
■求める経験
・システムエンジニアとして、1年以上の実務経験
・プログラマとして、3年以上の実務経験
・HTML/CSS/JavaScriptなどのWebフロントの基礎知識
・Linux環境での開発経験
・Git を使ったチームでの開発経験
・フレームワークを使ったWebアプリケーション構築経験
あなたが希望する企業の募集ページを20社程見て、あなたが就職したい企業のニーズを確認してみて下さい。
これがあなたが就職したい企業のニーズです。
では次に売りたい商品について考えましょう。
それはもちろんあなた自身です。
徹底的に自己分析を行う様にして下さい。
・自分が楽しいと思える瞬間は何をしている時ですか?
・自分が嫌だなと思える瞬間は何をしている時ですか?
・自分が得意な事は?苦手な事は?
・仕事をしている中でどんな時にやりがいを感じる?
・1年後、3年後にはどんな自分になりたいですか?
・人生をかけてやりたい目標や夢はなんですか?
これらの自己分析をしっかりと行う事で、自分が何を大切にしているのか、自分が他の人と違っている点が見えてくると思います。
その違いこそがあなたの個性であり、就活では強みに変わってきます。
しっかりと自己分析を行いましょう!
ここまで読めば分かると思いますが、企業のニーズに対して、いかにあなたがマッチしているかを明確に示す事が出来れば、容易に採用に繋がります。
私が考える転職活動の戦略としては、企業のニーズ一つ一つに対して自身が満たしている事を一目見て分かる様に準備するという事です。
多くの人が考える『技術力がいっぱい詰まった制作物を提示する』という方法が、企業のニーズに対して多くの点で満たしていない事が分かるのではないでしょうか。
冷蔵庫の例で言うと、Aさんは4つのニーズがあるのに対して、
Bさんは「省エネ」という性能についてのみを熱烈にアピールしている様なものです。
Aさんからすると、ドアの開き方は?冷凍室の大きさは?と不明瞭な点がまだあり、判断出来ない状態に陥ります。
更に言うと、前書きでも記載した通り、多くの現役エンジニアに取って、現場経験の無い素人がどれ程頑張って学習しようが、所詮対した事は無いと見えてしまうので、技術力を精一杯アピールする事は戦略として厳しいとすら感じています。
企業側の立場で考えると分かると思うのですが、技術力は入社してから叩き込めばなんとかなると考えても、その個人の人物像は簡単に変える事は出来ません。
高い買い物であるからこそ、人物像は意外と重要視されています。
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