頂上決戦最初期緑キッドの検討
初めまして,ゆきなと申します.AIとの紙しばきゲームを取り上げられ,気が付いたら海賊になってました.
2弾環境が始まり皆さん様々なデッキを試行錯誤している最中だと思われます.前環境で猛威を振るった緑キッドですが,僕としては,現環境でも十分戦える性能をしているように感じています.
そこで,今回はそんな緑キッドに対して一緒に考察できたらなと考えております.
前環境振り返り
ここで,前環境で主に攻撃面で猛威を振るったカード達をおさらいしておきましょう.
・7キッド
毎ターンエンド時にアクティブになる効果故安全圏からの継続攻撃が可能な強烈な一枚.
攻撃という行動が最も強いゲーム性のためとりあえず出しているだけで強い化け物カードだったように思います.
・8キッド
相手の攻撃を全て吸収する8000スタッツ.
実質的なリーダーの防御性能向上効果であり他の生き物も守れるため置物として非常に強力なカードだったかと思います.
・ホーキンス
イタリア育ちはバジル呼びだそうです.オシャレですね.
主にミラーの8キッド対策として採用されていたカードです.
付与するドンのバリューを高め相手のハンドを大量に要求しながら盤面を荒らせる強力なカードでした.
裏目としてJET銃等が存在していたため,脳死置きこそできなかったもののその存在感はかなり大きかったのではないでしょうか.
・お菊
先2で置かれると嫌なカードランキング上位なこのカード.
ホーキンスと共に盤面を荒らすわブロッカー無効化だわでやりたい放題な癖にバニラスタッツのお化けですね.
終盤まで活躍する優秀なカードでした.
・ネコマムシ
上記のお菊やロビンの除去の他,フィニッシュ時のブロッカー寝かせまで多くの役割を担ってくれていたカード.
後手になった場合にマリガンの基準にもなるような重要カードでした.
・リーダーキッド
何よりもコイツが強いから緑キッドが流行ったのでしょう.
カードゲームの性質上ゲームの展開はどのようにして相手を倒すかのプランニングをして行動するものですが,このリーダーは明確にフィニッシャーとしての役割を担当できるといった他のデッキには無い魅力がありました.
今環境において継続して緑キッドを握りたい皆さんの理由にはこの魅力があるのでは無いでしょうか.
期待の新戦力
頂上決戦では新戦力として主に和の国のカードが多く収録されました.
そんな中で筆者が採用を検討しているカードを数枚紹介したいと思います.
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・おでん
強力なリーダーキッドの効果を内蔵した化け物カード.
安いうちに買っときましょう2000円未満なわけがない…
攻撃性能が高いことや倒れてお菊が出ることはもちろんなのですが,個人的には疑似8キッドとしての強さに注目しています.
場に出た10カイドウ等の強力スタッツカードは基本的にブロッカーで流すかダメージを受けることでやり過ごしリソースを管理する立ち回りが無難なように思いますが,コイツはそうはいきません.毎ターン2回強力パンチが飛んできます.野放しにできるカードじゃないんですね.つまり,他のカードよりも優先して処理しなければいけないカードな訳です.
この点において実質8キッドの役割を果たしてくれているため攻守において優秀な一枚と評価しています.
しかしながら,赤ゾロ等のアグロデッキに対してはガン無視されるケースは十分に考えられるので,どの対面で真価を発揮できるかは十分考えてプレイしていきましょう.
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・4ヤマト
バニラスタッツを持っているにもかかわらず相手の盤面を触れる訳わからんカードです.
序盤に出せばテンポをロスせずに相手にハンドを要求することができ,中盤以降はしっかり相手の軸となるカードを潰す役割を持てます.今までの緑の中盤戦力は軒並み5コストでしたが,4コストカードを採用することにより後攻でも以前よりも強い動きが期待できそうです.
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・4ゾロ
緑デッキの課題として中盤戦力のカードであったホーキンスやローがカウンター値を持っていないという部分が存在していました.
そんな課題を克服させてくれたのがこのカードです.
上記ヤマト同様に4コストなため後攻にも対応することができるようになったのは評価できるポイントに思います.
ボニーサーチ対象なのも重要で,ジャンバールと違い採用を考えられた一因になってます.
意識したい対面
デッキ作成を行うにあたって何がしたいのかを明確にするのは重要です.
全てのデッキに対して勝てるプランを構築できるのがもちろん理想ですが,
環境もまだまだ初期で未知のデッキの登場も否定できません.
今回は筆者がデッキ作成をするために意識した対面を挙げます.
・海軍
新色の黒として登場した海軍デッキです.筆者も握りたいと思っていますが高くて手を出せていません.安くなってくれ…
赤犬の登場が特に緑に対しての影響力が大きく,大型キッドが完全に裏目になってしまうケースを考慮する必要が出てきました.
反面,赤犬やコビーの効果は発動時にハンドを消費するため防御に乏しい点や,大型除去のために青雉をどうしても維持したい点を咎めるように動かされると海軍側も嫌なのではと考えています.
・青ドフラ
#8キッド被害者の会 と言えばなデッキですが,海軍の登場で8キッドが使いにくくなったため前環境よりも立ち位置は良くなったように思います.
また,バニラモリアの登場でリーダー効果で場持ちの良いキャラを配置できるようになったり,熊によってゲームの安定性が向上し順当に強化されたように感じます.
緑視点としては相変わらず8への除去力の低さを咎める形で,8キッドをサブプランとして採用するか,おでんを使っていく形になりそうです.
・赤ゾロ
注目されるであろう海軍に対しての優位から環境に一定数は常に存在すると予想します.最近は山賊がアバレているとの噂も…
緑視点では,ロビンに対してネコマムシで除去するといった動きで今まではブロッカーを仕事させることができていましたが,ビスタの登場でブロッカーを処理されながら次の攻撃を構えるといった動きには気を付けてプレイしていく必要がありそうです.前環境同様レストプレイは有効に思いますが,複数枚必要なため要求値は高くここのカバーを考えるといった点でも8キッドは一考する必要がありそうです.
・緑錦えもん
後2ヤマトでとてつもなくヤマトが高騰した原因のリーダーですね.
個人的には後2ヤマトに関しては返しでお菊によるレスト殴りもそうですが,裏目がかなり多い選択肢に思っているので強いかは疑問です.
それよりも7おでんが怖いかなと,強力打点での連打を1ターン早める先7出しが全てを削られる脅威プレイに感じます.
また,先2ヤマトもそのスタッツの高さから非常に厄介と予想します.
以上から,先攻をもらいたい対面かなと考えてます.
・緑キッド
ミラー対面ですね.相変わらず7キッドが強い対面になると予想しています.
また,前環境では意識されたホーキンスですが,ヤマトにレストされるため安全圏で威嚇することができなくなった部分は押さえておきたいですね.逆に自分が相手をレストする手段も増えているので,攻撃性能としては向上しているとも言えます.
デッキレシピ
以上を踏まえて作成したデッキレシピ及び今後の調整案を紹介していきたいと思います.
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