会話が有料化された
会話が有料化された。理由や仕組みはまだ発表されていない。とりあえず今日、わたしはいくら持って街に出ればいいのだろう?
一概に”会話”と言っても、個人利用と商業利用で料金体系が変わるのだろうか…?お店での注文と友人との会話では?
“会話”と言うからには、1往復につきいくらだよな。それを当事者間で割る?
すると、大人数での会話の方が1人の負担が安いのか?でも大人数で話してて全く発言してなくても課金されたら嫌だなぁ。
そもそも1会話いくらなんだろう?1往復100円として、朝の挨拶で『おはよう!』と言って返されるだけで1往復、それを2人で割って負担50円だとしたら1日あたり結構な金額になるよな。
50円もかけて挨拶したい相手なんて限られるから、結果的にイケメンや美人の負担が大きくなって、実質的な美男美女税といった所だろうか。
会話を売りにしているホストやキャバクラなんかはきっと、従業員の会話代は経費として店が持つだろうし、それは利用料金に上乗せされるだろうな。
客側としては、会話を楽しみに来ているのだから、多少お金が掛かっても、会話を控える事はないだろう。
するとそうか、”会話料”が売上のメインとなり、二束三文のお酒に法外な料金を課すことが無くなって、お酒は楽しめる程度に飲みながら、会話を愉しむ形態になるのかもしれない。
パフォーマンスとしてのシャンパンタワーやコールは残るにしても、ボトルを闇雲に開けてバカ騒ぎするのではなく、課金する事によりいかに聞きたい言葉を言ってもらうかのリアル恋愛ゲームのようになるのかな。
言葉はボトルと違って目に見えないから、あの子がいくら売り上げに貢献して、その結果どんな言葉を貰ったかは本人しか分からない。
指名被りの熾烈な売上貢献争いは、より陰湿なものになっていくだろうな。
美容院やタクシーのように、会話をサービスのひとつとして提供している業態はどうだろう?
そのサービス精神はありがたいけれど、正直迷惑がっている顧客も少なからず居るから、話しかけられても遠慮なく無視出来たり、追加オプションとして希望者だけが愉しむものとなるのだろうか。
コンビニの箸の要否やレジ袋有無なんかの必要最低限の会話についてはどうだろう?
指差し確認なんかで対応して、会話料を払いたくない人は声を発しないで済むような方法だろうか?
そもそも、会話とは、声を発したら成立するのか?
じゃあ手話や筆談ならセーフ?
意思の疎通という意味では、『箸いりません。袋あります。ポイントカードありません。』って書いたTシャツを着てるだけで意思疎通は出来てしまうから、それを然るべき場所で見られたら会話となる?
いや、ならんよな。
とりあえず、無駄な会話は避けるとして、あとは道端でばったり知り合いに会わなければ……
あれ?もしかしてお金いらない???
ぼっちも捨てたもんじゃないな……
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