時には、胸の内を書いてみる。
かれこれ、四半世紀ほど介護に携わっている。
自分の年齢を考えると恐ろしくもなる…。
当たり前の事ではあるのだが
訪問介護で言えば、20代で仕事をしていた頃は
「若いのに料理もできてすごいね」
「車の運転上手いね」
等、微笑ましく見て頂いていた面が大きいが
今となっては
料理は主婦歴も長くなったので、短時間でできて当たり前。
車の運転だって、ベテランすぎるので今更凡ミスな事故はないだろう。
職員や上司に至っては
元管理者だから、変な責任逃れはしないだろう。誠実に対応するはず。
等、いわゆる『即戦力』という一言で片付けられてしまうと悲しい面もあるが、だからこそ重宝されると感じているし、前向きにもなれる。
で、あるが故に
想定する事も『目の前の事』だけではなく
『2つ先、3つ先』を考えなければならない。
経験値と年齢で、それを考える事ができるスキルであろうという事。
いかに地頭を使えるか、さりげなく発揮できるか、だと思っている。
そのプレッシャーは、感じなければ気にしなければいいのかも知れないが…。
全く何が来ても動じない、平気キャラだが
内心は常にプレッシャーと闘っている小心者。
凹むと結構引きずる。
曲がった事が嫌いな、正義感強いだけの変人。
理不尽な事に対抗できるよう、自分なりに経験を積み、勉強し、論破出来る様にしてきた。
ただ、仕事しすぎて視野が狭くなり、心身共にボロボロになってしまう傾向があるので、今はセルフバランスのコントロール訓練中。
利用者とは、コミュニケーション抜群なのにも関わらず、プライベートでは、気軽に誘える友人も居ないコミュ障。
元々学生の頃から、群れる事も好きではない。
女子特有のグループも入り込まない。
管理者の頃には、更に徹底されていき、基本的に特定の人とは群れないと決めていた。
もし、関わるとすれば、上司か同期の信頼のおける人間のみ。
特に同僚や部下とは一定以上の関係は持たない。
相手のプライベート等の余計な知識も、持たない事を徹底していた。
仲良しだから贔屓をしていると思われたくない事、情に脆いので忖度を要求されると、どうにも断れる自信がなく、結果として公平性を欠くだろうと思うからだ。
現在の職場でも、表面上フレンドリーにはしているが、仮に飲みに行こうと言われると、警戒して2、3歩下がってしまうだろう。
基本的に、人間不信の塊。人見知り。
それでも、人が好き。
介護を含め、サービス業ばかりに携わって来た。
介護ではぐるっと様々な職種を経て、やった事が無い職種と言えば、老健の入所関係とグループホームくらいになった。
もう少し年齢が上がれば、グループホームで働いてみたいとも感じているが、どのような形でもいいので、なるべく認知症の人と、ずっと関わっていたいと思う。
しばらくは、訪問介護で地頭を鍛えながら、資格を取得して、次のステージを考えて行こう。