見出し画像

起業で最も大事な【ブランディング】

※総文字数:3,447文字

いきなりですが、あなたはブランディングについて、説明出来ますか?
説明が出来ないのであれば、かなり苦しい起業になると思います。
起業する上で最も大事なスキルは「ブランディング」と言っても過言ではない。
今回は「ブランディング」について解説していきたいと思います。

結論、ブランディング力がなければ、必ず大手企業に負けます。

ですので、起業する前に、ブランディング力を身に付ける事が必要です。

では解説します。
その前に簡単に自己紹介!
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
▪27歳までニートで、親のスネをかじっていた最悪なやつ
▪️現在業界最大手携帯ショップ店長
▪東海4県ほぼNo.1継続
▪️中国語話せる
▪4人家族、現在学びながら起業準備中
▪起業理由はシンプルで、国、会社が守ってくれないから
▪Instagramでも発信
▪Instagramアカウント→yukimine1021
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

いきなりですが、あなたが起業して、商品を売りたいとしましょう。
であれば、商品を売るな!!


・・・・・・???????
ん?どうした?

待って下さい。笑
本気で言っています。
商品を売りたければ、商品を売るな!
頭の上の「?』は僕にも見えていますw
最後まで読んで頂ければ意味が分かりますので、最後までお付き合いください。

▪️ブランディングスキル

大手企業には必ずブランディング担当がいます。
企業によっては部署も存在ます。
ですが、ブランディングを勘違いしている企業は少なくない。
例えばマーケティング部の中にブランディングの部署があったりします。

まずはそれぞれの意味を簡単にお伝えします。

・マーケティングとは
あなたから、特定の人に対して好きですと伝える行為です。

・アドバタイジングとは
あなたから、不特定多数の人に対して好きですと伝える行為です。

・PRとは
あなたからではなく、第三者を通して、特定の人に好きですと伝える行為です。

・ブランディングとは
相手からあなたのことが好きだよと言われる行為です。

相手から告白されるので、同じ意味なので、まさに最強のスキルです。
なので、ブランディングがあれば、マーケティング、アドバタイジング、PRは不要です。

起業に置き換えましょう!
何か商品を売るためには、「この商品いいですよ」と相手にアピールする必要があります。
このアピールは広告と同じです。
そう、莫大な費用が発生します。
このブログをご覧になっている方は資産家の可能性が極めて低いと思いますので、広告に莫大な費用をかけれません。

例えば清潔感がなく、髪もボサボサの人から、あなたが好きですと言われても全く興味が湧かないと思います。
でも、清潔感があり、髪もきちんと整っていて、しかも超イケメンの人に、あなたが好きですと言われたら、百発百中です!
これがブランディングです。


▪️4つのブランディングの種類

・コーポレートブランディング(どう繋がるかのブランディング)
主にホームページ、企業ロゴ、パンフレット、代表者、提携先、資本金、法務があります。

・プロダクトブランディング(何を売るかのブランディング)
主に価格、材料、パッケージ、雰囲気、デザイン、希少性、認可、資格、効果があります。

・マーケティングブランディング(どう広めるかのブランディング)
主にチャネル、ターゲット、メディア、口コミ、SNS、キャッチコピー、ストーリーがあります。

・セールスブランディング(どう売るかのブランディング)
主に販売方法、提携先選定、顧客選定、資料があります。

▪️ブランディングがない企業の末路

起業してから5年後の生存率は約40%です。
※経済産業省データ引用
5年後は約60%の企業は倒産しています。
理由はほとんど資金不足です。

資金不足になった理由はブランディングの差と言われています。

ブランディングがないと負のスパイラルにハマります。

負のスパイラルとは
競合他社と価格競争→サービス競争→自社コスト削減→利益率低下→コスト削減→PR削減→シェア低下!

このようにブランディングがないと、A社の商品とB社の商品が同じ(もしくは類似品)で、単純に価格を比較されます。
必ず価格競争になります。
これ以上価格を下げれないラインになれば、サービスで勝負になります。
あとは自社コスト削減により、利益率が低下し、更なるコストカットを実施。
こうなれば広告費もあまり掛けれなくなり、どんどんシェアは低下。
ブランディングがないと、このような負のスパイラルに陥ります。

負のスパイラルを避けるためにはコーポレートブランディングが重要になります。
競合は把握することは大事ですが、競合は作らない。

例えばGoogleの収益の内訳は広告による収入はなんと90%です。
ですがGoogleは広告会社ではないと断言しています。

仮にGoogleが自社のことを広告会社と断言すれば、同じ広告会社との比較が始まります。
そうなれば上記で解説した負のスパイラルが始まります。
だから、Googleは広告会社ではありますが、広告会社ではないのです!

▪️いきなり質問

あなたはカフェA店のオーナーです。
下記の条件の場合、あなたの店舗でカフェラテをいくらで売るべきでしょうか?

現状把握:カフェA店でカフェラテを販売しようと考えています。
数値事実:100人対象のデプス調査の結果500円であれば全員カフェラテを頼む。
数値事実②:1,500円は全員高すぎて誰も頼まないとの結果でした。
数値事実③:1杯のカフェラテを提供できるにに、人件費、仕入れ単価などで全て含むと300円の費用がかかる。

どうですか?



多くの人が1杯500円に設定するのではないでしょうか?
500円に設定した人は非常に危険です!!

ほとんどの経営者は「みんなが購入する価格」を販売価格に設定する。
これがそもそも間違っています。

一度原点に戻りましょう!
事業をする上で最も大事なことは、なんでしょうか?
販売数を増やして、売上を伸ばすことでしょうか?
最も大事なことは「どれだけ利益を残せたか」です。
いくら売上を増やしても、経費、コストも比例したら意味がありません。

先程のカフェラテに戻りましょう!
仮に1,000円にした場合、購入者が100名から50名に減ったとしよう!
売上 50名×1,000円(1杯)=50,000円、コスト 50名×300円(コスト)=15,000円、残る利益は35,000円です。

1杯のカフェラテが500円も見てみましょう!
売上 100名×500円(1杯)=50,000円、コスト 100名×300円(コスト)=30,000円円、残る利益は20,000円です。

いかがですか?
1杯のカフェラテが500円の方が利益が少なく、且つ忙しくなります。

このように、みんなが購入しやすい価格が、適正な価格ではありません。
ビジネスの醍醐味は1杯500円のカフェラテをどうやって、1杯1,000円で購入して貰るか?にあります!

1杯1,000円にする為に、お店の雰囲気、スタッフの身だしなみ、話し方、運び方や見せ方等の工夫をすれば、1,000円に出来る可能性がでてきます。
付加価値を付けることで、価格勝負にならなく、差別化ができます。

▪付加価値

マクドナルドのコーヒーは100、とスターバックスのコーヒーは500円です。
どちらもコーヒーですが、価格差は5倍です。
差はなんでしょうか?

マクドナルドは回転率に注力しています。
一方、スターバックスは空間に注力しています。
席の間隔やゆったりとした雰囲気、オシャレな家具、これが付加価値であります。

▪YAMAHAのピアノ戦略

ピアノは数十万から数百万と実に幅が広く、高価であります。
YAMAHAはピアノを沢山販売したい。
だから、ピアノを売ろうとすると、売れません。
冒頭で説明したように、「〇〇を売りたければ、〇〇を売るな!」です。
YAMAHAはピアノ教室で集客をして、ピアノを習わせる。
こうすることで、お客様から「ピアノ欲しい」となります。

これがYAMAHAのブランディングです!
ピアノを売りたいけど、ピアノを売らずに、教室を売っています。

面白いですよね?
ビジネスは奥が深い!
あなたはどんなブランディングをしますか?
ぜひ一度真剣に考えて見て下さい。
ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!