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【浦ラジ #433】想いが詰まりまくった”伊波語録”連発。【伊波さんゲスト回】

マジで待ってた。この日を心待ちにしてた。
ゲスト、伊波杏樹さん。
浦ラジはたまに聴く程度だったけど、イチいな民としては聞き逃す訳にはいかなかった。

どんちゃん騒ぎあり、しんみりもありの「わいわいわい」JMA放送局。およそ3年ぶりにリーダー・伊波杏樹さんの降臨。
伊波さんから見れば比較的くだけた態度で居られる3人の前で、オープニングトークから「友達感覚で喋り出す」。

わかるかブラザー。アッパレ聴いてたら分かるが伊波杏樹さんは基本”おもしれー女”だ。

言葉の魔法を駆使するが如く、挨拶では誰もが納得して心に沁みる言葉を紡ぎ、彼女の中で想っていることは大概彼女の中で言語化されている。
言わば「天才」の部類と言っても差し支えはなさそうだし、彼女が真面目に語っていれば感涙必至になるのは間違いないんだろうが、そんな伊波さんはお笑いが大好き。
リアクション◎。エピソードトーク◎。ツッコミ◎。音圧◎。
今回の収録は結構エモーショナルな路線だったものの、要所要所で笑いが生まれる部分ではこの4人の相性の良さを垣間見ることが出来た。


①レコーディングで泣いた話。

早速話題は、「永久hours」のレコーディングのエピソードに。
伊波さんがゲストということで、やはり話題は落ちサビのところ。

夢を追いかけた 夢を追いかけた
君との時間が愛しい 愛しい

抱きしめて離さないよ

永久hours - Aqours 作詞:畑亜貴

この部分、伊波さんは確かに泣いてたことが今回判明。
レコーディングでの涙もそのまま音源として残すのも愛だよな…と想いつつ、レコーディングめちゃくちゃ大変だったんだろうな…とも想い。

伊波さん「めちゃくちゃいい曲だしさ、めちゃくちゃいい歌詞じゃない?当たり前にそばにあったかのような懐かしさもある『永久hours』って楽曲な気がして。」
伊波さん「私……めっちゃ泣いちゃって歌えなくって!」
きゃんさん「うわ〜〜〜〜泣」
ふりさん「レコーディングの時?」
伊波さん「そう!」

当時の伊波さん『あ……ちょっと待って……やばいかも!』
 
伊波さん「って言って一回(レコーディング)止めちゃったんだよね(笑)」
伊波さん「最初貰った時は……『こう明るくいくんだ!』って思って。」
ふりさん・朱夏ちゃん「わかるわかる笑」
伊波さん「じゃあ大丈夫だな!と思っていざ入ったら……」
伊波さん『これラストレコーディングかぁ。』
朱夏ちゃん「これさ!ディレクターの!人のぉ!」
きゃんさん「そうなの!」
ふりさん『なんかこれで最後だね(ボソッ)(ディレクターの人のマネ)』
きゃんさん・伊波さん「言ったよね笑」
ふりさん『写真撮ろう。これで最後だから(ディレクターの人のマネ)』
伊波さん「そんなこと言うなよー!みたいな笑」

伊波さん「ラストかぁ。ホントのホントに最後かぁ。みたいな気持ちに余計になっちゃって。」
伊波さん「ほんで、『ちょっとラフで歌いましょー』みたいな感じで歌い出したら」
 
伊波さん『やばい!ちょっと無理!!』
伊波さん『ごめんなさい、ちょっと厳しい!』
 
伊波さん「とか言って一回止めちゃって。めっちゃ泣いちゃって。なんか『思ってた感じと違ったな』と思って。」

Aqoursのレコーディングはこれで最後。スタッフさんと和気藹々とレコーディングする時間もこれで最後。
マイクの前で「自分らしく、千歌ちゃんらしく」表現に徹してきた何気ない時間がこの瞬間を持って終わる。

会話の中ででてきた記念写真撮ろうとしたディレクターさん、ひょっとして音響監督の長崎さんじゃ……?!
伊波さんもインタビューの中で長崎さんの名前を出すほど、彼女らの演技や歌を影から支え続けてきた人。
―――――― そりゃあ泣いちまうよな。

ふりさん「明るい歌だからこそね」
伊波さん「そうそう。結構何人か泣いちゃってた話も私聞いてたんで」
きゃんさん「私めっちゃ我慢してた記憶ある」
伊波さん「我慢した?震えなかった?声」
きゃんさん「あんまり意識しないようにして……笑」
伊波さん「笑」

―――――― 声震えてたって、これ、間違いなく落ちサビのところだ。

レコーディングに泣いてしまったのは、何も伊波さんに限った話でもなかった。
泣いたその複数人、というのも凡そ想像できてしまうけど、意外にもおすわさん泣いてたりしてたんかな……と思ってみたり。

伊波さんは年を追うにつれて自分に正直になれてるところあるよな、と思う一方で、きゃんさんはこの時どっちかというと割と大人な感じで受け止められてたんだな、とも思った。
物事の受け止め方にも千差満別あるのもAqoursらしいよな。


②もう一曲泣きそうになった話。

Q. ちなみに、Aqours関連のREC.で泣いたことは他にもある?
 
4人「えぇ〜〜??」
伊波さん「なんか私1個あった気がする」
伊波さん「あのー、桜の曲……」
ふりさん「SAKURA-saku KOKORO-saku
伊波さん「それ!」
朱夏ちゃん・きゃんさん「あぁーーー」
朱夏ちゃん「最近の曲だあ」
きゃんさん「Deep BlueのC/W……」
伊波さん「C/Wかなあ。あの曲結構こらえたかも。」
3人「おぉー」
伊波さん「やっぱ、想い人というか……対象をすごい意識したので。結構チカちゃん的にはグッとくることが多くて、泣きそうになったのをこらえながら歌ったかな!」
3人「あぁー」
ふりさん「あそこらへんちょっとさあ……エモ続きというかさー、持ってかれるなぁみたいな時期だったじゃない?レコーディング時期とか」

―――――― 出たわね、名作。幻日のヨハネの曲のはずなのに、「Aqoursのこれまでとこれから」を克明に表現した曲。

幻日のヨハネの楽曲も含めた、彼女達の紡いできた歌の歴史の流れの中で、2022年~2024年にかけては「想いの乗り方」がバケモノじみていたのは、諸兄もご存知の通りであろう。

「なんどだって約束!」、「GEMSTONE “DE-A-I”」、「キミノタメボクノタメ」、「BLOOM OF COLORS」、「僕らの海でまた会おう」 ―――――― と辿ってきたエモ曲の系譜。
Aqoursとして歩んできた年月の長さから来たのだろうか、乗せられている文脈の濃密さはドリカラ以降段違いに強まってる。
……それがふりさんの言ってた「エモ曲ラッシュ」の根源なんだろうと思う。


③例の”安田屋旅館名物”の話。

話は永久hoursのPVの撮影秘話に移る。
伊波さんゲストということで、安田屋旅館での撮影秘話について深堀り。

(メールのこんこんゆきみかんの写真を見て)
きゃんさん「これがこんこんゆきみかんなの?」
伊波さん「そうそうそう!かき氷なんだけど、ふわふわでおいしいんだよぉ」
朱夏ちゃん「へぇ、食べたことあるんだ」
伊波さん「(こんこんゆきみかん)出す前、『このかき氷作るんだよねぇ』ってお父さん(支配人さん)が言うから、『へえ、いいねぇ〜』ってさ」
ふりさん「試作段階で?」
伊波さん「そうそうそう」
きゃんさん「ホントに旅館の娘じゃん!笑」
伊波さん「行ったらたまたま食べさせてくれて。『え、うまい!美味しい!いいねこれ!』ってしたら」
 
お父さん『杏ちゃんさあ、名前とかさー、ないの?』
伊波さん『おおん、じゃあ付けよう』
 
伊波さん「ってその場でつけて」
3人「えぇー?!」
伊波さん「ホントにそうなっちゃって……『マジ?!』って感じ」
朱夏ちゃん「え、すごーい!」
きゃんさん「命名までしてたんだあ」
ふりさん「初出しじゃない?でも、言ってんのかな?」
伊波さん「わかんない、お父さんが言ってんじゃない?笑」
伊波さん「お父さんが……言って触れ回ってたら多分そう笑」
朱夏ちゃん「ウチら的には初出しだから笑」

こちら実物になります🍧
2022年7月9日。第1回の地元愛まつりに出れない
代わりにVTR出演して、そのロケの日がその日。

―――――― 確かに、支配人のお父さんがデカデカと宣伝してたわな。というよりも、伊波さん自身もラウンジに「本日命名!」とサインとともに書いてたんだもん。安田屋旅館に来て、実際にこんこんゆきみかん食べた人ならこのサイン色紙見てるはずだろうし、それに付随して命名エピソードの雰囲気感もここに来た時に感じ取れているはず。少なくとも私はそうだった。
会話の内容からしてもテンションからしても完全に「父と子」。そしたら”娘”が命名してくれたのを嬉々として、お父さんはノボリまで作って。こういう親バカエピソード、本当に心温まる。


④永久hoursのPVのここだけの秘話。

Q. PV撮影どうだった?
 
伊波さん「お母さん(女将さん)が協力してくれて笑」
朱夏ちゃん「マジ娘みたい」
伊波さん「これさーめちゃくちゃおもろかったんだよね。監督とかがー……」
 
監督『じゃあ座布団持って……右左に……揺れてください!』
伊波さん『どういうこと??』
 
3人「笑笑笑」
ふりさん「指示が……笑」
伊波さん「お母さんも『えぇ、なにこれ?』って笑」
朱夏ちゃん「そりゃそうよ笑」
 
監督『おっとおっとおっと〜、はい右〜!はい左〜!』
 
伊波さん「ってやりながら。そしたら本当にバランス取れなくなっちゃって笑」
伊波さん「んでお母さんが支えてくれてるっていうめっちゃリアルな映像に仕上がりまして」

無茶振りに「なにこれ?」ってなってるお母さん(女将さん)かわいい。

―――――― 実は中井、松月のお母さんから更なる裏話を聞いたんです。安田屋旅館のこのシーンにまつわる話を。

実は、MVにお父さんも出る気満々だったらしく、堂々と撮影現場に行ったら「お父さん出番無しです」と監督に言われたっぽくて。
伊波さんとお母さんで座布団抱えてわちゃわちゃやってる間に、お父さんめっちゃ凹んでました。

それでもラジオでお父さんお母さん両方の名前を出してエピソードを語ってくれる伊波さんの懐の深さ。
実の親子のように振舞ってるのが本当に良い。


⑤伊波さんの”初顔合わせメモ”公開!?

前回・第432回では、伊波さんの「初顔合わせの時のメモ」の存在がありちゃんから明かされた。とんでもない貴重資料の存在にTLはとてつもなくザワついていたし、その直後の回が丁度伊波さんのゲスト回。
さて、伊波さんのメモは登場するのか……?

きゃんさん「ここで、メモを公開していただく……」
伊波さん「やめてよもう〜笑 言ったら持ってきたよ〜笑」
きゃんさん・朱夏ちゃん「言えばよかった〜!!」
伊波さん「なんかめっちゃ書いてたよね?多分」
朱夏ちゃん「書いてた書いてた」
伊波さん「元々凄いメモ癖があって。覚えらんない!キャパ超えちゃう!と思って。誕生日とか」
伊波さん「当たり前にバッグに入ってたから、誕生日とか……」
ふりさん「あー、あの時そう言ってたかも」
きゃんさん「血液型とか?」
伊波さん「とかじゃないかな〜多分」
きゃんさん「好きな食べ物とかでしょ?」
伊波さん「書いてたんだと思う。なんか、やったじゃん!みんなで。小学校の初めみたいなさ……ホームルームみたいな」
ふりさん「そうね」
伊波さん「……を書いてたんだと思うんだけど、全然覚えてないなぁ」

―――――― そもそも公開厳禁の極秘のメモかな?と思ってたのに、意外にも伊波さんの方から内容について触れ出した。
極々最初の時から伊波さんはリーダーの務めを果たそうと、必死にメンバーのプロフィールを書き留めていたのだ。
特に”その時思ったメンバーへの印象”とかが書いてあった訳ではなく、極々基本的な情報だけを書いていたと伊波さんは語っている。

今でも伊波さんの自室の片隅にあのメモが眠っているのであれば、GWのAqoursの展覧会にひょっとして……?


⑥初期の頃、各々が全く畑が違ってた話。

伊波さん「今だとさ、こないだどこどこのお仕事で、この現場で……ていうのがあるけど、全く(他で会う事ない)じゃん。」
朱夏ちゃん「マジで知らないしね」
伊波さん「みんな畑も違うし、やってきた経験も違うから……なんかそこをすごい思ってた。みんな違う場所で、それぞれだったからこそ出会いはそこが初めてで。ゼロからで。ていうのを凄く思ってたなあって思うし、不安ていうよりかは……緊張してたと思う!」
ふりさん「確かに……9人並んでさ笑」
\ボトッゴロゴロ……/
伊波さん「笑笑笑」
きゃんさん「なんか落ちたwww」
朱夏ちゃん「なんか落ちたけど……まあまあまあいいでしょうwww」
ふりさん「私も普通になんか……テーブルにさ、面接じゃないけどさ(9人並んで)、あんな空間は普通に緊張するなって」
朱夏ちゃん「みんな緊張してたんじゃない?」
きゃんさん「緊張してたよねぇ〜」
伊波さん「まだ、オーディションが地続きな感じがすごいした」
朱夏ちゃん「あーでもー……すごいわかる」
きゃんさん「しかもさ、なんかカメラ撮られてたのも!すごい緊張した!何撮ってんだあれ!」
伊波さん「今だから言える。ちょっと嫌だった!笑笑」

伊波さんやありちゃんみたいに役者から始めた人もいれば、にゃーちゃんやきんちゃんみたいにアニソン歌手目指してる人もいて。
ダンスのスキルや歌の上手さ、そして演技の上手さのステータスはみんなバラバラで、それぞれ個性強めな特技を持ってたりしてる。

かといってお互い警戒心持ってたりとかいうのは無くて、むしろ周りの大人たちによって異様な緊張感が漂っていたという。初めての遭遇する大人だらけの空間って、ありもしない閉塞感で苦しくなってしまうのはあるあるかも。
結成当初できゃんさんとふりさんは21歳、伊波さんと朱夏ちゃんに至っては18歳。
いやはや、この齢にしてこういう状況下で「リーダーらしい振る舞い方」を模索してた伊波さん凄すぎだな……。


Q. 緊張がなくなった瞬間っていつ?
 
ふりさん「でも、空間が緊張してただけで、みんな一人一人とはそんなに」
きゃんさん「なんか次会った時ぐらいからか、みんなカラオケ行ったりご飯行ったり」
朱夏ちゃん「みんな行ってたから」
きゃんさん「そんなに緊張は……。連絡も取ってたしね」
伊波さん「私たちより上の(年齢の)みんなが、そういうのを計画してくれてたのがありがたいな、とは思ってた。」
朱夏ちゃん「あー、確かにそうかも」
伊波さん「なんか、自分からは言えないタイプだったから余計に。みんな凄い行動とってくれて凄い助かるよなって思ってた」

きゃんさん「でもさ、初期の頃さ、みんなでグループLINEで『お絵描きタイム』みたいなのあってさ。みんなでお絵描きして、それを(グループの)アイコンにしたりしてなかった?」
伊波さん「全っ然覚えてない!」
ふりさん「今それにゃーちゃんだからなあ」
4人「wwwwww」
きゃんさん「アイコンって自分たちの自分たちの!」
ふりさん「え、自分たちの!?」
きゃんさん「誰かが『味のある絵』を描いて、なんかそれをスマホかなんかで指で描いて……」
伊波さん「マジ!?」
きゃんさん「でも……今消えちゃってるかも」
伊波さん「だとしたら凄いグループ始まりだねぇ」
朱夏ちゃん「でも味のある絵だとかなこぐらいしか……」
ふりさん「かなこぐらいしか思いつかない」
伊波さん「wwwwww」

話は出会った当初どんな遊びをしてたかに移り、Aqoursの中でも年長者側だった逢田さんやきゃんさん、きんちゃん等を中心に動いていたと明かした。
当時未成年が3人もいたため、食事会をするにもある程度の制約がかかっていただろうし、こういう独特な遊びが編み出されていったのだろうと思う。

きんちゃんの描いた『独特の絵』って……。
皆さんご存知の逢田さんでもなく、最近とんでもないのがお披露目されたにゃーちゃんでもなく、きんちゃんの絵でみんな笑ってたの、すごく気になるな……。

まさか今でもAqoursのLINEグループのアイコンがにゃーちゃんになってたとは……ね。笑


⑦何度も立ったベルーナドームの想い出話。

 
我らがホーム・ベルーナドームについての話。
あれはドームに見えてドームではない、よもやドームではありえないことが起きまくることで有名だが、Aqoursもかつてはその洗礼を浴びてきたというが……?

朱夏ちゃん「(6月でも)夜ぐらいなると寒いんじゃない……?」
ふりさん「ねーねーねー」
きゃんさん「虫とかは……」
朱夏ちゃん「虫いるっしょ〜」
伊波さん「虫は……いますよ。(ベルーナドームの)ファンのひとりなんでね!」
朱夏ちゃん「めっちゃ近い笑笑 最前(概念)だから」
伊波さん「最前(概念)なんでね」
きゃんさん「最前管理されてた(お方)」
朱夏ちゃん「でも(虫)付くの嫌なんだよな〜あれ」
きゃんさん「そうなんだよね〜。朱夏ねぇ、よく付いてたんだよね」
朱夏ちゃん「2ndライブの時に付いちゃってさ〜」
きゃんさん「でも花柄だったからじゃない?なんか、分かんないけど笑」
朱夏ちゃん「え、それでやってきたの?笑 嫌なんだけど〜笑」
伊波さん「1番嫌なのが『ちょっと踏んじゃうかも!』みたいな位置嫌だよね!バミリの位置に居るとかね」
 
伊波さん『3番……あぁ〜そこやだ!』
 
朱夏ちゃん「踊ってる時にさ、床見るとさちょっと居るよね!」
伊波さん「歩いて移動すんのよ!めっちゃやだよね」
きゃんさん「番号見るからね。見ない訳にはいかないしね」
伊波さん「番号見るか虫見るか、みたいになっちゃうから笑」
4人「wwwwww」

埼玉出身……ていうか、今でも埼玉の実家から東京に通う生活をしている伊波さん。多分どっかで1番ベルーナドームに近いAqoursメンバーは伊波さんって言ってたはず。
Aqoursのライブでもそうだし、始球式でも伊波さんはベルーナドームに現れて。
Aqoursメンバーの中でも、ベルーナドームを特に知り尽くしている伊波さんにとっても「一番の悩み」が虫。

ライブパフォーマンスではバミリテープが生命線になるだけに、そこに虫がいたら絶叫したくなるでしょうよ。
でも今となってはいい思い出になってるのも、「そんなバカな?!」みたいな状況を楽しめるメンタリティが、Aqoursにはあったのだろうと思う。


⑧今度何に乗って歌う……??

 
その直後、話題はベルーナドームでも沢山登場した「Aqoursが乗ってきた乗り物(舞台装置)」の話に。
2ndでは機関車、4thでは船。さて、Finaleでは……?

伊波さん「あったじゃん!みんなで乗ってとかさ」
ふりさん「結構色んなもの乗ってるんだよね」
きゃんさん「船とかね!」
伊波さん「ポエポエもそうだし」
伊波さん「でもミラチケの船はやっぱよかったじゃん!めっちゃ。なんか……どうなるんだろうね!そういうのも含めてさ」
ふりさん「演出というかね」
伊波さん「私たちも全然わかんないんで。まだね、現段階では」
きゃんさん「気球乗るってのは……?」
朱夏ちゃん「うわ、乗りてぇ〜」
きゃんさん「なんか昔言ってた」
朱夏ちゃん「言ってたよね」
伊波さん「え、乗りたい!」
きゃんさん「なんか気球やろうよ!みたいな話が」
伊波さん「やりたい!……それか、(ワイヤーで)飛びたい!」
朱夏ちゃん「あー、飛ぶのもさ!よく言ってたよね」
伊波さん「ずっと言ってるけどさ、フライングめっちゃやりたいんだよね!」
きゃんさん「ありちゃんやりたがってたからなあ〜」
朱夏ちゃん「たしかに。言ってたもんね」
きゃんさん「ふりさんも……いいすか」
ふりさん「あーしもフライング!?」
4人「wwwwww」
ふりさん「なんかあーし何も言ってないんだけど笑 なんならこう、隅で話聞いてたんだけど笑笑」
朱夏ちゃん「多分ふり無理だと思う笑」
4人「wwwwww」

伊波さん「今こんなこと言って、『飛びたい!』とか言ってるけどさ、実際飛べる心情じゃない笑」
きゃんさん「『なんで飛びたいって言ったんだよぉ〜!!』って笑笑」
 
飛んでる伊波さん『みんなの顔全然見えないよ!!』
 
きゃんさん「ダメじゃねえかwww」

完全にこれ⬆ですやん。

伊波さん、これをやろうとしとるのか。あまりにも”𝐁𝐫𝐚𝐯𝐞𝐡𝐞𝐚𝐫𝐭”すぎません??
しかも、これをやりたいと言ってるのが伊波さんとありちゃん。キレーに役者コンビだけ「やりたい!」って言ってる。

そして流れるようにふりさんに無茶振りが飛んでくる。これか。これがわいわいわいのノリというものなのか(よくない)
いやでも高所恐怖症の人にわざわざやらすものでもないし、運動神経の関係で向き不向きもあるだろう。それでも朱夏ちゃんがすかさず「(花道を)自転車で走るのはできそうじゃない?」ってフォローを入れてたのはメンバーのことを熟知してたからこそだろう。

それと、伊波さんが「観客席のみんなの顔を見ながら歌う」というものに凄いこだわりを見せていることがわかったのも嬉しかった。
いざワイヤーでフライングすると一人一人のリアクションを見ることが極めて難しくなり、よくよく考えて「これはダメかも」と考えたのかもしれない。ソロ活動でも「一人一人の顔を見る」ことに並々ならぬこだわりを見せる伊波さんらしい回答だった。

―――――― きっとFinaleでは、9人揃って納得出来ているような答えが導き出せてるはず。


⑨Aqoursの伊波杏樹=”頼もしい女”


伊波さんがゲストならば、「周りから見た”Aqoursのリーダー・伊波杏樹像”」に触れざるを得ないのだろう。投稿主さん、ナイスすぎる。
これから伊波杏樹さんの語る「リーダー論」には、『Aqoursとしてどうあるべきか』『リーダーとメンバーでどういう力関係であるべきか』が深く考えられているので、以下永久保存版。

Q. わいわいわいの3人から見た「Aqoursの伊波杏樹」のイメージは?
 
伊波さん「げへっ……やば!笑」
朱夏ちゃん「えー、Aqoursの伊波杏樹?」
伊波さん「すごい嫌じゃん!笑」
きゃんさん・朱夏ちゃん「笑笑」
きゃんさん「えー、でもみんな一緒な気がするけどね?普通に(メンバーの)みんなと」
朱夏ちゃん「Aqoursといったら……」
きゃんさん「もう、リーダーですよ。皆を引っ張ってくれる……『頼もしい女』ですよ」
伊波さん「www  女て笑」
ふりさん「そうだねー、その印象。私たち裏の人からすると『ちょっと抜けてる部分』とかがあるってのは……」
きゃんさん「それは『Aqoursの伊波杏樹』じゃないもんね」
伊波さん「www  ……本体?!」
きゃんさん「本体。本質はそこ。」
ふりさん「……まあ皆さんの持ってる印象のままか」

外部からの評価として第一に挙がる「頼もしすぎる背中」。
これはキャスト陣からしてもリスナーからしても解釈は全く同じだった。

後述はするものの、伊波さんの考えるリーダー論としては「自分が前に立つのではない、9人それぞれが輝いていける場所を作ってあげる」というもの。
サンシャイン!!本編での高海千歌という女の子の振る舞いからすべてを学び、それを無駄なく実践していくのが伊波杏樹さんが9年間やり続けてきた大切なこと。
その姿勢・一挙手一投足がメンバーの心を際限なく突き動かしていき、そのうちに彼女らの憧れは「Aqoursのリーダー・伊波杏樹」となっていった。

イメージの独り歩きではないけど、ラブライブ!の世界で生きていく姿勢としてはあまりにもかっこよすぎるのだ。伊波杏樹さんていうのは。
謙虚だからこそ背中で語る。でもそれがかっこよくて頼もしい。

―――――― それが伊波杏樹さんの「最高に頼もしいリーダーとしての姿」の答えではなかろうか。


⑩リーダーどうこうじゃない。「皆が主人公」じゃん。


ここからが本編。伊波杏樹さんが9年間で考え抜いて創り上げた「リーダー像」について率直に語っていく。
最も彼女の身近なところで成長を見届け切磋琢磨してきた斉藤朱夏さんの言葉も併せて、このやり取りを感じて欲しい。

伊波さん「どうなんだろうね。やっぱさ、みんなでレッスンしたりとかする仲だったり、ステージに一緒に立つ仲でさ、『センターに立つ』ていうのが多かったりって言ってくれてるけど、皆それぞれが……あるからね。大事な場所とか。大事な場所とかがあって9人のAqoursだから……『引っ張ってる』ていうよりかは『みんなで助け合ってステージに立ってる』って感じがAqoursとしては感覚が強いかもね」
伊波さん「逆に幻日のヨハネで、ヨハちゃんが引っ張ってくれた!みたいな、そのセンター性はあると思うんだけど、Aqoursに関してはなんかそうじゃない気もして。みんながみんな個性強いから笑」
朱夏ちゃん「(それぞれの)色があるからね〜」
伊波さん「だから、『みんながあっての9人のAqoursだからね!』とはすごく思うよね」
朱夏ちゃん「結構初期からずっとそのこと言ってるかも。杏樹は」
伊波さん「でもそうじゃない?ラブライブ!ってそうな感じもしてるし」
朱夏ちゃん「全員が主人公!っていつも言ってる」
伊波さん「『みんなの物語』があって。TVアニメ1期もそうじゃん。みんなのフィーチャー回があるからさ、そこに千歌ちゃんの言葉がたまたまあっただけ!だと思う」

―――――― このやり取りを聞いて、真っ先に思い浮かんだのは2021年12月のDREAMY CONCERTでの伊波さんのMC。

そうですね、9人じゃないと意味がないので、手を繋ぐ手が減ってしまっても、駆け抜ける足が減ってしまっても、私にとっては、それは……Aqoursと言い切れるのか、という、うー……苦悩がしばらくありましたので、まあ、頑張りたいと思います。私たちは9人でAqoursです。それを信じて、ええ、大事に思って、命を懸けて駆け抜けたいと思いますので、応援の程よろしくお願いします。

Aqours EXTRA LoveLive! 〜DREAMY CONCERT 2021〜
Day.1 2021年12月29日 @ぴあアリーナMM


誰一人として取り残さずに、9人で足並みを揃えてこそ「Aqours」である。
その決して譲れないこだわりを持ち続け、この日を迎えようと決めた伊波さん。
心が折れてもう立ち上がれない、そんな時だから「Aqoursの在り方」を真剣に考えることが出来た以上、「9人以外は考えられない!」という結論を下すことが出来た。

それがラブライブ!の世界で生きていく上での覚悟でもあるし、「他8人のメンバーの背中を最終的に押してあげられるのは、リーダーの私しかいない」という覚悟でもある。それが「Aqoursのリーダー・伊波杏樹」最大の矜恃。

そのかけがえのないこだわりを持ち続けることが、「スクールアイドル・Aqours」の存在証明であると。
上記の発言でもあるように、伊波杏樹さんは『みんなの物語』を守り抜き9年間通じてこのこだわりを一切曲げることは無かったのだから、「Aqoursのリーダー・高海千歌×伊波杏樹」という選択肢を自ら正解にしたと言っても過言では無い。

―――――― その『みんなの物語』を守り続けてきた姿を、盟友の斉藤朱夏さんはずっと隣で見届けてきた。この事実こそが伊波杏樹さんがリーダーとして苦心して、足掻いて、守り続けてきた何よりの証言になっただろう。

にしても、さりげなく大切なことを語るのが伊波さんらしい。しかもこの話題に1番食いついてたのが朱夏ちゃんってのも良かった。
Finaleでは「Aqoursとしてみんなで歩み続けてきたこだわり」に対して、伊波さんはどういうアンサーを出してくれるんだろうか。楽しみすぎるし、絶対泣いちゃうんだろうと思う。


⑪TVアニメ皆で見返そうよ。ライブは嫌だけどね。


本編の最後には、伊波さんがメンバーとの間で「とある計画」を打ち立てていることを明かした。

伊波さん「Finale迎える前にTVアニメ見たいね」
3人「うわぁー!それやったらもう……勝てない!!」
伊波さん「変な話……みんなで見たくない?」
3人「見た〜い」
伊波さん「自分たちの過去ライブ映像を見返す、てのはマジで嫌なんだけど」
朱夏ちゃん「無理無理。厳しい」
伊波さん「嫌じゃん?! (その代わりに)TVアニメ1期・2期・劇場版をみんなで見返す、てのは本当はちょっとやりたいなって」

朱夏ちゃん「なんかさー、たまにさー。告知とかで過去映像とか流されるじゃん。ホントやめて?」
伊波さん「いやーわかる!」
朱夏ちゃん「エモいよ!エモいんだけど!リスナーからしたらエモいんだけど、ウチらからすると『あー……これか』みたいなさ」
ふりさん「あん時必死すぎて……笑 そこまで気を配れない!みたいな」
きゃんさん「全力なんですよね、全力だったんですよ」

 
Finaleのために気持ちを高めていこうと、みんな揃ってTVアニメ鑑賞会。それ……実質オーディオコメンタリーじゃないっすか伊波さん。

そして触れた「TVアニメ」と「ライブ映像」の違いについて。
両方においても何度も何度も稽古を繰り返していたとしても、リテイクの有無の差は確かに大きいのかも。しかも初期の頃、まだまだ技術的に未熟だったり油断が多かった頃の自分を見ているのはなんだか恥ずかしい、と言う。「昔の自分の動き、ヨタヨタすぎて草」とか「昔の自分の喋り、なんだか下手だなぁ」とか、そりゃ人間誰しもこういう感覚には陥るか。私ですら中高生時代の映像一切見れないんだもの。

しかしあの時の思い出というのは光り輝いてるものでもあって。
1stで初めて歌った「君のこころは輝いてるかい?」の映像ってのは色んなライブ告知に使われてきたもので、直近だとFinaleの告知にもこれが使われていたり。

ちょっと恥ずかしい気もするけど、たった一度きりのAqoursの一番最初を「全力でやり抜いた」という事実は認めてあげたい。だから映像として使われてる。
4人はそういう納得のさせ方をして、過去の映像に向き合ってトークコーナーを締めたのであった。


☆リリースからもう7年。 「浦の星の名前を刻んだ曲」と「Aqoursの名前を刻んだ曲」の対比関係。

 
奇しくも。奇しくも。更新日が1月15日。
Aqoursにとって1番大切な曲・WATER BLUE NEW WORLDがリリースされた「2018年1月17日」から間もなく7年が経過しようとしているタイミング。


伊波さん回でそれを迎えるのは、
あまりにも出来すぎてやしないか。


心が震えまくった。頭を抱えた。
何回私の情緒を破壊していくつもりや。

―――――― でも、私はこのタイミングでとある事実に気づくのである。


永久hours、WBNWと同じじゃないか。
WBNWは”浦の星女学院”の名前を刻んで、
永久hoursはオリコン上で”Aqours”の
名前を刻んだではないか。


週間オリコン、堂々の1位。
20万枚を売り上げ、Lantisとしては初の快挙となる「プラチナディスク」の認定を受ける。
もちろん、ラブライブシリーズでは前人未到の記録となる。

Aqoursが最後の最後で成し遂げた大きな奇跡。
それは、「浦の星女学院・Aqours」が閉校が決まっている中でラブライブ優勝を成し遂げた事実と大きく重なる偉業。
これを7年前のAqoursに告げたとしても、信じる者は果たしていたのだろうか……というレベル。

―――――― 7年前に誓った「心に刻むんだ」という宣言。もしその宣言にアンサーを返すのであれば、


Aqoursは、このタイミングをもって
「0になることは無くなった」と告げるだろう。



◇◆◇◆◇◆◇◆


DREAMY Aqours COLOR……

最後まで涙を禁じ得なかった第433回。
Aqoursのリーダー・伊波杏樹さんが紡いだ想いや覚悟を、このタイミングで聞けて本当に幸せだと感じたし、前を向くことが出来たのは間違いないだろう。

―――――― 伊波杏樹さん、今の率直な想いをこういう場所で打ち明けてくれて、ありがとうございました。


2024年1月20日
中井みこと

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