鮮烈な伊波杏樹の存在証明。【伊波杏樹 1st LIVE KILLER MIRROR GIG ライブレポ】
2024年4月21日、福岡DRUM LOGOS。
2024年4月28日、名古屋DIAMOND HALL。
2024年5月2日、EX THEATER ROPPONGI。2公演。
2024年5月6日、GORILLA HALL OSAKA。
私はこの5公演で、伝説の目撃者となった……!!
最初に。
伊波杏樹さんがアーティストとして目指したかったものとは、皆さんは何だと思いますか。
アーティストデビューしてからの1年、悩みながらもたどり着いた結論を、伊波さんはこう語りました。
"役"として生きることを生業としてきた伊波さんだからこそできる、「アーティスト・伊波杏樹としての表現の幅」。
周囲からは「二刀流」とか「特定の職業で言い表せられない」と言われますが、SMAに入ってからの10年間で挑戦してきたこと全てが礎となり、伊波杏樹さんにしか出来ない表現がアーティストという肩書きが増えた今、沢山生まれてきています。
そして、今回のKILLER MIRROR GIG。
推察されるテーマとしては、ズバリ……
強かで美しい伊波杏樹。
伊波さんに対して元々「強い」というイメージは持っていたものの、「余裕のある大人の女性としての強さ」を持つ伊波さんをKiller Beeで見た時はあまりにも衝撃的。
その衝撃をそのままセトリに組み込んだ、というのが本ツアーの印象です。
ガンガンに激しいビートを響かせ、強気な語句で畳み掛ける。かといって弱い部分も包み隠さない。伊波さんの思い描く「理想の伊波杏樹」を体現したかのようなセトリになっています。
これは最早、感情のジェットコースター。
今までは、「役としての伊波杏樹さん」が多く語られることに、少しもどかしさも感じていました。それでも、今回のライブに来てくださった一般の方々――――――特に"高海千歌"など役のイメージを持つ方たちの「固定概念をぶっ壊せた」ような気がして、我々いな民としては本当に嬉しかったです。
というわけで、気になるセトリの方を次の項で綴っていきます。
SETLIST
M01. Killer Bee
M02. GOOD LUCK, の HANDSIGN
【MC1】
M03. Dubbing Water
M04. 愛したい毎日
M05. マーメイド《2ndシングル収録曲 #3》
M06. Honolulu City Lights - 不二宮千歳
【MC2】
M07. 《カバー曲 #1》
M08. 《カバー曲 #2》
【MC3】
M09. コカルテ
M10. VICTORIA
M11. I Copy! You Copy?(福岡) / 意味ナクナイ?(名古屋・大阪) / LOVE☆DON!!(東京昼夜)
【MC4】
M12. なんでもない日。《2ndシングル収録曲 #2》
EN1. NPNL《2ndシングル収録曲 #1(表題曲)》
【MC5&告知つぶつぶ】
EN2. Discover
WEN. Killer Bee(東京夜・大阪のみ)
カバー曲
福岡 M07. さくら(独唱) - 森山直太朗
福岡 M08. リバーサイドホテル - 井上陽水
名古屋 M07. 恋のつぼみ - 倖田來未
名古屋 M08. ひまわりの約束 - 秦基博 ☆
東京昼夜 M07. シトラス - Da-iCE
東京昼 M08. 栄光の架橋 - ゆず
東京夜 M08. LA・LA・LA LOVE SONG - 久保田利伸 ☆
大阪 M07. ファイト! - 中島みゆき
☆過去にも披露された曲
M01. Killer Bee
満を持してのKiller Beeでの登場!!
去年、生で浴びれる機会を逃した私からしたら、過去最高にブチ上がった瞬間。
伊波さんが猛ダッシュで下手側からステージから登場すると、会場はギャン沸き!!!
間違いなく伊波さんの残像が見えたね、うん。
この曲、特に伊波さんの目線に注目してもらいたいんです。
キッッ!!と鋭く睨んだかと思ったら、そのコンマ数秒後には少し目を細め媚惑的な目線に。
長年の舞台経験とAqoursとしての経験が培った、伊波杏樹さんの目線管理。間違いない、例のMV以上の演技力の幅だ……。
それと、公演毎に歌い方を少しずつ変えてるのも伊波さんらしいと思った次第で、例えば――――――
音源だとサビ頭の「あざとく」に渾身のがなりを入れてるのはご存知の通りですが、そこの"がなり"ひとつ取っても加減が微妙に変わっていて、それだけでも印象はガラリと変化。
この表現技法、Killer BeeはまだしもM.09~M.11の「ブチ上げゾーン」の3曲で更に顕著に現れていますので、後述します。
M02. GOOD LUCK, の HANDSIGN
伊波さんが特に思い入れのある曲。
アンフィシアターでのFly Out!!以来、欠かしたことは無かったであろう定番曲です。
ここでも伊波さんはひとひねり。
「待ち合わせは、福岡〜!!!」
待ち合わせ場所は、ツアーで訪れていく街。
そうだもんね、ツアーは皆にとって"おでかけ"だもんね。
そして、集まって盛り上がれた友好の証を確かめるかのように、GOODLUCK🤞
しかも曲中、何故か伊波さんの指さす方向に皆が振り返る。
それもそのはず……
「え、伊波母おるん?!?!」
その指さす方向、ドラムロゴスで言うところの階上の天空席……関係者席と思しき場所。
――――――その後、福岡公演終了後のメッセージ動画(会員限定)で、伊波さんはパンを食べながら……
めちゃくちゃ愛されてますやん。
今回に限らず、頻繁に伊波さんの現場に観に来てくれるお母さん。
伊波さん曰く、「ちょっと口うるさいけど、めちゃくちゃパワフルで海外を飛び回っている」母。
知る人ぞ知る、パパとはひと味違う、伊波さんと"母"とのアイノカタチです。
MC① 日に日に増えるタオル芸
会場のボルテージは、過去に類を見ないほど最高潮。一般のお客さんを初めて入れた伊波さんの「愛と想いやりに満ちた空間」は、私でも見た事がない光景でした。
そして……。
去年のメルボヤあたりから新しく生まれた流れ。
多田さんへの応援の意を込めた「多田三洋」タオル、"いなみんたうんの神"ことプロデューサーに対する「神、降臨」タオル。
東京公演ではいなみんずバンドのメンバーの「石川恭平」タオルや「小柳えめり」タオル。
そして、かねてから伊波さんもオフィシャルで作りたがってた「いい声だ」タオル。
どうせやるなら手書きでしょ!ということで、毛筆っぽく仕上げてみました。
このタオル芸は今回限りにしとこうと思ってるけど、ものっそい楽しいのは確か。
◆◇◆◇◆◇
伊波さんの夢への第1歩を踏み出すために、伊波さんが強気にこの舞台に立っているのであれば、私たちも強気でいなきゃ。そう思えた。
推し活的に本来はそういう強迫観念はタブーだけど、会場全体が1つになろうとした。
どんな形であれ伊波さんのことを支えようとしていく姿勢。
This is Inamin Town.
想い想いの熱量を自由にぶつけ合って、大小関係なく「想いをぶつけること」自体が評価される、夢のような世界を皆に知ってもらいたくて。
こんな世界の中で伊波さんは見てくれてる。だから胸張っていこう、最高の船出へ!!
M03. Dubbing Water
ここからは「表現者・伊波杏樹」ゾーン。
座席運的にも、大阪公演でやっと伊波さんの細かな表情変化を拝むことが出来ました。
曲中で何度も目線を変え、その見つめる先には何が拡がっているのか、色々と考えさせられるのが伊波さんの「目線管理・表情管理」の凄さです。
戯曲要素の高いDubbing Waterという曲ですが、嘆きを噛み殺すかのようなあの声色、そしてあの表情。それらが組み合わさることで、一瞬にして「甘酸っぱい青春ストーリー」が紡ぎ出されるのです。
ここから一気に時間が進み出し、駆け出していく少年の姿。一縷の望みに懸けて勇気を振り絞るように、少年は本当の気持ちを打ち明ける。
こんなにも解像度高く表現を紡ぎ出すのかと驚かれた方も一定数いたあたり、伊波さんが舞台で培った経験は凄まじいものだと再確認した曲でもありました。
Dubbing Waterを歌い続けて2年半。伊波さんの表現力は益々円熟味を増していくばかりです。
そして、石川恭平さんのギター、マジでカッコよすぎな!!!
M04. 愛したい毎日
1stシングル「Killer Bee」の2曲目。
先程のDubbing Waterから一転、男性的目線から女性的目線にシフト。―――――― というより、伊波杏樹さん御本人の感性がそのまま乗った曲ではないでしょうか。
伊波さんの御人柄を語るとするならば、必ずと言っていいほど「愛と想いやり」というワードを使っています。周りが良く見えて、相手の心情を理解しようと最大限の努力をする、そういう人なんです。
ただ、2番Aメロの風景描写は「愛と想いやり」という言葉を使わずとも、伊波杏樹さんの考え方が端的に伝わってきます。
「居たい」と「痛い」が掛かっているんでしょうか。
相手に寄り添って、相手の痛みも理解してあげる。こういう時には伊波さんならきっとそうするんだろうな、とスンナリ理解することが出来ました。
しかもたった五文字で。
毎度毎度伊波さんの作詞スピードの速さには驚くばかりですが、その過程で高度な韻踏みだったり掛詞を散りばめていくのは異次元すぎやしませんか……??
伊波さんはこの曲への想い入れがとても強く、名古屋だったか東京だったか忘れましたが、歌ってる間に涙がちょちょぎれてたんです。
辛い時でも前を向いていける、そんな自信をこの曲が持たせられるという事実を、伊波さんの率直な想いが証明してくれたように感じました。
M05. マーメイド 《2ndシングル収録曲》
度肝を抜かれました。
ここで2ndシングルの未発表曲が来るのか!!と。
ツアー前から2ndシングルの匂わせをしょっちゅうしてましたけど、昨年の流れ的に大阪公演大千穐楽で来ると思ってたら、まさかの初演の福岡で披露。
やわらかな波に乗ってぇ〜🌊🌊
みんな大好き「ほわほわいなみさん」。
伊波さんの幼少期、大好きだった「リトルマーメイド」の記憶と、自身の芸名「伊波」にちなんだ夏らしい曲。
会場はエメラルドグリーンやライトブルーの光が波のように揺らぎ、まるで伊波さんが海中を自由自在に泳いでいるように見えました。
運動神経抜群で、マリンスポーツが大好きな伊波さんは、常日頃から船やダイビングへの憧れを語っていました。
勿論、好きなディズニーキャラクターはリトルマーメイドのアリエル。
その潜在意識がこの曲を紡ぎ出したんでしょうか、歌詞中の世界観の解像度が非常に鮮明。
伊波さんがリクエストして実現した「スティールパン」の爽やかな音色も相まって、南国情緒溢れる1曲に仕上がりました。
―――――― 夏になったら毎日聴いてたい。
M06. Honolulu City Lights
憧れの「龍が如く」の世界に飛び込み、
不二宮千歳とともに二人三脚で生きる。
ソロイベで自身の演じるキャラのキャラソンは、滅多に歌ってこなかった伊波さん。
しかし、去年のメルボヤの「Striking Diamond / ジェダ・ダイヤモンド」を皮切りに、キャラソンを解禁。
そして、今年は勿論「Honolulu City Lights」。
曲調は、伊波さんの持ち歌にしては非常に珍しいシティポップ。
東京公演では、いなみんずバンドのベース担当「川嶋一久さん」のスラップがバチバチに決まってて、雰囲気は最高潮!!
元々は「龍が如く8」のカラオケ機能に収録されていた曲で、ゲーム内では千歳がこの曲を歌ってくれる……らしいです(わしゃあゲームは疎いんじゃ)。
伊波さんがココ最近挑戦し続けている「大人の女性」の表現が、これでもかと盛り込まれているこの曲。伊波さんは歌詞の奥にある、核心部分を表現しようとしていました。
バカンスのラストチャンスは暮れて、そして明けていく。
置いていかないでと言わんばかりに、切なげな表情で訴えかける様。鳥肌ものでした。
MC② 衣装替え
アンエトでもなかなか無かった4曲ぶっ通し。
ここにきて4曲を連続して並べるのは、「変幻自在に役として表現出来る伊波杏樹さんの持ち味」が最大限に出そうとしていたのだろうと、この時思いました。
流石は「有言実行の女」。
◆◇◆◇◆◇
はてさて。
ここからは、カバー曲のゾーン。
いやー、すっごい。
背中がオープンになっている真っ白なお衣装。誰かが「肩甲骨ッ!!」って叫んでたな、確か。
《おことわり》カバー楽曲のレポ、とんでもない量になりそうなので後日別記事で更新します!申し訳ありません🙇♂️
《追記》
カバー曲編、完成しました!
全5公演のカバー曲すべてを語りつくしております、ぜひご覧下さい🙇♂️
MC③ 声出しのウォーミングアップ
カバー楽曲でバカ泣いた後、随分としっとりとした空気感に支配されておりましたが、ここからが本領発揮!
福岡公演、私の周りのいな民の8割ぐらいは慌てふためいてました。
「え?!ここで?!?!」ってな感じで、周りキョロキョロして、ペンラの色変えたりする中で声だけはちゃんと出てました。いな民の、そういうとこ大好き。
声が出せなかったあの日々を乗り越え、想いを爆発させる大きなチャンス。さあ時は満ちた。
M09. コカルテ
上がれぇ!!!!
もうこの掛け声無いと聴けない身体になっちまったよ!!どうしてくれんだぁ!!!
伊波杏樹さんのオリジナル曲の処女作としては、あまりにも衝撃的すぎる曲、コカルテ。
初披露されてからもう5年が経とうとしている今、伊波さんの中にある有象無象に対する考え方は変化しようと、"色"に対する価値観の基本軸はこの当時から変わっていません。
年々激しさを帯びるサビの歌い方。そして、人を〇すかのような鋭い目付き。
音源を収録した当時から「ふんぞり返った」の部分と、「あぁもう面倒くさいな」の部分は、ガナリたっぷりに"何かを殴るような"歌声。その基軸は変わっていません。
しかし、過去のパフォーマンスと比較してみると、伊波さんの歌声の音圧に余裕が生まれているためか、更に威圧感が増している印象に。野性的な歌声から角が取れて、ラスボスのような奥ゆかしさが生まれているようでした。
激しく舞う伊波さんもそうですが、多田三洋さんのノリ方がありえんぐらい激しくて。東京公演でフルバンドになった時には、パーカッションの小柳えめりさんも一緒になって暴れ散らしてて。
もう最高に楽しかったし、ブチ上がれた。
初めて伊波さんのライブに来られた方も「コカルテ」を大絶賛してて、ホントいな民として冥利に尽きます。
M10. VICTORIA
―――――― いやコカルテからのVICTORIAは反則でしょお!!!やべぇよ……!!
こちらは2021年12月リリースのアルバム「Fly Out!!」に収録されていた曲。
しかし、やたらといな民からの支持率が高い。
イントロだったり間奏だったりで恭平さんのギターソロがめちゃくちゃカッコよかったり、えめりさんのサウンドがクールビューティかつ情熱的なメロディに花を添えたり。伊波さんと"いなみんずバンド"との一体感が凄すぎる曲でした。
恐らく多くのいな民の人達の中にあるVICTORIAのイメージは、「舞台女優として激しく殺陣をしている時の伊波さん」なのでしょう。
GHOST WRITER、虹色とうがらし、Arcana Shadow…… 数えてたらキリが無いほど、殺陣には定評のある伊波さん。
しかし、伊波さんがVICTORIAに込めた本当の気持ちは違うものでした。
最高にカッコいい言葉だ……!!
命を削ってまで舞台やアニメーションの世界で戦い続けてきた伊波さんだからこそ言える言葉。
5年前、神戸文化ホールで初めて口にした夢はいつしか皆の願いとなり、その想いまで一手に背負って「一つの覚悟」に。
そして、その覚悟が"一発の拳"となり、"一発の上段横蹴り"となり、邪魔者は全て蹴散らしていく。
◆◇◆◇◆◇
それでも、2年半そういう強い覚悟を示し続けてきたことで、この曲のパフォーマンスにも様々な変化が見られるようになりました。
まずは名古屋公演にて。
落ちサビ、「Fly Out!!」のところで振ってくるとは思わんやん!!
アンフィシアターで初めて聴いた時からVICTORIAのブチ上げ度合いはメーター振り切ってるのに、ここでその振りは本当にヤバい。
周囲のいな民、皆驚いてたんですが流石の対応力。私も含めて思っきし「Fly Out!!」を叫べた。脳汁がドバドバ。
◆◇◆◇◆◇
東京公演昼夜、大阪公演でもこの流れは引き継がれていきましたが、そして大千穐楽の大阪公演。驚きどころか恐怖で震えあがるような伊波さんの表情を見たんです。
本楽曲屈指の見どころ、「負ける気しないわ」の勝気たっぷりのガナリ。
音源では、なりふり構わず力でねじ伏せてやらぁ!と言わんばかりの全力のガナリ声。まるで、敵のボスに向かっていく勇者のような立ち位置で。
しかし大阪公演。
今まで福岡、名古屋、東京と当該部分を歌っている伊波さんの様子は、どこかガナリは抑えめで「あれ…?」と一瞬思うこともありました。
でも、その答えは大阪公演にありました……!!
負゛ける気しないわ……!!
フヒヒヒハハハハ……!!!
ま、魔王……?!?!
蛇に睨まれた蛙のように、一瞬声も出せなくなって。
目線だけで〇されそう。いっそのこと、一思いに私のことを〇してくれ……!!
―――――― おっと失礼。
そのタイミングで見せた、伊波さんの意味深な薄ら笑い。
遂に勇者からラスボスになったかのように、伊波さんは確実に強くなってます。
つまるところ、日本武道館への夢に向かって、それに対する自信度がこのフレーズに現れていたとするならば、こんなにも頼もしいことはない。
共に駆け抜けましょう、日本武道館への道を!!
M11.
I Copy! You Copy?(福岡)
意味ナクナイ?(名古屋 大阪)
LOVE☆DON!!(東京昼夜)
感嘆符ゾーンktkr!!
ブチ上げはブチ上げでも、勇猛果敢かつ威風堂々な伊波さんから一転、少女のようにハシャギまくる伊波さんに華麗に転身。
◆◇◆◇◆◇
まずI Copy! You Copy?。
これも結構久々に聴いたなあって曲でした。
声のトーンが、誰もが知る高海千歌ちゃん風にガラリと転身し、「あぁ……風邪ひいてまうわ」と私はポツリ。
「遠い遠い宇宙のおとぎの話〜♡」ってサビを歌ってる伊波さん見たら間違いなく悩殺されます。
◆◇◆◇◆◇
名古屋と大阪で披露された意味ナクナイ?は、「待ってましたァ!!!」と言わんばかりにいな民大興奮。
こういうブチ上がる系のライブの時こそコーレスしたくなんねん……!!
最早食い気味に「意味ナク
\ない!!!!!/
ってなってるの本当におもろかった。
そして、皆の本音は働きたく「ない!!!」、お金は「ない!!!」、動きたくも「ない!!!」
本性むき出しでございました。えへ。
◆◇◆◇◆◇
そして東京公演、いな民大歓喜のこの曲。
「LOVE☆DON!!」
実はライブでは何度か披露されていた曲ではあったんですが、特に古参のいな民の方々は口を揃えて「マジやべえ!!!」と興奮気味に語っていました。
リリースされたのは2015年のこと。
元は、女性向けドラマCDのシリーズ「LOVE☆DON!!☆QUIXOTE」のテーマ曲。
伊波杏樹さん、SMAに入って2年目のことでした。
この曲には振り付けが存在しているんですが、初見の方でしょうか、見よう見まねでやってくれている姿を見て「やっててマジで正解じゃん……!!」って心から思えました。
それもそのはず、MCで伊波さんが……
\神采配!!!!/
やっぱりいなみんたうんの神(プロデューサーさん?)、そういう所での勘がマジで冴え渡ってます。
神は伊波さんとかなり長い間連れ添ってきてますし、多田さんに至っては専門学校時代からの付き合い。
誰よりも伊波さんのことを理解してくれている"護り神たち"によって、アーティストデビューという晴れ舞台にやって来れたのだと再認識させられました。
M12. なんでもない日。《2ndシングル収録曲》
「等身大の自分のままに生きてていいんだよ。」
伊波さんにそう諭されるかのように、心がスっと軽くなった。
伊波杏樹さんの作詞・作曲で紡がれた「皆の心に寄り添えるような」楽曲です。
ラテン風味のイージーリスニングの楽曲で、そのメロディラインとビートのスタイリッシュさと、心に寄り添うような歌詞が相まって「サバサバしてる友達からの飾らない励まし」に感じます。
そうなんです。伊波さんは良い意味で「飾らない人」なんです。
毎週木曜日に聴いてた、あの伊波さんのイメージの通りの楽曲。
やることなすこと上手くいかなくて落ち込んでる人がいたら、放っておけないタイプの伊波さんだからこそ紡げた想いが、この楽曲になったんじゃないでしょうか。
EN1. NPNL 《2ndシングル収録曲》
\杏コール!杏コール!/
盛大な"杏コール"の後、現れた伊波さん。
全く未知のバチバチのビートがキマったイントロを聞いた瞬間……
この曲……ヤベェぞ?!?!
名古屋公演で明かされたこの曲のタイトル。
「NPNL」とは、"No Pain No LOVE"。
この意味を知った途端、「痛み伴ってこその愛でしょ?」と媚惑的に問いかける伊波さんの姿が脳内に降臨しました。
曲調はバッチバチのスウィング系。三連符をしっかり感じとれるあたりスウィングの類である裏付けはあるものの、それにしては随分と強く裏拍を叩いている。
ブラスセクションの奏法も、スウィングというよりかはシャッフルに近いくらいに強めにハネてました。こういうの大好き。
学生時代にジャズバンドに力を入れていた私からしたら、あの頃燃えてた頃の血が騒いでしょうがなくって。
作詞、トップハムハット狂さん。
作曲、イワツボコーダイさん、TAKAROTさん、トップハムハット狂さん。
……ヤベェ布陣すぎる。
イワツボコーダイさんとTAKAROTさんに関しては、Aqoursの「少女以上の恋がしたい」や「Aqours Pirates Desire」の作曲を手がけた御二方でもあり、こんなにも激強な楽曲になったのも納得。
そして、本楽曲一番の見どころのラップ。
あまりにも速すぎて何も分からなくて、ただただ
伊波さんヤベェよ……
ってなるだけでした。
ただただ圧倒されっぱなし。
元々ラップとかヒップホップは好きだと語っていた伊波さんですが、とうとう超有名なラッパーのトップハムハット狂さんから楽曲提供を受けるまでになるとは。
早くリリック見て考察がしたい。ウズウズしまくりです。
告知つぶつぶ。
ここでお待ちかねの告知コーナー。
多分ここで色々お気持ち書き綴ってるとキリが無くなるので、告知された主な新情報を下に示しておきます。
伊波杏樹 2ndシングル『NPNL』、2024年6月26日にリリース決定!
Inamin Townでバスツアー、遂に実現!!
3rdシングル、制作決定!!
情報量がまあヤバい。
ついったさん上でいな民が妄想してたバスツアーが実現したのもやばいけど、2ndシングル出る前に3rdシングルが制作決定するのは更にヤバい。
これ。普通のシングルではないよね……??
まさかタイアップあるんとちゃうん……??
アニメのタイアップとかあったら、それこそ伊波さんにとっては大躍進だし、より多くの人に伊波さんの歌を知ってもらえるチャンス。
伊波さんが日本武道館に行くための過程には、今よりもっと応援してくれる人を増やしていく必要があるだけに、これは否応なしに期待してしまいます。
しかも、伊波さんはもう既に3rdシングルに収録される曲の作詞を5月5日 ―――――― 大阪公演の前日に終えていたとの仰天情報も。
伊波さんの作詞スタイルは「浮かんだ瞬間一気に仕上がる」タイプであるとはいえ、とんでもない速筆。
殊更に3rdシングルが楽しみになりました。
EN2. Discover
I just wanna sing a song!!
公演の終わりを告げるかのように、夕陽のようなステージライトが会場を照らす。
ところどころで肩を組んで歌い合う人も現れ始め、伊波さんが夢見ていた景色が少しづつ出来始める。
ファーストインプレッションは「へ?レゲエ?斬新やな……」と思ってたところ、1年越しに仲間たちと肩組んで『I just wanna sing a song』と歌ったら、とても素晴らしい景色が広がっていました。
気を張り詰めなくてもいい、肩の力を抜いて居直ってていい。伊波さんは、きっと応援してくれてる皆の背中を押してくれている。そうやって、気楽にこれからを過ごしていける自信がついた。
福岡、名古屋、東京、大阪。それぞれの地でDiscoverを歌い合った事実こそが……
伊波さんといな民との、ズッ友宣言。
まだまだ船出は始まったばかり。
伊波さんはどんな場所でも、Discoverを一緒に歌い合って仲間になってくれるのを何時でも待ってくれてるはず、と確信したパフォーマンスでした。
伊波さん、いなみんずバンドの皆さん、そしていな民の皆さん、宝物のような"温もり"を本当にありがとう……!!!
\杏コール!!杏コール!!/
WEN. Killer Bee
…………マ?!?!?!?!
東京夜公演、そして大阪公演大千穐楽で舞い降りた奇跡。
やってくれました。伊波さん、ダブルアンコールでもまだまだ元気が有り余って下手側から飛び出してきました……!!
去年のメルボヤ東京夜公演のダブルアンコールで、初披露されたKiller Bee。
私はそれを聴くことができなくって、1年待ってたんです。
そして初演の福岡公演で遂に浴びることが出来たんですけど、「ダブルアンコールで来た時はもっとやばかったんだろうな……」と少し心残りでもありました。しかし、
我が生涯に一片の悔い無し!!
亡霊のように自分の心を漂っていた悔しい気持ちが、ダブルアンコールでのKiller Beeの再現でキレイさっぱり無くなった……!!本当に救われました。伊波さん本当にありがとうございます……!!
東京夜公演ではいなみんずバンドの皆さんがより激しく音を奏でて、大阪公演ではスピーカーの音量をほぼほぼMAXにして雰囲気をお膳立て。
そして、伊波さんは1曲目の段階では「コンセプトに則って"クールビューティ"を演じながら」歌ってたところ、ダブルアンコールでは「伊波杏樹さん100%」のストレートな感情をぶつけてきました。
「この空間、このKiller Beeという曲を心から楽しんでる!」と表情から明確に読み取れたし、「Killer Killer Beats!Up & Up!」と皆で歌い合っている瞬間の伊波さんはこれ以上ない笑顔を浮かべてて。
こっちも嬉しいしとても幸せなんだぜ……!!
伊波さん、最高の景色を本当にありがとう!!
まつりのあと。最高の仲間たちとともに。
今回、「KILLER MIRROR GIG」は運やスケジュールも味方して全通を果たしましたが、この旅路で出会った人々の温もりを大いに感じたツアーになりました。
福岡。「やっと伊波さんの歌声を地元で浴びれる!」と張り切っていた地元住みのいな民の方にオススメのグルメを紹介していただいて、旅行という意味でも非常に楽しい福岡公演になりました。
名古屋。矢場とんをいな民の皆さんと食べに行ったり、久々のいな民で飲み会をして色んな話に花を咲かせ、「遅れてやってきた青春」を謳歌した日になりました。
東京。約束の場所「EXシアター」で、沢山笑って沢山泣いて。沢山の方に伊波杏樹さんの歌声の魅力を知ってもらって。初めての方や、久々の方にも沢山「出逢った」東京公演になりました。
大阪。約束のゴリラホール。我がふるさと。この旅路の終着に際して、寂しくなって1人帰り道で泣いてしまったものの、沢山伊波さんに励ましてもらって、これから生きていくための自信とエネルギーを分け与えてもらった大千穐楽でした。
しばらくは全通みたいなことはできないだろうけど、伊波さんに色んな場所で出逢えて、いつしかその経験は絶対に活きるはず。
お世辞にも言葉の表現が上手くない私だからこそ、伊波さんの紡ぐ想いに間近で触れ合ったことは勉強にもなったし、少しは成長できたのかなあ。
―――――― ま、今のところはそう信じることにしましょう。
最後に。
大好きな多田さんにも、恭平さんにも、えめりさんにも出逢えて。
一久さんもマツキチさんも大好きになれたし。
いなみんずバンド、このメンバーでまた見れたらいいな……。
そして、ストリングの圭子さんと涼子さんにもまた会いたいし、伊波さんを支えてくれているメンバーの皆さんには感謝してもしきれないです。
そして。
親愛なる「いな民」の皆さん。
そして、大好きな大好きな伊波杏樹さん。
素敵な時間をありがとうございました!!!
一生この瞬間を忘れません……!!!
2024年5月11日
中井みこと
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