50.勉強が苦手な生徒の特徴〜こんな生徒いませんか?〜
授業を見てると、勉強が苦手な生徒の特徴が共通していることに気づくことありませんか?
教員10年目となると、段々見抜くことができるようになってきます。
これは私の経験談なので、エビデンスはありませんが、私が気づいた「勉強が苦手な生徒の特徴」を説明します。
筆圧が弱い
字が綺麗、汚いは勉強できる・できないに影響を及ぼさないように感じますが、筆圧が弱いのは勉強が苦手な生徒に当てはまります。
特に中学生からは、シャーペンを使い始めるので、小学生より顕著に現れるでしょう。字が濃く書けないから、頭に入らないのかな・・・と個人的には思います。
小学校の取り組みで行なっている、「2Bの鉛筆を使いましょう」は理にかなっている取り組みだと感じます。
シャーペンを分解する
男子に多いのが、なぜかシャーペンを分解し始めるんですよね・・・シャーペンを授業中に分解するので、授業で聞き逃すことがあるので、勉強に影響が出るのでしょう。
小学校の取り組み「シャーペン禁止」の意味が理解できますね。
私は、先ほどの項目と合わせて、勉強が苦手な生徒には、2Bの鉛筆を使わせることをおすすめします。
学級で2Bの鉛筆を準備する、という対応もいいかもしれないですね。
自己流の勉強法にこだわる
定期テスト前に、テスト勉強をさせたり、知識習得のためにグーグルフォームで問題を解かせることがあります。この時の生徒を観察すると、ある特徴に気づきます。
わからない問題(解けない問題)をずぅーーーーーと考えているんですよね。解答を見ることを禁止していないにもかかわらず。
「わからない問題をずーと考えても解けないよ!」
「わからない問題は教科書から調べてもいいんだよ」
「解答を見て覚えてもいいんだよ」
と説明しても、教科書から調べたり、解答を見ることはありません。結局タイムオーバーで数問解いて終わり。
おそらく、自分で考えて答えたい思いが強いんでしょうね。そもそも、自分で勉強する方法を教えるところから始めないといけないですね。
勉強の仕方を授業中に教えることも必要だと感じました。
左手を使わない
授業中よく見てもらいたいのが、利き手(仮に右利きとします)で文字を書いていると、自然と左手でノートやプリントを抑えます。なぜなら、ノートやプリントが文字を書いている間に動いてしまうからです(PCの文字を打つときも同様です)
一度利き手だけで、文字を書いてみてください。非常に書きづらいです。しかし勉強が苦手な生徒は、この書きづらさに気づかず、文字を書いてしまうので、字をうまく書くことができなくなります(そこも筆圧の部分に繋がるのかなと思います)。
最後に
勉強を教えるのは、知識を教えるだけでないことがわかりました。
・適切な用具の準備
→シャーペンでなく、2Bの鉛筆がいい場合もある
・自分で勉強する方法
→授業を教えるだけでなく、勉強の方法を教える必要がある
・勉強する姿勢
→利き手ではない方も、使いこなせているか
こういったことができるようになると、指導の幅も広がると思うので、活かしていこうと思います。
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