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#002 ハイブリッドインスタントカメラ【instax mini EVO】

今回はinstax(チェキ)のレビュー記事です。



◎instax  とは?

「instax」というカメラをご存知でしょうか?
今、20〜30代を中心として大人気のフジフィルム社のインスタントカメラですが、その歴史は長く、初代の発売は1989年11月。
日本での愛称:「チェキ」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

※「チェキ」という呼び名は日本のみでの愛称。
外国では製品名のまま「instax(インスタックス)」と呼ばれています。
日本のテレビで放送されたCMのキャッチコピーが「Check it!!」であった為、チェキと呼ばれるようになったそうです。

https://magazine.instax.jp/cheki-press/summary/29250/

チェキは撮影した写真をその場でプリントできる為、すぐに人にプレゼントしたり、飾りとして使用することができます。結婚式の二次会などでもよく使われていますよね。
私もチェキで撮影した写真を友人から頂いたことがあり、とても嬉しかったのを覚えています。

そんなチェキですが、1989年〜現在に至るまで数多くの機種が発売されており、値段や機能、使用するフィルムの種類も様々・・・。
その中でも、見た目も機能もずば抜けてハイブリットな機種【instax mini EVO】をなんとプレゼントしていただきましたので、ご紹介しようと思います。

◎100通りの写真を撮影できる!?ハイスペックカメラ

2024年10月発売のinstax mini EVO Limited Edition

今回私が頂いたのは【instax mini EVO】というチェキの中でもハイブリット製品として位置づけられているカメラです。
具体的な特徴は下記の通り。

  1. 10パターンのレンズエフェクトを選べる

  2. 10パターンのフィルムエフェクトを選べる

  3. 従来機種より色彩豊かな"Rich Mode"を搭載

  4. micro SD対応

  5. 液晶モニター搭載で撮影した写真を再生でき、プリントする写真を選択可能

特に4と5の特徴が、個人的に本当に素晴らしいと感じています。それはなぜか?

本来、チェキといえばシャッターを押すと同時にプリンターが起動しフィルムに印刷され、写真として本体から出てきます。
それが一番の特徴で、人気の所以ではあるのですが、物価高が止まらないこのご時世・・・。フィルムの値段も例に漏れず大幅に高騰しているわけです。
チェキのフィルムは10枚入りのカートリッジで、現在1個 約¥1,000。さらに人気が出すぎて品薄ということもあり1個¥2,000以上になっている場合も・・・。
一度のシャッターでフィルム代が¥100以上かかるというのは、お財布に優しくないですよね。恐ろしくてシャッターを押せないとなっては本末転倒です。

ですが、この instax mini EVO。
2つの神機能によって、そのデメリットを回避できるのです。

◎神機能!その1 【プリントしたい写真を選ぶことができる】

従来のモデルとは異なり、instax mini EVO はシャッターを切ってもその場ですぐフィルムにプリントされることはありません。本体背面(レンズと反対側)に大きめの液晶モニターが搭載されており、撮影した写真を再生する機能があります。
再生画面でプリントしたいと思える写真がある場合だけ、プリントレバーを引けば良いのです。
強制的に毎回プリントされるのと、「これだ!」と思ったものをプリントするのとでは写真の満足度にも大きな差が生まれそうですよね。

しかしフジフィルムさん。このプリントレバーの感触が絶妙!!
プリントレバーを使う時の感触、音が気持ち良すぎて、ついついプリントしたくなっちゃいます・・・。

カチカチカチッ・・・という絶妙に心地よい感触のアナログレバー

◎神機能!その2  【プリントしないという選択肢】

これも大きなメリットですが、instax mini EVO は micro SDに対応しています。
「写真」として残さなくても「画像」として残せればいい、という事であればmicro SDから手持ちのスマホに画像を転送すれば良いわけです。

必要なものはmicro SD1枚とmicro SD対応の【SDカードリーダー】だけ。

【SDカードリーダーは安価なものなら¥1,000くらいです】

スマホに画像転送することで、SNSにチェキで撮影した写真を気軽にアップできますし、複数人に同じ写真を送ることも可能になります。

これらの神機能は、ただフィルム代を節約できるだけではなく、シャッターを切る時のハードルをなくしてくれる機能なのです。
フィルム代を気にせず、気軽にシャッターを押せるというのは本当にストレスフリーですし、なによりチェキの撮影を心から楽しむことができます

◎使用するmicro SDの必要容量は?

結論からいうと、最小容量・安め(¥1,500〜2,000くらい)のmicro SDで問題ありません。
私は64GBのカードを入れてますが、32GBでも全然問題ありません。

そもそもチェキの画質は、一眼カメラや最近のスマホとは違い低解像度のものです。その粗めの画質がフィルムっぽさ、懐かしい感じを生み出しているわけです。
故に、画像の保存容量はとても小さくて済みます。ということはSDカードも転送機能がハイスペックである必要はないですし、容量もそれほど必要ないのです。
また、SNSなどにアップしたり、人に画像を送るのであれば、割とこまめにスマホに転送すると思いますので、スマホに転送した画像はmicro SDから削除してしまえば、常に空き容量がある状態になります。
※海外製の安価なmicro SDは特にですが、データ書き込み不良などの動作不良などが突然起こることがありますので、ご購入・使用される際は念頭においておくようにしてください。
せっかく撮影したのに、保存されてなかったなんてことも稀に起こり得ます。その時は涙をのんで受け入れましょう。

◎【作例】instax mini EVO

夜:間接照明の光のみで撮影
日中:日陰と日向の明暗が割と美しくはっきり写りました
日中:動く車内(助手席)で撮影
日中:この日は曇り空
夜:ラーメン店内(総大将が美味しすぎる)
夜:オレンジの間接照明のみで撮影
日中:カフェ店内
日中:ミラーリングフィルターで撮影

光量が足りなかったり、逆光だと、黒つぶれ気味に。

日中:カフェ店内(窓からの日差しに向けて撮影)

ここには載せていませんが、ポートレート写真も非常にいい感じの雰囲気で撮影できます。

◎おまけ: スマホ→チェキプリント機能も

ここに書くか迷いましたが、もう一つ機能があります。
それは、【スマホ内に保存されている画像をinstax mini EVOでプリントする】という機能です。
ただ、これはあくまで私個人の意見ではありますが、
スマホカメラや一眼カメラで撮影した高画質画像を、わざわざチェキにしなくていいかなと思っちゃったりもします。チェキの写真はチェキで撮りたいなと。
「どうしてもチェキのフィルムに印刷してコレクションしたい!」という写真がある場合に価値のある機能、と理解しています。
(専用のアプリが必要です)


とにかくこのinstax mini Evo、撮影していてとても面白く、楽しいフィルムカメラです。
本体も非常に軽い(285g)ですし、首から下げて街ブラしつつスナップ写真を撮るのに最適!
天下のフジフィルムさんが作っているというだけあって、光量などの条件を満たせば、雰囲気のある写真が気軽に撮れます。
暗所に弱いのは致し方ありませんが、一応本体にフラッシュ機能もついてます。
(※店内などでフラッシュ撮影をする際は、周りの方のご迷惑にならないよう配慮して撮影してくださいね。)


ということで、instax mini EVO のレビューでした。
間違いなく、チェキの中では1番おすすめの製品です!

それではまた!

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