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丹生・河田・松田が良いよ! 日向坂46 8thシングル『月と星が踊るMidnight』全曲雑感

日向坂46の8thシングル、『月と星が踊るMidnight』が発売して1週間とちょっとが経ちました。
鮮度的にはだいぶ落ちてしまいましたが、個人的な感想をなるべく短く書いてみようと思います。

音楽的にもダンスに置いてもこれっぽっちも造詣が深くない十数年来のアイドルオタクの感覚的な感想であることを予めご了承ください!!(笑)


・月と星が踊るMidnight

基本的な感想はMV公開時と大きくは変わらずです。

それでも何度も音源を聞いたり歌番組でのパフォーマンスなどを見て感じたことを少しでも残せれば…

・歌詞

アイドルの楽曲を構成する要素として歌詞、曲、振り付けの3つが多くを占めると思っているのですが、その中でも歌詞は個人的に楽曲として好みか否かを分ける大きなポイントだと思っています。

だから、毎回『康おじちゃん、今回はやる気であってくれ…』と思いながら楽曲の解禁を待つのですが
今回は歌番組で何度も紹介されているように、初めて恋愛をテーマにしなかった楽曲ですね。

決して変な歌詞ではないし、むしろ好印象ではあるものの真新しさみたいなものを感じないなと思いながら
色んな感想を読み漁っていると、とある方の記事に『ありきたりな歌詞が決して悪いわけじゃない』(※意訳)といった趣旨のことが書いてあってすごく腑に落ちた感覚になりました。
どこかで聞いたことがあるのはそれだけ多くの人に共感されるから、それだけ多くの人がテーマにしてきたから

結局のところ、何を歌うかと同じぐらい誰が歌うかも大事なのかもしれないということに改めて気づかせてもらった記事でした。

大枠的にはあんな風にはなりたくないって思っていた大人にいつしかなっていたけど本当に自分のやりたことやろうよ!まだま遅くないよ!!って背中を押してくれる歌詞ですよね。
大人になればなるほどそうは言っても…ってなっちゃうけど、全部捨てて夢を追いかけるとかじゃなくても
何となく生きてしまっている日々に、楽しみとか目標とか夢とか見つけて頑張ろうって思わせてくれるパワーが齊藤京子には日向坂46にはあるんだなと思いました。

3:53~あたりで『僕たちはまだまだ諦めない』という歌詞と共に京子が何かを掴み取ろうとする姿、めちゃくちゃにかっこいいもんな…


・パフォーマンス

何度かの歌番組や繰り返し見た『ひなリハ』で
丹生、河田、松田の3人がすごく良いなと思いました。

フロントは言うまでもなくグループの最前線ですし、よくファンの中で言われるのは3列目両端は目立つし、パフォーマンス的にも大事なポジションって話ですが
今回はこの縦の関係が楽曲としての仕上がりの良さを決定づけているように感じます。

全体としてかなり移動も多い振り付けなので、フロントの4人(小坂、金村、加藤、佐々木美)は結構どっかに行っちゃいがちなんですが(ディスってないです!)
センターの齊藤京子を頂点にひし形上に配置される丹生ちゃん、おひなちゃん、このちゃんのユニットが大きく離れることが少ないように思います。

1番Bメロでフロントが両脇に移動すると丹生ちゃんをセンターに両脇を2人で固める構図
更に1サビ前のみんな大好きスーパージャンプからの最前線はおひなちゃんとこのちゃんです。
印象的な振り付けである『あんなにも~』の箇所も丹生ちゃんがセンターとなり京子に合流していく感じですし、その際にV字に広がる2列の先頭はそれぞれおひなちゃんとこのちゃんが務めます。

2サビ、ラスサビもこの縦のユニットは大きく崩れることなくパフォーマンスを続けていくと言っていいと思います。
まあ、当たり前なんですけどねそういうフォーメーションなんだから(笑)

でも、歌番組とかだと特に顕著でどこの番組も満遍なく色んなメンバーを映してくれますが
やはり中心はフロントメンバーだしセンターの京子なんですよね。
その中で抜けに映るこの3人のパフォーマンス力の高さは個人的にこの曲におけるMVPをあげたいです。

それとは別で『ひなリハ』内での影ちゃんも大好きです。
そんな表現があるのか分からないけど、振りに感情が乗っているなと思いました。
演技派というか憑依型というか…影山優佳フォーカスおすすめです。


ダンス以外の所の話をするとモデルプレスさんでのインタビューでもあゃめぃちゃんが話していましたが表題では初めてサビを全員で歌わない構成になっています。(初めてなんだ…気づかなかった)

Twitterでも何度も言っていますが、個人的には富田と濱岸が率いるチーム(恐らくプラス髙橋&森本)がめちゃくちゃ好きです。
特に1サビ、ラスサビの『本当に~流されたくはない』のところ!!!気持ち良すぎる!!


懲りずに表題だけで2000字近く書いてしまったので、ここからは本当に短めで!!

・HEY!OHISAMA!

とにかく歌詞がダセえ…情緒も趣もあったもんじゃない…ありきたりじゃない歌詞なら良いってわけじゃないのを2曲目で教えてくれてる…優しい康おじさん(笑)

って書くとめちゃくちゃ悪口ですけど、ダサくていいと思ってます!
コミカルな曲にダサい歌詞にどこか懐かしさを感じるなと思ったら
AKB48の『チームB推し』という曲っぽいなと思いました。

自己紹介ソング的な『チームB推し』ですが、ライブでやった時の盛り上がりは屈指のものでした。

ってことで『HEY!OHISAMA!』もイヤホンを通して聞く曲ではなく生でのパフォーマンスありきの曲なのかなと思います。
まだ振り入れもしてないらしいので初披露はいつになるかわかりませんが、早くメンバー同士、メンバーとファンがキャッキャする姿が見たい曲ですかね。
ある意味でアイドルらしいというかライブをすることを前提とした曲なのかなって感想です。



・孤独な瞬間

ロンリネ~ス♪ ロンリネ~ス♪

第一印象は中森明菜っぽいなでした。
そういう意味では本人はすごく嬉しかったかもしれませんね。
作曲はAKB好きだった人なら馴染のある曲を多く手掛けている方、編曲は坂道好きならみんな知っている方と功労者を称える意味でもご褒美的な曲なのかなと思います。

ライブのセットリストに組み込まれるのは想像しにくいかもしれません…リリース直後なので『ひなくり2022』ではやる可能性は高そうですが

個人的には『死んじゃうくらい、抱きしめて。』が大好きなんで音源化を期待していますよ!!種花さん!!(笑)



・10秒天使

リリースのタイミング的には季節外れっぽくなってしまった曲①(浴衣姿は素晴らしくかわいい)

ピアノ?シンセ?鍵盤っぽいテン♪テン♪テン♪っていう曲の入り方がめちゃくちゃ好きです!!

タイトルだけ見た時の予想とは真逆の世界観でしたが、ノスタルジックな田舎の平屋が良く似合う4人。
この4人は間違ってもその他大勢が良いなんて言わなそうですよね(笑)

歌声のバランスも素敵!!



・その他大勢タイプ

『10秒天使』が田舎のノスタルジックな雰囲気が似合う曲ならこちらは都会の最先端といった感じのMV。
曲調自体はむしろ歌謡曲感あるかなとも感じます。特にBメロが懐メロ感。

とにかく、かわいいの波状攻撃ですね。ここでも影ちゃんは振りに感情が乗っているし
ひなのがプリップリでかわいい。ずっと最年少ゆえのかわいさみたいなのはあったけど、最近のひなのは王道アイドルとしてかわいさが勝ってる。正統派!!

本人の負けキャラもあいまってその他大勢がいいって雰囲気が似合う富田とお寿司が愛おしい。
実際は高嶺の花子さんなのは言うまでもなく。

振り付けが本当にかわいいので、ライブではスタンドマイクとかで見たいかもと思いました。

パソコンだとリプレイが最も多い箇所がシークバーに表示されるんですけど、オタクは正直者ですね(笑)

あと、総じてこのユニット2曲に言えるのは公開時期が良くない(笑)
四期生のティザー、MV、ドキュメンタリーの間に公開するのはどういう意図だったのだろう…特に『10秒天使』は翌日にブルラズを公開される不遇っぷり…これは怒っていいやつ(笑)



・ブルーベリー&ラズベリー

両端から段々と振り向いていくの好きです!!お披露目!!って感じがして。サビ前の『逃げ水』みたいな転調?も食い気味に入ってくるサビもおもしろい。

この歌詞、珍しく『僕』が告白されてると読み取ったんですけど違うかな?
しかも断ろうとしてる??最後は『好きだよ』だからOKするのかな…

しかし、みんな歌もダンスもしっかりしてますね。下地がある子もいるだろうけどガッツリ合宿してきたんだろうなってのが良くわかります。

似てるようで全然似てないを表現するために衣装や髪型も同じような感じにしてるのかな?

ドキュメンタリー、ひなあい、ミーグリと評判も上々な四期生が今後も楽しみですよ!!
ただ、四期生ポーズはちょっとダサいな(笑)



・一生一度の夏

リリースのタイミング的には季節外れっぽくなってしまった曲②

メンバー人気が高いのも頷ける王道の切ない夏ソング。
どこかの番組で誰かが言ってたけど、ピアノのチュルンって感じやギターのジャッジャって感じがどことなく『おいで夏の境界線』っぽさも感じさせる曲ですね。
女の子目線かつ、別れる直前ぐらいの関係性っぽい歌詞かなって思いました。むしろ2番とかは別れたあとなんじゃないかとすら思えるかな。しかも女の子の方が未練あるっぽい感じもちょっと珍しいかもしれません。

普通にいい曲だと思うけど突き抜ける感じはないかなってのが正直なところ…
ライブで見たら最高!!って言ってるかもしれません(笑)



・最後に

『青春の馬』、『約束の卵』みたいな曲にエモーショナルを感じるタイプのオタクなので今回はシンプルに表題曲が一番好きですね。

ぶっちゃけ8thシングル全体としては7th『僕なんか』が個人的に好みな曲が多かったのと渡邉さんの卒業も相まって
かなり想い出に残るシングルだったので、決して悪くはないけどあまり刺さらなかったかな…(今のところ)

まあ、そうは言ってもライブで数を重ねるたびに好きになっていくんだと思います。
ステージの上で一生懸命これらの曲をパフォーマンスする彼女たちを見たら好きにならないわけないんですから。

アイドルはライブでパフォーマンスして初めてその曲が完成する。
事実、『月と星が踊るMidnight』だって神戸で初めて見た時に比べても見違えるような仕上がり具合ですからね…

数ヶ月後、1年後、僕はセンスがなかったなと振り返るのが楽しみです(笑)

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