【アルゼンチン】イグアスの滝でクレジットカードが使えなくなった
知らないうちにクレカで100万円使われて利用停止に
学生時代の南米旅で最も大きなトラブル。
2007年のお話なので、旅の参考にはなりませんが、
体験談として綴ります。
【イグアスの滝を見るために】ボリビアからアルゼンチンへ
ボリビアから60時間の長距離バス移動で
パラグアイを素通りしてアルゼンチンに入国しました。
そう。かの有名なイグアスの滝を見るためで
イグアスの滝の最寄りの街、プエルトイグアスへ到着し、
一晩休み、翌朝からイグアスの滝へと出かけました。
とてもツーリスティックなエントランスを抜け、
あとはひたすら歩く。歩く。歩く。
ひとりきりで、ガイドも頼まず自由に散策しました。
(結果、色々行きそびれてましたが。)
滝の手前の川では普通にワニがいたり、
ジャングルを歩くだけでもとても楽しめます。
滝を上から眺められる展望台からの景色は圧巻。
滝の上にいるのに、下にいるんじゃないかと思うほどの
激しい水しぶきで全身びしょぬれになりました。
水しぶきで視界は悪いけれど、それでも感じる滝の存在感。
想像以上に壮大な自然を肌で感じる事ができました。
もともとは来る予定ではありませんでしたが、
旅人たちのアドバイス通り、来てみて正解でした。
ただ、これはやはり誰かと来たいですね。
一人は寂しすぎます。
水しぶきでびしょぬれになってもきゃーきゃー言えないし
大自然を目の当たりにした感動を共有できない寂しさといったら…。
宿で友達作って一緒に行った方がきっと楽しいです。
そこだけ後悔。
<バス料金を払おうとカードを出すが…>
さてと。イグアスの滝を満喫したので次の目的地へ向かいます。
宿のそばにバスターミナルがあったので、
チケットを買いに行きました。
しかしバス代をクレジットカードで支払おうとすると
なぜかカードが切れない様子。
「このカード、使えないみたいですよ??」
と店員さんは不思議そうに私にカードを返してきました。
え…。そんなはずは…。
まぁ、磁器が弱まってるとか、
このバス会社の決済システムと相性が悪いとか、
そんな感じの小さなプロブレムだろう、
と特に気にも留めず、この時は現金で支払いを済ませました。
しかしこの後も、飲食店、お土産屋さん、など
どこで試してもこのカードが使えないのです。
これは…。何かおかしいぞ…。
でもこの町にはインターネットカフェもないし
カードの利用状況も確認できない。
(2007年当時はWifiもスマホもない!)
<国際電話もインターネットも田舎すぎて…>
カードがどの店でも使えないなんて!
これはただ事ではない!
と思った私は銀行やクレカ会社や家族に電話しよう!
といろんなお店に飛び込んでみました。
「国際電話使える?」
「インターネット使える?」
と、プエルトイグアス中の店を駆け回りましたが
「No. Sorry.」
と断られてしまいました。
ど、どうしよう。。。
<急ぎブエノスアイレスへ移動>
もうこうなったら都会に出るしかない!!
という状況に追い込まれ、急いでブエノスアイレスに向かいました。
私はブエノスアイレスの後は、南部のパタゴニアへ旅する予定でした。
ここでカードに何か問題があっては困ってしまいます。
どうしたものやら・・・
<大都会ブエノスアイレスへ移動・・・>
こんな風にトラブルに見舞われ、
心細い時の強い味方はやっぱり日本人宿。
言葉が通じるって素敵。
ブエノスアイレスに到着するとすぐに上野山荘を目指しました。
当時、上野山荘はまだオープン間もなく、
知名度もなかったため、探すのに苦労しました。
到着早々「助けてください!」と頼み込んだのを覚えています。
オーナーはとても親身になって力になってくれました。
インターネットや国際電話を使わせてくれたのです。
人って温かい。。。
<電化製品ばかり100万円以上買ったことになってる>
さっそくインターネットでカードの利用明細を確認しました。
するとなんと身に覚えのない項目がズラリ!
1回10万円、家電製品を買った履歴が残っていました。
それがなんと10回以上!!!
金額としては100万円以上でした!!!
そしてついに利用上限を超えてしまい、
私のカードは知らないうちにストップしていたのです。
<カード停止カウントダウン開始!銀行を駆け回る>
慌ててカード会社に国際電話をかけると、
担当の方が私のカード履歴を見て、とても冷静に
「これはおかしいですね。怪しいものは全てカットしておきますね」
とさらりと言ってくれました。(今はもっと厳しいかもしれません)
この時は本当に心からほっとして床にペタリと座り込んでしまったほどです。
しかしその後
「このカードは利用停止しますので、使えなくなります。
現金が必要でしたら明日までにキャッシングしておいてください。」
え?え!?!?!
パタゴニア旅行はどうしたらいいのおおおおおおお????
まだ旅は2週間ほど残っています。
生活費に旅費に…いろいろとお金が必要です。
私はとにかく銀行へ走り、お金を下ろせるだけ下ろすことにしました。
手数料や利息を考えると恐ろしいですが仕方ない。
しかしATMの利用は1回いくらまで、1日いくらまで、
と決まりがある上、海外のカードだからか上限額が低い。
なかなか一気には引き出せないことに焦りながらも
タイムリミットがあるので、いろんな銀行をはしごしました。
普通はこういう時はカード即時停止らしいです。
状況を理解してタイムリミットを少しでも貰えた事に感謝です。
<引き落とし前に気づいてよかった>
今回、家電ばかり知らないうちに買われていましたが、
それら全ての取引を取り消してもらうことができました。
でもこれが引き落とし後の発覚だったら
こんなに簡単にはいかなかったそうです。
私の場合は大金を短期間に使われていたので
利用上限額になり気づくことができました。
これがもし数万円ずつ使われていたら
なかなか気づくのは難しいかもしれません。
もちろん利用明細をこまめにチェックする必要はありますが、
見落としてしまうことがあるかもしれません。
私のようにインターネットがないエリアに行くなら
チェックのしようがありません。
<当時は電話一本で対応してもらえた>
2007年当時はラッキーでした。
電話一本でこのように対応してもらえたのです。
しかし最近同じような被害にあった旅仲間に話を聞くと
電話だけでは対応してもらえず、右往左往したそうです。
まぁ、たしかに100万円をなかったことにするなんて
普通こんなに簡単にできませんよね。
あの時の担当の方、本当にありがとぉぉぉ。
あなたは本当に仕事がデキル!
クレジット会社によっても対応はそれぞれだと思うので
事前にしっかりと確認しておいた方がいいです。
できれば経験者の口コミでトラブル時の対応など
調べられたらベストですね。
トラブル時は当人は冷静ではいられないし
焦って旅どころではなくなってしまいます。
そんな時、的確にスムーズに迅速対応してくれたら
それだけで涙が出るほど嬉しいものです。
カスタマーサービスの善し悪しもクレジット会社を選択する上で
とても重要な要素です!これほんとに!
<今は補償してもらうための条件があるので注意>
警察に届けたり、なにかしらの証明書が必要だったり、、、
今は補償のために条件がたくさんあるようです。
こればかりはクレジット会社によるので
事前にコールセンターに電話するなどして
しっかりと確認しておいてください。
<セキュリティ面に配慮してクレジットカードを選ぶと良い>
「使う度にメールが来るシステム」
これはとっても重宝しますね!
自分が利用した際、しっかりと確認でき、
レシートのように記録として残しやすい。
それに身に覚えがない利用明細が来たら、
すぐに異常に気付くことができます。
2007年の私のように100万円使いこまれてから
やっと気づくような危ない事態を避けられます。
今後、海外旅行する際にこのシステムは絶対にほしいです。
絶対的おすすめシステム。
【安全にクレカを使うには(まとめ)】
・利用状況はこまめにチェックする
(お知らせメール機能があると便利)
・非常事態どうすればよいか調査しておく
・セキュリティ安心のクレジットカードを選ぶ
・トラブル時の対応の良さで選ぶ
といったところでしょうか。
皆さんはしっかりベストなカードを選んで
危ない目に遭わないように気を付けてくださいね。
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