【アルゼンチン】バスターミナルで盗難被害に遭いました
ブエノスアイレスのバスターミナルでカバンを盗まれた
私は学生時代に単位を全部取って就職を決めた後、
南米を2か月間かけて一人旅しました。
チリ、ボリビア、ペルー、パラグアイ、ウルグアイ、
最後の国はアルゼンチンでした。
南米を半分制覇し、旅も終盤。
気が抜けていたのかもしれません。
これはアルゼンチン、ブエノスアイレスでの体験談です。
【バスターミナルから夜行バス移動の前に】
当時私はブエノスアイレスから長距離バスで南下し、
パタゴニアの各都市を巡る予定を立てていました。
パタゴニアは雄大な自然があり、
絶景や動物など見所満載です。
期待に胸躍らせバスターミナルへ向かいました。
チケットを購入し、あとはバスの出発時刻を待つだけ。
ターミナル番号、行先を確認し、
自分が乗る予定のバスが来るのを待っていました。
ガラスの扉を出て、すぐのところに立ち、
バスが来るのを待っていました。
あと数分で来るだろうと言われていたので、
メインのバックパックは背負ったままでした。
あぁ重たい。
さらに斜め掛けしていたサブバッグで肩が痛くなってきました。
痛い痛い。。。
ついに私は肩の痛みに負け、
サブバッグを床に下ろしてしまいました。
<バス会社スタッフのような人がチケット提示を求めてきた>
サブバッグを下ろした瞬間、
バス会社のスタッフらしきおじさんが声をかけてきました。
なにやらチケットを見せろと言っているようでした。
チケットを出すと、それを片手で掴み、
時刻や行先を確認しているようで、
しばらく見ると「OK」と言って立ち去りました。
おじさんは歩きながらチケットを掴み、
ガラスの扉の中に入っていこうとしていました。
今思えば不自然ですが、当時は何とも思いませんでした。
急いでいるバス会社スタッフにしか見えなかったのです。
チケットを掴まれた私はチケットを離すまいと
体を右にねじっておじさんの話を聞いていました。
「OK」と言ってチケットを手放したおじさん。
すぐにどこかへ立ち去りました。
スタッフにチケットの内容を確認されることなんて
よくある事なので気にも留めていませんでした。
しかし体の位置を戻し、カバンに目をやると
そこにあったはずのサブバッグがないのです。
やられてしまいました。
【反省点:バッグの肩紐を手放した】
バッグは重たいのでどうしても下ろしたい時があります。
でもそんな時、荷物は下ろしても持ち手や紐など、
バッグの一部を絶対に手放してはいけません。
今回は2人グルの犯行でした。
スタッフを装うなどして、荷物から目を離すために
色々な働きかけをしてくるのです。
そんな時もバッグの一部を常に手放さなければ
荷物をあっさり持っていかれることはありません。
肌身離さずとはまさにこのことです。
紐をナイフで切って持っていったり
気付かれないようにカバンを割いて
中身だけ持っていく犯人もいます。
これを防ぐにはまた違う対策が必要ですが
置き引き、スリなどはある程度防ぐことができます。
とにかく目は離しても手は離すな!が鉄則です。
【警察署で盗難証明書をもらった】
泥棒!泥棒!とバスターミナルで叫んでいたら
警察が来てくれて、すごい勢いで走って犯人を捜してくれました。
しかしさすがに犯人が見つかることはなく私は半泣き状態…。
これからパタゴニアに南下することや
2週間程度で帰ってくることを伝えると
次回もう一度警察に来て手続きをすればいい、
と親切に教えてくれました。
そして2週間後。
バスターミナル内にある警察署を再訪。
盗難された時の状況や
サブバッグの中に入っていたものを
カタコトのスペイン語で伝えました。
盗難証明書を作ってもらうために警察署に行く1日…
旅の中では貴重な1日…くやしいです。
しかしなにはともあれ、盗難証明書はカタコトながら
無事発行してもらうことができました。
<保険会社に保障してもらえた>
カタコトで発行してもらった盗難証明書。
不安でしたが、なんの問題もなく保険会社に受理され、
損失を補償してもらうことができました。
保険に入っていて本当に良かったです。。。
【まとめ】
・貴重品は肌身離さず持つべし!
・荷物は全て、目を離しても手を離すな!
基本的なことですが、皆さんも気を付けてくださいね。