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トランプショック!現在の相場状況。株やゴールドが売られている理由
今のマーケット状況について質問が多かったので、簡単にまとめておきたいと思います。株、為替、暗号資産(仮想通貨)、金利(債券利回り)状況についてです。
後ほど、詳しいトレード戦略などはブログの方で解説していくので、ブックマークよろしくお願いします!
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トランプ関税の第一弾(カナダ・メキシコへの25%、中国へ10%の関税)
2月1日に大統領令署名、4日から発動
→ 以前から話題になっていたトランプ大統領の「関税措置」の一部です。対象がカナダとメキシコで、関税率25%となっていますマーケットはある程度織り込み済み
→ 一方、“新しいニュース”というわけではなく、すでに市場参加者はこの可能性をある程度認識していたため、大きなサプライズにはなりにくいです。ただし、関税拡大リスクへの警戒を織り込むか
→ 実際に関税がスタートしたことで、「他の国にも広げるのか?」といった不安が強まり、今後の貿易摩擦の拡大を懸念する動きが出ているかもしれません。
全体の状況:リスクオフ(安全志向)になっている
リスクオフとは、『投資家がリスクのある資産(株式や仮想通貨など)を手放して、より安全だと思われる資産や現金に資金を移そうとする動き』のことです。
いま市場で起こっているのは、日本株の大きな売りだけでなく、ゴールド(本来は安全資産とされる)までも売られており、“キャッシュ=現金” を確保しようという動きが強まっています。
日本株が大きく売られている
日本株の前場(午前中)の売買代金が2.7兆円と非常に大きく、もしこのペースが続くと1日(大引け)で5兆円超になりそう。
また、日経平均先物の取引量も過去3ヶ月で最高の水準。これは、投資家が先物を使ってヘッジ(損失回避)や投機(値動きから利益を狙う)に積極的に動いている証拠といえます。
ゴールドや仮想通貨も売られている理由
ゴールドは通常『不安なときに買われる安全資産』として扱われやすいですが、今回のように市場が大きく動揺しているときは、“安全資産”ですら売られて現金化されることがあります。
仮想通貨も“リスクオフ”状態では真っ先に売られやすい資産のひとつです。
つまり、投資家が『とにかく現金を持っておきたい』と強く考えている状況が、リスクオフの典型的な動きとして表れています。
米国債利回りの動き(ツイストフラット)
米国債利回りは、『国が借金するときの金利』のようなものです。通常は、借りる期間が長いほど金利が高くなる傾向があります(ターム・プレミアム)。
しかし、今回は短期(満期が近い)債券の利回りが上昇し、長期(満期が遠い)債券の利回りが低下するという“ツイストフラット”と呼ばれる現象が起きています。
これは次のような状況を示唆しています。
質への逃避(安全資産への資金流入)
まず、リスクオフでは国債のような“比較的安全”な資産に買いが集まるため、(特に長期債の)利回りが下がりやすくなります。
関税戦争がインフレを押し上げる恐れがある
輸入品に高い関税がかかると物価が上がりやすく(インフレ)、中央銀行(FRB)が金利を下げにくくなる(=短期金利上昇要因)。
関税戦争による経済減速リスク
しかし、関税戦争によって世界経済や企業の業績が悪化するリスクもあるため、長期的な景気への不安から長期債は買われやすく(長期金利が下がる)なる。
この『インフレ懸念(短期金利上昇)』と『景気減速懸念(長期金利低下)』が同時に起きているため、短期と長期の金利が逆方向に動き、“ツイストフラット”という形になっています。
リスク資産にとってはマイナス要因
アメリカが金利を下げにくくなる → 通常なら『金融緩和で経済を下支え』というシナリオが難しくなるかもしれない。
関税戦争で景気が冷え込むかもしれない → 企業の業績が悪化しやすくなる。
どちらの影響が強くなっても、株式などのリスク資産にとっては悪影響になりやすいため、現在のマーケットでは“売り”が優勢になっています。
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