医師の言葉で私の心の荷が下りた話
まだまだ、娘はトンネルの中……
鬱になってしまった娘は何もしない日々を過ごしている……
視界が暗くなったり、食べると気持ち悪くなったり、いつも首を絞められた感じがしたり、男性の叫び声や怒鳴り声が聴こえたり……
薬は増えたにも関わらず、症状は改善するどころか様々な症状がプラスされて大変そうだ。
病院の医師は「入院も視野に入れましょう。」とおっしゃった。
しかし、ASDの娘の事を考えると入院もまた、彼女のストレスとなってしまうのではないかと思い、難しい…
また入院すれば、お姉ちゃん大好きな末っ子のショックも大きいだろう……
何もしなくなってしまった娘に当初は涙が勝手に出てきてしまうくらい私まで弱っていた。
「自分は変じゃない!」と言い張る娘。
医師に今の状態を説明したら「入院」という言葉が出てきて、やっぱり私は間違ってなかった!と思えた。そして医師に
「今は何もしないで下さい。何かをやっても、結局楽しくなくて余計に自分自身が嫌になってしまいます。」
と言われた時、私の心の荷が下りた気持ちになった。
「焦らない、焦らない!」と心で唱えていても、心のどこか隅っこで焦りがあったのかもしれない。先生のこの言葉で私は本当に気持ちが楽になった!
先生はさらに、
「今は辛いけど、まだまだ若いんだから、これからいくらでもチャンスはあるから!」
と笑顔でおっしゃった。全く持って、その通りだと思った!
私は、この診察を機に、泣かなくなった!
どんな娘でも受け入れられるようになった!
長い目で見ようと心に決めてから、私の心は落ち着いてきている。
昨日、久しぶりに末っ子が娘のバイオリンの演奏動画を観ていた。何度も何度も繰り返し再生していた……その顔はとても寂しそうで切なかった……
末っ子は、
お姉ちゃんにバイオリンを弾いて欲しいんだな…
お姉ちゃんがバイオリン弾いている姿が好きなんだな…
ようやく泣かなくなった私だが、その末っ子の姿をみて、心が締め付けられそうになり、再び涙しそうになった……
どんなに長いトンネルでも、脱け出すことの出来ないトンネルはない!
たとえ、この先娘がバイオリンを手にしなくても、娘が選んだことを一生懸命「応援すること」が私に出来る娘への最高の贈り物だと私は思っている。
出口のないトンネルはないのだから、いつかきっと脱け出すことが出来る!!それまではゆっくりでいいよ☺️、焦らない……
まだまだ、16歳。
何度でもやり直せるチャンスがある!
最後まで読んで下さりありがとうございました🍀🍀🍀