絶対忘れるながやめられない 13
前回のお話はこちら。
2016.1.11
年明けから少し経って「アイスクリームポップアップトゥギャザー」という曲のMVが公開された。
曲ができるまでの経緯はここ。
「絶対忘れるなのテーマ」でもMV制作をお願いしたささくんこと佐々木くん(左)に撮影を、彼の友人でセルラも学生時代からよく知るまっちゃんこと松島くん(右)に監督をお願いした。後の「unageek(ウナギーク)」というユニットで、ぜわすとその後も関わってくれることになる。
2015年初夏、本業の合間を縫って来てくれた二人と志賀セルで打ち合わせ。ささくんはぜわすのことをよく知ってくれていたし、ポケモンとキャンプを愛するアイディアマンのまっちゃんはすでに曲を聞きこんできてくれて、「まだ全然タタキ台だけど」といいながら曲の展開に沿ってめちゃめちゃ作りこまれた筋書を用意してくれていた。さすがだ。
大前提として「可愛い女の子をメインで出演させたい」というのがあった我々。歌っているセルラと翠れんは出ないか、出てもきゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」に出てくる覆面ダンサーみたいな役がいいと伝えていた。
(これね)
というわけで苺りなはむさんに出演してもらうことが決まった。
そう、現・CY8ERで社長業も大活躍中の、あの苺りなはむさんだ。
りなはむさんは接点のなかったぜわすのMVになぜ出てくれたのか。
それは「叫び」(現:(株)sakebi)という屋号で面白そうなことをやっているたまきくんという人のことをインターネットで知ったセルラがある日「Tシャツ作りませんか?」と営業メールを送って会いに行ったのがはじまりだった。メールを見返したら2014年夏の出来事。そのとき彼はまだ大学生。
で、「叫び」で展開していためちゃかわなアパレルの一部の製造を担当させてもらうことになり、そのときのモデルをりなはむさんが務めていた。
たまきくんはりなはむさんの古くからの友人だったのだ。
BiS時代、「nerve」MVの冒頭で「イントロって、Aメロ?」と言う名言と共に圧倒的存在感を放っていたりなはむさんに目が釘付けになり、何度もあの映像を再生していたわたしはとても興奮した。
翌年たまきくんが「BPM15Q」というりなはむさんのユニットのマネージメントをはじめたタイミングでわたしに「MV撮るなら出させてよ」と言ってきて、冗談かと思ってたけどいざ「出てくれない?」と聞いたら二つ返事でOKだったという運びだったのだ。だいすき公私混同案件である。
というわけでたまきくんも交えて一度打ち合わせをしてから撮影当日。
暑い夏の日、阿佐ヶ谷の馬橋公園から撮影はスタートした。
りなはむさんを間近にみてその可愛らしさ可憐さにどぎまぎしてしまう。
そのあとスタジオに移動して、夜までがっつり撮影。一日がかり。
りなはむさんは撮影中「まん、まん、まんじろ~♪」と歌っていた。
「まんじろー、おいしいラーメン屋さん、教えて!」とたまきくんに言わされたりもしていた(たまきくん、パートナーのあこちゃん、りなはむさんの三人はとても仲良しだった)。
ほぼ出ずっぱりなのに疲れを一切見せず笑顔も絶やさないりなはむさん。
プロでしかなかった。
ほんとこれ。
それでは本編より一部ご紹介。
志賀さんちのチャリに乗るりなはむさん。
暑さでシャバシャバのサクレ苺を食べるりなはむさん。
頭キーンなりなはむさん。
なまおぼ(翠セル)にジョインしたりなはむさん。
どこを切り取ってもかわいい。
アイスの落とし方が見事なアルバさん(一発OK)。
アイス屋志賀さん。
アイスを喰らう万次郎。
愛すべきなまおぼのオタクたち(セルラのTシャツ着用のためピチピチピーチジョン万次郎)。
後半の異世界感あるシーンはグリーンバックのスタジオで。
(りなはむ用にいちご色のZWSTシャツを作ったよ)
無事撮影は終了して、その後はウナギークにまるっとお願いする。
年末、忘年会でささくんがボロボロになりながら編集作業をする様子を鴨しゃぶを食べながら見ていた記憶がある。
2016.1.11
満を持して「アイスクリームポップアップトゥギャザー」MV公開!
なぜかOTOTOYで記事になる。奇遇にも公開前日に出演したTHIS IS NATSちゃん「ロンリーロンリーロンリー!」レコ発@下北沢モナレコードでぜわすを見てくれていたライターさんが記事にしてくれたのだ。そして安心安定のCDjournalさんもしっかり記事に。ありがたい。
そしてMV公開翌日には当然のようにりなはむカラーのTシャツも限定販売する商魂たくましい弊社であった(最近当時のガッツが足りない気がしてる)。
「アイスクリームポップアップトゥギャザー」のMV公開後、我々は真のりなはむパワーを痛感することとなる。
つづく。