日本の子どもたちが、幸福でない理由

親として、子どもに与えたいものは何だろう。栄養のある食事、素敵な洋服、良い教育、楽しい経験や思い出、おもちゃ、北欧風のベビーカーやベビーチェア?

子どもが望むものは、実はシンプル。親の心からの笑顔。親が話を、手を止めて、目を見て聞いてくれること。

好きなことを好きなだけできる自由。時間的制約(「急いで」「もう行くよ」)や物理的制約(「汚れるからやめて」)からの自由。

成果や結果を出さなくても、成績が悪くても学校に行かなくても、ただ存在するだけで承認されること。

親は形あるものにこだわるけど、子どもが求めるものに形はない。

親は自分が価値があると思うものを与えようと、時間や精神をすり減らし、イライラして、その結果、皮肉にも、子どもが求めているものを与えられない。

もっともっと、目の前の子どもの声に耳を済まして。

あなたが大切だと思っていることは、本当に子どもが欲しいもの?

それともあなたが与えたいもの?

こうしたすれ違いが、「子どもの幸福度ランキング」の低さの原因だと思う。

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