自分らしい人生のために/お知らせとムラカラ制作秘話①#92
本日、株式会社リヴァの宿泊型転地療養サービス「ムラカラ」のPVが公開されました。今回音楽を担当させていただいています。
脚本・撮影・編集/中川典彌
マスタリング エンジニア/PIANO FLAVA
ヴァオリン/西村勇也
音楽/鎌田優紀子
こちらのトップページからご覧いただけます。
主役は実際にムラカラを利用された、石塚貞宏さんが出演されています。
先日、監督の典彌さんのインスタライブをたまたま見ていたら、コメント欄で声をかけていただき、「石塚さんー!!!!」となりました。
出会えて嬉しい。
奈良県の下北山村にあるムラカラとは、シェアハウスでの生活やメンタルケアのプロによるサポートにより疾病と向き合い、より自分らしい人生へと踏み出すためのサービスを行なっている施設です。
下北山村の豊かな自然とムラカラの魅力を、中川典彌さんの手によってより鮮明で美しく、そして力強く表現されています。
楽曲制作前には、下北山村をGoogleマップでどんな風景か見たり、典彌さんに頂いた写真や動画でイメージを膨らませて制作に入りました。とても素敵なところです。
動画の主人公と同じような悩みを持つ方に、ひとりでも多くの方に届くといいなと思います。
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ちょっとここからは余談になりますが。
このムラカラの音楽制作の裏話、といいますか。よかったら読んでください。
わたしの転機はブランディングの話をclubhouseで聞くようになって、
「こんなわたしでも誰かが必要としてくれるかもしれない」と思ったんですね。
「みんなが知らないだけで、あなたの才能を求めている人はたくさんいる」
という言葉だけを信じ、会ったこともない、いま熊本で最も活躍している中川典彌さんに声をかけたワケです。
正直、「わたしを必要としてくれる人って本当にいるのかな」という気持ちや「次男がまだ自宅にいるし、来年の春からお仕事をした方がいいかも」という自信のなさがありました。
でも長男の子育て中から中川典彌さんの作品を見ており、心が震える感動や勇気をもらっていました。
実績も少ないしブランクも長いのに、その作品の美しさを見てどうしても「一緒に仕事をしてみたい」と思い、アポをとってオフィスへ。めちゃくちゃ緊張した!
そのめちゃくちゃ緊張した最初の打ち合わせが、このムラカラのPVだったのです。今年の8月のことでした。
映像制作を始めて2年ちょっとというのに、数々の作品を手がけており、テレビ局からのインタビュー取材もされ、とわたしがお仕事をさせていただいたのは、本当に運が良かった、としか言いようがありません。
ちなみにわたしは運だけは良くて(いきなりのドヤ感)。
もう本当に運の良さでここまできて、今回中川典彌さんと、ムラカラに出会うことができました。
本当にありがたいことです
わたしは何ができるのか、音楽は趣味にするのか、特に子育て中は思い悩む日が多くありました。
これからの長い人生を、どう生きていくのか。
ムラカラの作品作りを通して、わたしも「自分らしさ」とは何かを見つめることができ、わかったことは音楽を通して誰かの役に立つことができるのが「わたしらしく」いられるということ。
そして1人で黙々と音楽を作っていたわたしに、仲間ができた心強さは何にも代えがたい。
ムラカラのPVに出てくる言葉のひとつひとつが、心に響きました。
自分らしく、楽しく、生きていく。
「自分らしさ」を見つけることができるムラカラを、
ぜひ多くの方に知っていただけると良いなと思います。
明日は制作秘話②。
ヴァイオリン録音についてと、マスタリングエンジニアのPIANO FLAVAさんとの出会いについて書きたいと思います。