未来の自分に手紙を書く
だれかに手紙、書いてますか。
封筒と便箋、またはハガキにじっくりと向き合って誰かに何かを書くということは、LINEもメールもある便利な生活のなかで、すっかりなくなってしまった。
なんならAIの発達で、文章を考えること自体さえも減っていきそうだ。
目まぐるしく変化していく世の中で、他人に何かを伝える際にはそれでもOKとしても、自分自身に手紙を書くのはお勧めしたいことのひとつだ。
わたしは自分の誕生日には、必ず1年後の自分に手紙を書く。適当に便箋と封筒を用意して。
なんだかうまくいかないことだらけだなと思っていた10年ほど前に始めたことで、出産してからはできなかった年もある。
この方法の1番の醍醐味は1年後に手紙を読むとき。
手紙を書くときには、やや照れくさいような恥ずかしい気持ちもある。
家族には絶対に見られたくないし(笑)、書いた手紙は自分の書斎の引き出しに直しておく。
書く内容はなんでもいい。
できれば、いまどんなことをしててどう思ってるか、1年後、どうなっていたらいいか。 などを書いておくといい。
いまこんな嫌なことがあって、大変なことがあってとかでもいい。1年後に読むと、そんなことで悩んでたのかと思えるし、自分自身に励まされる。
わたしは誰かが応援したり励ましてくれるよりも、自分に背中を押してもらうことが効果的だと思っている。
自分で自分を乗り越えていく。
未来の自分に手紙を書くと、それを実感できるのだ。
今年も引き出しの奥に自分への手紙を用意している。何を書いたかはさっぱり覚えてない。
手紙を読んだときに、また前を向けるような自分でありたい、と思う。