物欲の果て#74
先日の休み、外出した時に久しぶりにセレクトショップをぶらぶらと歩いた。
子供ができてなかなかお高い服は買えない。
子供がいてもいなくてもそう何着もお高い服は買えないのだが、汚すかもという不安から更に買えなくなり、毎日何か一点はユニクロと無印を着ている。
いや、正直に言う。
全身ユニクロって日も少なくない。むしろ7日のうち5日は全身ユニクロコーデだ。
なのでセレクトショップに入るとまず生地の厚手のもの、黒系、動きやすさを重視して見てしまう。
結局そんなことを考えて見ていると手頃な価格の服はセレクトショップにはあるはずもない。
しかし、とあるショップの隅に置かれたコートにその日は釘付けになった。
これは…!
と、生地に触ると心地よく、いつまでもなでなでしたくなる。
白と黒の2色のラインナップのキルティングコートで、どちらも品よく、試着すると素敵だった。
ちなみに私は暖かさを重視はしない。
あまりにも暖かいとまた倒れてしまうからだ。詳しくは以下参照。
なのでこれ一枚で冬の寒さは大丈夫!というコートではなかったが、久しぶりにコートを買おうかな、と思える1着。あるよね、一目惚れ的な。
うーん、悩ましい。
そういえばコートを最後に買ったのは、もう5年前。その時は高島屋のオンラインショップで買って、今でも愛用してるがさすがに少し傷んできたなと感じていた。
服は良いモノを買って長く着るタイプで、かれこれ7年とか8年着ている服もある。
コートのお値段を見ると、なるほど、と言う金額。コートにしては安い。
でもなぁ、このコート絶対必要なわけじゃないし子供たちに何か買ってあげたほうが良いかな、と子供達の顔が思い浮かんでその日は買わなかった。
モノを買うかどうかはここからが本番だと思っている。
そのあともその手放した商品を思い出すか思い出さないか。
思い出さないのならそれほど欲しいと思ってなかったということ。
しかしながらこのコートに関しては、それから毎日思い出してしまっていた。
ちなみにへちま柄のコートだったので、なんでアウター類ってへちま柄が多いんだろうと考えたりもして物欲を紛らわそうと努力もした。
まあいい!久しぶりにコートを買おう!
とまたセレクトショップへ。
一目散にコートのあった場所へいくと、あったあった、私のコートが(ちがう)。
羽織ってみると、うん、やっぱり良いなぁ。
ダウン系のアウターって私が着るとミシュランみたいで似合わないんだけど、キルティングなら良さげ。上品なのにカジュアルでも使えるってところも、貧乏性なわたしには合っている。ちなみに好きな言葉は「リバーシブル」。
うーん、でも今まで買ったコートの中では高い方だよなぁとふとアウターのかけてあるハンガーラックを見ると「10%OFF」の文字が。
対象のアウターのみ割引とのことで、私が手に持っているコートも対象品。
すかさずレジに持って行って、無事にへちま柄のコートを手に入れました。
なにが「生地の厚手のもの、黒系、動きやすさ重視」だ。
セールにめっぽう弱い私だった。