サンスカーラと変わらないもの①
RYT200の講義受講中。
遅々として進まないけど、ヨガ哲学は聞くたびに唸る。
残存印象と言われれるサンスカーラ。本当はRYT200では習わないらしいのですが、ヨガの考え方では結構大事らしく、わたしの先生は200の間で教えるようにしているらしい。
『リンゴは何色?』
と問われて、秒で答える。頭じゃなくて反射神経で。
わたしもそうだし、おおよその人はそうだと思うけど
『赤』
この『リンゴの色』→『赤』と言うのがサンスカーラ。秒で出てくる答え。
でも、リンゴって、赤じゃなくて青いのもあれば、黄色いのもある。花は白いしね。
でも、『リンゴは赤い』と潜在意識に刷り込まれて、残存印象=サンスカーラとしてある。
『あの人って良い人。優しいし、いつも笑顔だし』
これもサンスカーラ。『第一印象』と言ってもいいのかも。
でも、人って一面しかないわけないよね?いつも笑顔の人もいるとは思うけど、おなかが痛ければ顔をしかめるだろうし、悲しい顔になることもあるだろう。優しさからの厳しい言葉や態度だってあるだろう。
でも、『あの人って良い人。優しいし、いつも笑顔だし』と潜在意識に刷り込まれて、残存印象=サンスカーラとしてある。
『ナニモノにも惑わされない心』を目指すとき、時としてサンスカーラが邪魔をする。。。
『いやー、リンゴは赤だってば。黄色いとかおかしくない?』みたいに。
『あの人が顔をしかめるなんて、おかしいヨ。がっかりだなぁ』みたいに。
特にリンゴの色のようなものではなく、そのモノに対する良いサンスカーラ(↑のあの人の例)は、だんだん(笑顔が)当たり前となり、(笑顔が)欠けた時(=顔をしかめた時)にマイナス印象となってしまって、なんだかおかしなこと(=がっかりだなぁ)になってしまう。
人は。。。変わる。。。
わたしも、あなたも、その隣のあなたも、変わる。
環境も変わる。。。わたしが生きてきた半世紀の間にだって、オイルショックがあって、1ドル360円時代があって、バブル期があって、バブルが崩壊して、今、コロナ禍だし。
だから、サンスカーラ(第一印象)に捕らわれて、心をかたくなにしてはいけない。。。
『あ、そうね、そんなときもあるよね』
『黄色いリンゴ、いいね🎵』
ふんわりと受け止めるやわらかい、優しい心が、欲しい。