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「ちゃのゆかい」について

「ちゃのゆかい」とは

ちゃのゆかいとは
【茶の湯会】 であり 【茶の愉快】 であり 【茶の由界】

基本にしているのは、今日庵裏千家のお点前
16代続くアワアワカプチーノ風の楽しい茶道(ちゃどう)の系譜です

想ひ

お茶って不思議です
500年前からあるけれど、逆に言うと500年より前にはなかったもの
それが今や「日常茶飯事」と言われるように

今は伝統文化だけど、500年前は最先端のポップな文化
今で言う、、、なんだろう? ボカロとか? AIみたいな?
特典CD(DVD?)もらえるから、何回も同じ映画を見に行く娘を見ていると
500年前に、茶道具欲しくて、お仕事頑張っちゃう武将に重なる

そんな世界

「茶道」って言われると、敷居が高ーーーく感じてしまうけど、実際はそんなところ
なので、「ちゃのゆ」
ひらがなだとちょっと身近に感じませんか?

北陸の極めて普通の家庭に育ったわたし。。。普通も普通、洋服はお下がりが多く、おやつはふかしたお芋さん、みたいな(笑)
親戚一同(人数だけは多かったですが)見渡しても、お茶やお花、絵画も含めて芸術的なことをしている人はいませんでした
岐路は進学。。。学校が離れてしまった友達に週に一回会うためだけに、お茶を始めました(友達に誘われて、一緒のお教室にところに入門)

そんなわたしが思うお茶は、心に寄り添う「ちゃのゆ」。
決まった点前手続きは、型にはまる安心感を【守】
どうしてその点前手続きになったのか、考える時間は、想像力を【破】
それを自分で再現してみるとき、500年のお茶の歴史の一部になれるような融合感。

五感をフルに使って感じる世界。
それが「ちゃのゆ」

うまく言葉にできませんが、『ここに居てもいい』と言う安心感があります
ここに居るわたしは、ここの一部なのか独立した存在なのか。
そんなことさえわからなくなる【離】世界

本当にお茶って不思議です

総合芸術

ちゃのゆは、総合芸術と言われています。
ちゃのゆの世界に足を踏み入れると、同時に
①生け花(茶花を扱います)
②園芸(茶花を育てること)
③造園(庭を作ること、家を作ること)
④香道(お香を炊きます、聞香もあります)
⑤書道(掛け軸には禅語がよく使われます。毛筆書きも行います)
⑥禅語(臨済宗がベースです。掛け軸にも禅語が書かれます)
⑦焼き物(茶道具:お茶碗など)
⑧塗り物(茶道具:棗など)
⑨指物(茶道具:棚など)
⑩鋳物(茶道具:釜など)
⑪俳句(季語として茶杓の銘や、俳句を詠むお点前もあります)
⑫装道(和服がちゃのゆの制服です)
⑬ヘアメイク(和装に合うものを)
⑭日本建築(茶室の作りがそうです)
⑮料理(茶懐石料理は最上級のおもてなし料理です)
などなど
広く深くなじんでいくことになります

そして、そのベースにあるのが、「おもてなしの心」
これはちゃのゆから始まりました
人をもてなすということ、人と共に生きるということ、それが戦国時代に華開いたちゃのゆの神髄となっています

令和の時代

コンビニでも美味しいコーヒーが飲める時代の今、簡便さを求めてしまいがちな日常があふれています。
ふと、そこから離れて、あわただしい日常に、ゆったりと自分のためだけの時間を作ってみませんか?

No  where   →   Now here
(どこにもない  →   今、ここで)

わたしたちの根っこにある日本人の心、五感と季節感を、見つめ直してみませんか。。。

そして、ちっぽけな自分を愛してあげて、、、
We bend so we DON'T BREAK
(壊れてしまわないように、しなやかに生きてみませんか)

楽しみながら、お茶の世界を旅してみませんか?

お稽古について

お稽古は、現在(2025年2月)も始まりの時と同じ、東京神田の楽々テラスにて行っています
駅から徒歩1,2分の便利さと、テーブル椅子を使った令和式(「膝関節は消耗品」をモットーに足腰に優しいお稽古を目指しています)を特徴としています
日程は、スケジュールのページにてご確認ください


講師について

講師(飯塚宗由)は、昭和の時代からお茶を始め、茶歴が人生の半分を超えました。
お茶を好きでいることには、人後に劣らないと自負しておりますが、実は緑茶や紅茶が好きでない変わり種です。(コーヒーは好き)
料理もお菓子作りも好きではないのですが、誰かが「美味しい!」と言ってくれるのが嬉しくて、茶懐石と和菓子作りに萌えております。

糊口をしのぐための仕事もしており、そこでも茶道部(和文化茶論)を主宰しています。
お茶三昧、万歳(/・ω・)/ な生活はここしばらくのこと。
お茶を始めた当初はもちろん、2年前には思ってもいなかった状況にいます
人生は思いがけないことの連続、と今更ながら思うこの頃です
ぜひ、会いに来てください(⋈◍>◡<◍)。✧♡

2023年7月初稿
2025年2月心持が変わったので少し「想ひ」を直しました

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