Malin BÅNGの「Hyperoxic」を読んでみることにした。➂
前回、前々回とマーリン・ボンの「Hyperoxic」を見てきましたが、分析していて気付いたことがあります。この作品は、一つも音程が出てこないんです、全て息音ノイズなんですよね。相対的な息音の中での高低感はあるにしても、明確な音程はない。通常、クラシカルな作品では和声分析、もしくは旋律の音程関係などで分析を試みることが多いわけなので、これはどう分析すべきか、悩みました。
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