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2019-10-04
「今日のこぼれ話」作曲の纏わるこぼれ話を不定期(有料・無料)でお届けします。本日お届けするのはさっきょく塾今期のゲスト講師で、作曲家、山根明季子さんの一言。「作品を聞く」ことについてお伺いしました。以前のインタビュー記事はこちらから。
(わたなべ)さっきょく塾オンラインサロンでは、昨年から「聞いてくださいシリーズ」というのをやってるんですね。サロン生に自作品をアップしてもらって、それに対してみんなで感想を言い合う。レッスンとか、作品の良し悪しを評価する、というよりは、みんなであーだこーだ言うっていう。それを一年通してやっていました。
ただ「作品を発表する」「誰かに聞かせるために公開する」って、実は簡単じゃない、と思ったんです。だって、「聞いて!」ってスッと作品を出すの、心理的ハードル高いじゃないですか。叩かれるかもしれないし、傷つくかもしれない。自分でどんどん公開していく人がいる一方で、どこか躊躇している、二の足を踏んでしまっている、そういう作曲家たちに、どうやったら「聞いてもらいたい」と、思ってもらえるのか。
(山根)私、最初は何も知らずに秋吉台のセミナーに来て、そこで周りの凄さに恐々としながら勇気を持って公開して。湯浅先生に「コンクールで通る曲ではない」と言われたけれど、同時に個人の感性をしっかりと聴いてくれたことで救われたんだよね。
ジャッジしないとしたら何を聞くのか。オリヴェロスのディープ・リスニングを最近読んでいて、聴くことには途方もない可能性があると感じていて。むしろ、全ては既にそこにある。何を拾うか、拾えるか、だけな気がしている。
作曲を教えることは、書いている人が本当にやりたいことをよりできるようにして、書くことに喜びを感じるような、(あわよくば人に効果的に伝わるようにしてより遠くへ行けるように考えちゃうけど・・)手助けだと考えているよー。
月間オンラインマガジンさっきょく塾(月額500円)では、2020年1月にゲスト講師として、山根明季子さんをお迎えし、山根さんの思考論をお届けします。平行して行われているFacebook版さっきょく塾オンラインサロン(月額1000円)では、実際に山根さんに曲を聞いてもらったり、質問をすることが出来ます。月額オンラインマガジンさっきょく塾購読はこちらから。
インタラクティブに学ぶオンラインサロンは、以下の記事をご一読の上、ご入会ください。みなさまのご参加お待ちしております。
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