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ピアニストにきいてみよう。【鳥のカタログ】no.1

作曲家わたなべゆきこと、ピアニスト大瀧拓哉(大瀧君のノートです、演奏動画なども見られます)の間で行われる、現代に生まれたピアノ作品についての往復書簡です。作曲家の目から見た視点と、演奏家の視点。両方から一つの作品について、深めていきたいと思います。四回に渡って武満徹の「雨の樹:素描」についてお話した後は、変わってメシアン(Olivier Messiaen)の「鳥のカタログ/ Catalogue d'oiseaux」を取り上げます。

武満とメシアン

「次の作品を決めよう」となったとき、こんな会話をしましたね。

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偶然にも、次に取り上げる作曲家として、二人から最初に名前が挙がったのがメシアンでした。武満徹の「雨の樹:素描」はシリーズになっていて、前回取り上げたのが1983年に書かれた「雨の樹:素描」。そして、二つ目が「雨の樹 素描II —オリヴィエ・メシアンの追憶に—」。メシアンを取り上げようと思ったのは、きっとこのタイトルが脳裏にあったからかもしれないですね。

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