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子どもの頃の我が家の生活サイクルの話
小学校のころ友達の家は、たいていお父さんの帰宅時間が遅くて、夕食は子どもたちと別々に取ると言う家が多かった。
だが我が家では、父は夕方4時くらいには家にいて、チーズやハムやサラダをつまみにワインかビールを一杯やっていた。
一応夕食は、6時半か7時くらいからと決まっており、ご飯を食べながらおしゃべりし、なんだかんだでみんな夜9時ぐらいまで食卓を囲んでいた気がする。
あまりに夕食に時間を取られるので、中学3年の受験時はあえて家族と夕食をずらしていた。帰宅したら一旦寝て、夜中に起きて勉強をしていた。
父は父で夕食後に一回寝て、起きて夜中ずっと仕事をして明け方また寝ると言うサイクルで生活していた。
一度高校生の姉の友人が試験前に、夜中12時くらいに電話をかけてきて、「家族の話し声がするが誰か起きているの?」と質問し、姉が「家族5人とも起きている。」と返したところ非常に驚いていた。
そんな家だったので、「早く寝なさい!」と注意された記憶もあまりない。
我が家の居間の明かりは、基本的にずっとついており、近くにある家族でレストランをやっているところの奥さんが、「当時、自分の家は食材の仕込みなどで夜中までかかる事が多かったが、やっと仕込みが終わり、外に出て◯◯さんの家を見るとまだ灯りがついており、ホッとした。」と言っていた。
そのくらい24時間誰かが起きているような家だった。全体的に夜型の家族であった。
わたしが小学校のころからそんな感じで、同じ部屋で寝ていた姉は中学生になると本格的に深夜ラジオを聞いたり、本を読んだりして、途中で寝落ち。ラジオ朝までつきっぱなし。それでも朝になれば、小学校やら中学校やら通っていた。
小学生のころ、遅刻こそしなかったものの朝ごはん食べずに学校行くことが多かった。6年生の時は登校班(近くの子たちで班を組み一緒に学校に行く。)で班長だったにも関わらず、ほぼ毎日登校班の集合時刻に間に合わず、先に行ってもらっていた。自分はギリギリの時間に、学校まで走って行くと言う生活をしていた。
高校生ぐらいの時は、さらに本格的に遅刻していた。(優しい学校だったので成績表の遅刻回数はけっこうおまけしてもらってあった。)
その上、大学生の時は、夜中11時半までバイトしていた時期もあり、午後から授業に出るなんてのもしょっちゅうであった・・。(単位は一つも落としていない。)
学生の時はそんな調子で、遅刻しなくなったりはアルバイトや仕事をするようになってからである。
アルバイトや仕事はさすがに遅刻しないので、学生の時にわたしが“遅刻魔”であったことなど誰も想像しないであろう。そして、今の方が早く寝ている。
そして最近痴呆の入った父は、やはり好きな時間に寝たり起きたりして、母を困らせている。
以上
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