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夜のひとりごと

長所と短所は紙一重、表裏一体とはよく言うけれど、本当にそうなんだろうなと思う。

自分で言うのもなんですが、私の性格は超まじめ。「まじめ」という言葉に子どもの頃はあまりいいイメージがなかったかなぁ。でも本当はこの言葉自体にいい意味も悪い意味もなくて、自分自身がどう捉えるかだと思う。

私は今はいい意味にとらえているし、自分のいいところだとも思ってる。けれど、マイナスに働くこともあるんだよなと思ったりもする。隙がないというか。遊びや余白がうまく作れないというか。「適度にふざけたい」という気持ちはある。でもそれがうまくできない、という悩み。

けれど別に悲観してるわけじゃない。これが私なんだよなって。まじめで、でも心の中ではちょっとふざけたいと思ってて、でもできなくて。って悩んでるところも含めて人間らしいというか。そういう自分は嫌いじゃない。

短所があるから、誰かの長所が活きる。完璧な人間であろうとしなくていい。私がふざけられない分、誰かが適度にふざけて、ゆるめてくれたらいい。誰かが引き締められなければ、私が引き締めればいい。できる、できないを補い合いながら進んでいけたらいい。

自分が何ができて、何ができないのか。何が得意で、何が苦手なのか。自覚して受け入れることが出発点なんだろうな。

できないことや苦手なことがあるのはダメなこと、恥ずかしいことじゃなくて、その分誰かが活きる機会をつくれるということ。そう考えると、できないことや苦手なことがあるってすばらしい。よく考えれば世の中にある仕事というのは、誰かの「できない」を前提に成り立っている。

だから。適度にふざけたいけど、うまくふざけられない、やっぱりまじめになってしまう自分でいいんだ。

夜のひとりごと。
聞いていただきありがとうございました。




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