やりたい仕事ができなくて、今も諦めきれない。
小学校の社会の資料集、とあるページの左下のすみっこ。書かれていたのは青年海外協力隊の紹介だった。
その数行で私は将来を決めた。
それはちょうどエチオピア大飢饉(1984年)の頃。ガリガリに痩せ細ってお腹だけがカエルのように膨れ、顔にたかるハエを追い払うこともできない子どもたちをニュースで見て、小学生ながらその異様な状況を深刻に受け止めていた。
大人になったら青年海外協力隊に入って、開発途上国の支援をしたい。そのために看護師になろう。そう心に決めた。
その後中学生の時、