キャスティング事務所が支える嘘の広告
こんにちは。
大谷です！
今回は、副業検証ブログの裏に隠された「キャスティング事務所」の存在についてお話しします。
ネットで「私が開発した稼げるシステムがあります」という広告を見たことがある方も多いでしょう。
これらの広告に登場する人物たちは、本当に信頼できる人たちなのでしょうか？
実は、その多くはキャスティング事務所から派遣された演者なのです。
それでは、このキャスティングの仕組みと、その裏に隠された真実について詳しく見ていきましょう。
演者たちの正体
ネットでよく見かける「稼げるシステム」の広告には、先生役、インタビュアー役、アシスタント役の女性などが登場します。
これらの人たちは、あたかもそのシステムに関わっているかのように振る舞っていますが、実はキャスティング事務所から派遣された演者であることが多いのです。
実際に出演経験がある方に聞きましたが、先生役は1本の動画で30万円をもらっていて、5本収録すれば150万円になるそうです。
俳優や劇団出身の人たちは、下積み時代に収入で苦労してきたことが多いため、この報酬はとても魅力的に映ります。
俳優を辞めた人や元劇団員など、演技の経験がある人たちが「稼げるシステム」の信頼性を演出するために使われているのです。
例えば、動画の中で「このシステムを使えば誰でも簡単に稼げます」と語っている先生役の人が、実際にはそのシステムについて何も知らないただの演者であることも珍しくありません。
こうした広告は、視聴者に「このシステムは信頼できるものだ」と思わせるために、キャスティング事務所が派遣した演者を利用して作られています。
キャスティング事務所と詐欺業者の関係
では、なぜ詐欺業者はこうした演者を使うのでしょうか？
それは、視聴者の信頼を得るためです。
人は、テレビやネットで顔を出して説明している人に対して、ある程度の信頼感を抱くものです。
そのため、詐欺業者はキャスティング事務所と契約し、信頼感を与える演者を使うことで、視聴者を安心させて信じ込ませています。
特に、先生役やインタビュアー役、アシスタント役の女性など、立場がはっきりしている演者を使うことで、「専門家が言っていることだから信じられる」と視聴者に思わせる効果を狙っています。
しかし実際には、その人たちはただの演者であり、システムの効果について何も知りません。
それにもかかわらず、まるで自分がその効果を保証しているかのように振る舞っているのです。
騙される人の心理
詐欺業者が狙うのは、稼ぎたいけど方法が分からず不安を抱えている人たちです。
特に「誰でも簡単に稼げる」「リスクなしで安心して稼げる」といった言葉に弱い人たちは、詐欺業者にとって格好のターゲットです。
このような人々は、少しでも自分に有利な情報を信じたいという心理が強く、広告で語られる成功例や「簡単に稼げる」という言葉に引き寄せられやすいのです。
また、広告に出ている人が顔を出して堂々と話しているのを見ると、「顔を出しているなら悪いことはできないだろう」という心理が働き、信用してしまう傾向があります。
さらに、顔出ししている人が「先生」や「インタビュアー」として登場すると、「この人たちは本物の専門家だ」と思い込むことが多いです。
こうして視聴者の信頼を得ることで、詐欺業者はあたかもそのシステムが信頼できるものであるかのように見せかけているのです。
視聴者が気をつけるべきこと
騙されないために、私の書籍を無料で提供します。
この書籍では、ネットでの詐欺を見極める方法や、具体的な対策を詳しく解説しています。
このようなキャスティング事務所を使った広告に騙されないためには、登場人物の言葉をそのまま信じないことが大切です。
特に顔を出しているというだけで安心するのではなく、その人が本当に信頼できるかをよく考えましょう。
広告に出ている人が本当にそのシステムの開発に関わっているのか、あるいは実際に稼げた人なのかを冷静に見極めることが必要です。
多くの場合、彼らはただの演者であり、広告で言っている内容には根拠がないことが多いのです。
また、過度に魅力的な話には疑いの目を持つことも必要です。
「誰でも簡単に稼げる」「リスクなしで安心して始められる」などの甘い言葉には、裏があることが多いです。
本当に信頼できる情報かどうか、他の情報源も確認しながら判断するようにしましょう。
まとめ
副業検証ブログに登場する多くの人は、実はキャスティング事務所から派遣された演者であり、彼らが語る「稼げるシステム」は信頼性に欠けることが多いのです。
こうした演者を使った広告は、視聴者に信頼感を与え、システムに興味を持たせるために作られたもので、その目的は視聴者からお金を巻き上げることにあります。
今回の内容が、ネット上の情報を見極める手助けになればうれしいです。
これからも一緒に、正しい情報を見極める力をつけていきましょう。
それでは、また次回お会いしましょう。