鬼畜
前回の記事、「◯◯事件」の続きである。
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https://note.com/yukiko_izumi/n/n1c29e5dbc906
携帯代を払ってーと言われ、もうケンカする気力も無くなった私は、とっとと寝ようと思った。
無言で彼の部屋に入り、いつも通り床に横になった。
ベッドではない。床だ。
彼のベッドはシングルであり、無駄に図体のデカい彼と私が一緒に寝ると、確かに狭かった。
それでも肩を寄せ合って眠るのが恋人同士であろうと私は思うのだが、鬼畜な男は『俺は大の字になって寝たいんだ!』と言い張った。
かくして可哀想な私は、いつも固い床にそのまま寝ていた。掛け布団すら貸してくれなかった。
しかし◯◯事件の日は、さすがの彼も多少は悪いと思ってるのか、両親の部屋から客用布団を持ってきて敷いてくれた。
とても印象的だったので、よく覚えている。
ちなみに、彼のカラオケの十八番は、シャ乱Qの「シングルベッド」である。
♪シーンーグルベーッドでゆーめと、おまえー抱いてたころー♪
彼がこの部分を歌う度にムカムカした。
シングルベッドで一緒に寝てくれた事など、ほぼ無かった。
もう一つ補足すると、携帯代は払ってない。
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