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母と2人で、「能 狂言 鬼滅の刃」を観てきました!

若い頃に謡を習っていて、能や狂言が好きな母に
ちょっと早めの誕生日プレゼントを兼ねて。
母も「鬼滅の刃」のアニメを観ているので
ストーリーをよく知っています。

私は能も狂言も観るのは初めて。

名古屋能楽堂にて
満員御礼!

色々と心に残ったことはあるのですが
1つ挙げるとするなら
想いを繋ぐ
でしょうか。

ヒノカミ神楽

冒頭、炭治郎がお父さんからヒノカミ神楽を習う場面。
「円舞、火車、幻日虹・・・」と舞う2人。
そこで、
「うおおお・・・。この呼吸が想いとともに受け継がれて
最後には無惨さま(なぜか"さま"を付けてしまう)をッ!」と
目頭が熱くなりました。

実際、炭治郎のお父さんを演じておられる野村萬斎さんと
炭治郎を演じておられる大槻裕一さん(97年生まれだそうです)は
親子ほどの歳の差があるんですよね。
世代を超えて受け継いでいく感じがリアルでした。

かまぼこ隊

そして、炭治郎、善逸、伊之助の3人が出てくる演目では
若いお3方が堂々と、時には笑いも入れながら演じておられるのを観て
「ああ、若い世代がこうやって活躍してらっしゃるの、いいなあ・・・!」と胸がスッとするというか、とてもまぶしく感じました。
「舞台の上では、若い演者さんとベテランの皆さんが
一緒になって、それぞれの役割を果たしながら(謡や楽器、照明や音響も含め)1つの作品を作り上げていらっしゃる。
そのなかで、きっと、想いや技術が受け継がれていくのだろうなあ・・・」と思っていたら、
フワフワしていた感覚が消えて、どっしりと構えて座っているような、
不思議な感覚を味わいました。

親子共演も!

想いを繋ぐ

「演出がどうこう」とか「原作のここをこうアレンジ」とか
色々と楽しめることはもちろん他にもあったのですが
何よりも、物語の登場人物も、実際の役者さんたちも
想いを繋ぐ
そういう姿を見せてくださっていたように思えたことが
一番心に残りました。
鬼にも人にも想いはあって、
もしかすると剣士になるか鬼になるかは
紙一重の違いかもしれない。

パンフレットが入ってたバッグ


本音のキャリアを生きる

自分の想いに正直に生きていけたら。
そんな人が増えていって、
その姿を見ることで
周囲の人たちに「明日も生きよう」と思える元気が湧いてくる、
そんな世の中になれたら。

おまけ:
母もとても楽しめたようで、
しきりに「よく考えてあるね〜」「笛の音がすごく澄んでたね!」「鬼にも人だった時の気持ちがあるんよね。。。」「鼓があんなにいい音が出るなんて!」などと熱く、止まらぬ感想を話してくれました!
よかったよかった。

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
「スキ」や「フォロー」、コメントお待ちしております!




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