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「かわいそう」と言わないでいてさえくれればよかった
「紙1枚」思考整理コーチ・キャリアコーチの
岡野由紀子です。
4年ぶり?くらいに、
久しぶりにこちらの動画を目にしました。
10年ほど前に話題になった、サイボウズさんの動画です。
(2分47秒)
見たことある方、いらっしゃいますか?
🌸この記事は、こんな方にオススメ🌸
✅ワーキングマザーの方
✅職場にワーキングマザーがいる方
✅お子さんのいる男性
◯会社員の頃の自分と同じだ
久しぶりに目にしたのですが、
初めて見た時と同じように、涙が出てきました。
今は私の子どもたちは中高生で、
保育園児のときのように頻繁に熱を出して
「お迎え」があったり、
牛乳をテーブルにぶちまけて
「あああ・・・」と思いながらテーブルや床を拭いたり、
なんてことはありません。
この動画を見て思い出したのは
いつも、
「次にあれをして、これをして・・・」
と先のことばかり考えて、
意識や気持ちが今に留まっていなかったな
ということです。
動画に出てくる女性も、
お子さんを抱っこして歩きながら
明日は病児保育空いてるといいな・・・
ってことは、お弁当作らなきゃだな
今日も寝れないな・・・
なんて、明日のこと(ダンドリやそれに紐づいて浮かぶ気持ち)
で頭がいっぱいになっています。
私もそうでした。
子どもが鼻水をたらしていたら、
目の前のわが子を見ているようで
ああ、熱が出てきたな。今日も徹夜か・・・
と、先のことを考えていました。
そして、
どの会議だったら休めるかな。
病院に何時にだったら連れて行けそうかな。
とか。
私も大事な会議あるんだから、
夫が休んで病院に連れていってくれたらいいのにな。
でも、夫の方が職位が上で、責任ある仕事をしてるんだから
私が休むべきだよね。
だから頼むの悪いな。
とか、先のことやダンドリばかり考えていました。
今、スマホを見ると、
子どもたちが幼い頃の写真が
たくさんアルバムに入っています。
動物園に行ったときや
ご飯を食べに行ったとき、
公園で遊んでいるとき、
保育園でのふとした表情などの写真の数々。
かわいい・・・!
でも、私、何もその時の感覚を覚えていないんです。
「ああ、こういう行事あったな」
という記憶はあるけれど。
たぶん、子どもが元気なときでも
体調を崩しているときでも、
その場を問題なく過ごすことに必死で、
動画の女性のように先のことばかり考えて、
その時その時の感情や感覚を味わえていなかったのだと
今さらながら思います。
それに気づけた今は、
子どもたちとの時間がとても楽しいです!!!
子どもたちが大学進学で家を出る前に
気づけてよかった・・・。
◯どんなサポートがほしかった?
次に
子どもが保育園とか小学生のころに
どんなサポートがあれば嬉しかっただろうか?
とも考えました。
まずは食事。
幸いなことに、私は近くに実家があるので
母が夕食のおかずをタッパーに入れて
分けてくれていたのが
とても助かっていました。
ご実家が遠い方だと、
家事サポートでおかずを作り置きしてもらっているよ、
という話を聞いたことがあります。
ミールキットも便利ですね。
(今でも使っています)
そして子どもの送迎。
友人は、ファミリーサポートの方に
保育園にお迎えに行ってもらってました。
◯「かわいそう」という言葉
ここまで考えてすぐに思ったのは、
どんなサポートが欲しいかという前に
「かわいそうに」と言わないでほしかったな
ということです。
1つ上の世代の方からの
「かわいそうに」という言葉に
当時の私は(勝手に)傷ついていました。
睡眠不足で疲れていたというのも
あるかもしれませんが、
今になって思えば、
なんでそんな、
無責任に安全地帯から石を投げてくるような
言葉に心を惑わされていたのかと
くやしい?残念?悲しい気持ちになります。
こんな小さいうちから預けるなんて、かわいそうに
こんな時間にご飯を食べさせてかわいそうに
書き出すときりがないのでやめますが
こういう「かわいそうに」という言葉を
面と向かって言われるたびに
ああ、私は子どもを
「かわいそう」にしている母親なのか・・・
と、ムチャクチャ自分を責めてしまっていました。
だから、
サポート以前に、
「かわいそうに」と言わないでほしかったな
と思います。
当時の私は疲れていたし、毎日必死で余裕がなかったし
ただただ、「何をやってもダメ出しされる母親だ」と
苦しい気持ちでいることが多かったです。
◯気持ちと時間の「余白」をつくりたい
今は、子どもたちも中学生と高校生になり、
ありがたいことに、時間のコントロールができる仕事をしています。
そして、
私のキャリアコーチング・「紙1枚」思考整理法の
クライアントさんは
ワーキングマザーがほとんどです。
これからの私のビジョンとしては・・・。
彼女たちが自身の理想のキャリアを実現し、
かつ気持ちと時間に余白ができることを支援したい。
そうすることで、彼女たちが家族と暖かな時間を過ごせて、
「今ここ」の子どもの可愛さとか
その時の感覚や感情を味わえることをサポートしたい。
お子さんや
(いらっしゃったら)パートナーを含めた家族全員で
どんどん豊かな時間を過ごせることを応援したい。
そして、
そんな母親の姿を見た子どもたちや、
そんな同僚としての彼女たちを見た後輩たちが
「大人になるのもいいな」
「歳を重ねるのもいいな」
と希望を持って彼女たちを見ている。
そんな憧れられる大人が増えていくのを見たい。
私自身も
とても暖かくほっとした気持ちで。
「応援してくれる人がいる」と感じられる
生活の豊かさや暖かさを味わいながら
感謝の気持ちで過ごしていたい。
今はキャリア、お仕事での願望実現、
能力発揮がメインになっていますが
これから人生のお仕事以外の面にも
活動を拡げていきます。
最後までお読みくださり
どうもありがとうございました!!!
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