台湾的音楽 Julia Wu 台湾を拠点にする次世代R&B女神
台湾の音楽を紹介するシリーズ。
Julia Wu 吳卓源 可愛さの中にも、芯の強さと共に、感情の機微や色気を感じる、とても素敵なアーティストです。
私が最初に彼女を知ったきっかけは、向井太一さんとのコラボ楽曲「Rendezvous」
音がものすごく洗練されていて、オシャレでカッコいいし、MVもそれぞれの動き追いかけて撮影され、目が離せない。
初めて観た時に、音楽にも映像にも惹きこまれたのを覚えています。
「Rendezvous」
その後、知り合いの方が、Julia Wuの楽曲が好きで、アレコレと教えてもらい、彼女の音楽をもっとたくさん楽しむようになりました。
「精神分裂 Split」
2021年リリースのアルバム『2622』に収録されている楽曲。
ちょっとサイコでホラーな雰囲気があるMVも印象的だなと思います。
Julia Wu は、中国 海南省で生まれ、子どもの頃に家族とオーストラリアに移住。2017年からアーティストとしての活動を台湾でスタートさせています。
幼少期からピアノを学び、アメリカのバークリー音楽大学を卒業しています。アーティスト活動のきっかけは、オーストラリアのオーディション番組。ここで才能を見出されました。
私は、浮遊感とともにグルーヴ感もある、音の広がり方がとても気持ち良くて好きです。どの楽曲を聴いても音楽に合わせて体を動かしたくなり、何度も聴きたくなる、そんな印象を持っています。
「better off without you feat. 瘦子E.SO」
台湾の人気ラッパー瘦子E.SOとのコラボ楽曲。
パーティーチューンな感じもありながらも、ちょっとゼロ年代のクラブでプレイされているような懐かしさもあって、とても好きです。
音もカッコいいのですが、私は彼女の歌声もとても好きです。
曲の雰囲気やカラーに合わせて、表現が異なり、同じアーティストでも、ここまで幅広く楽しませてくれるんだなと思って聴いています。
1枚のアルバムで、さまざまな表情を味わえるというか、シーンを味わえるのは、近年稀に見ない存在かと。でも1枚を通して聴いても、バラバラだったりゴチャついていたりするのではなく、きちんと作品としての統一感がある。どの作品でも、聴き応えがあるなと感じています。
Julia Wu は、日本人R&B注目シンガー RIRIさんとラッパー・トラックメイカー・DJのKEIJUさんとの共演ライブを台湾で行っているそうです。これは、かなりカッコいいライブだったんだろうな…と思いますし、本当に台湾でも日本でもライブを観てみたい。
Julia Wu のインタビューが、SpincoasterのYouTubeチャンネルに公開されています。
これを観ると、彼女の音楽ルーツなども良く分かり、その後に楽曲を再度聴くと、非常に納得感を得られます。本当に興味深く、曲を聴きながら頷いてしまうほどです。
Spincoaster
「Julia Wu - 影響を受けた音楽 / RIRIのカヴァー曲 / 向井太一とのコラボについて | Interview」
Julia Wu の楽曲は、Spotifyでも聴くことができます。
ぜひチェックしてみてください。