台湾的音楽 旺福 WONFU
ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
旺福 WONFU(ワンフー)。
1998年に結成し、日本のみならずアジア各国や、北米でもライブを行うなど、台湾を代表する男女4人組のポップバンドです。
台湾音楽を詳しく聴くようになる前から、私自身、その存在や名前は聞いたことがあった、というくらい有名なバンドですので、きっと私よりもたくさんのことをご存じの方も多いかと思いますが、私が好きだなと思うことなどをお話できれば。
聴いていて、幸せな気持ちになれるアップテンポの曲が多い旺福(WONFU)。
ちょっとレトロな感じもありつつ、でも90年代の雰囲気もあったり…なんて思っていた時に、ふと90年代のファッションでも60年代後半から70年代前半のアイテム流行ったなぁと思い出しました。台形ミニスカートとか。
旺福(WONFU)にも、なんとなくレトロだけど、単に古いではなくて、楽曲がリリースされた時の空気感とか雰囲気がシッカリ詰まっているなと思っています。
旺福(WONFU)の曲を聴くと、中学生くらいの時に、初めてピチカートファイヴを聴いた時のような、カラフルでハッピーな気持ちを思い出します。
MVは、公式では見当たらなかったのですが、2007年リリースの『青春舞曲』に収録されている「天天天天」は、ハッピーな気持ちにさせてくれる曲の代表格のように私は思っています。
もうジャケットからしてもレトロ感じで可愛いですね。
旺福(WONFU)は、ボーカルをMami(ギター・ボーカル)と、小民(シャオミン)(ギター・ボーカル)の男女2人が担当しているので、どちらがメインを取るかで、雰囲気が変わってきます。それもまた面白いし、魅力ですね。
台湾のミュージシャンを何組か聴いてみると、男女のツインボーカルでやっているグループが多いなという印象を受けました。日本のバンドだと、男女ツインって、そこまで多くない気がします。メンバーがコーラスで入ることは多いですが。それもまた、台湾の特徴なのかな?このあたりは、もう少し聴いたり、探したりしながら確かめてみたいです。
今年1発目の動画は、こちらの「旺聖節2020」というライブイベント。(だと思う。ごめんさい、”思う” です)新年に向けて、2021年が希望ある年であるように、という願いが込められているライブですね。メドレーで演奏する曲に愛があるし、メンバーのコスチュームも面白い。
小民は、ジョン・レノン。ドラムの肚皮(ドゥーピー)は、シーアっぽいし、Mamiは、ビリー・アイリッシュっぽい。ベースのTwiggyだけ、ちょっと分からない…ごめんなさい。
ライブの様子を見ていても、遊び心と音楽への愛が感じられます。メドレーの最後の曲は、2018年にリリースしたアルバム『旺情歌』に収録されている「勇敢一點」です。勇気を出して前に進みたいという思いが歌われています。
心に寄り添ってくれるような曲から、最高にハッピーな曲まで、台湾で長く愛されているバンドは、やっぱり魅力が詰まっています。
Spotifyでもたくさんの楽曲を公開していますので、ぜひ聴いてみてください。