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台湾的音楽 Night Keepers 守夜人 夜と睡眠を見守る癒しサウンド

台湾のアーティストを紹介するシリーズ。
Night Keepers 守夜人

2015年に台湾で結成されたバンドです。
聴いていて、心地いい。一人ぼっちで夜を過ごす時に、少し感じる寂しさなどに寄り添ってくれる音。徐々にカラダに染み渡るビート感が心地いいんです。

「昏迷指數GCS」
2020年にリリースしたアルバム『使者』に収録されています。
MVを観ていると、国は違っていても、迷いとか焦りとか孤独とか、そういうのは、共通だなと思っています。このMVのアニメーションは、豆苗先生という台湾のイラストレーター(だと思う)とのコラボ作品のようです。この方、LINEスタンプも作っていますね。

MVがアニメーションなのが、Night Keepers 守夜人の魅力をより引き立てているような気がします。なんとなく人間だと、自分事と言うよりも美しい短編を観ているような気がしてしまって。

「我睡不著 I Can't Sleep」
こちらも2020年にリリースしたアルバム『使者』に収録されています。
メッセージアプリが夜に浮かび上がる最初のシーンが印象的。谷川俊太郎氏の「朝のリレー」という詩は、朝を世界中でバトンタッチしているという素敵な内容ですが、この曲もまた、みんな同じ夜を共有しているようだなと思わせてくれます。
スローなテンポで、優しく感情を揺さぶりながらも、心地よくリラックスできるような曲だなと。サビ部分は、その時の心理状態によってはちょっと涙出そうな揺さぶられ方で、曲を聴いて泣いたらスッキリして眠れそう。

「我睡不著 I Can't Sleep」のMVを公開している、YouTubeのページには、要約すると以下のようなことが書かれていました。(Google翻訳から意訳している感じね。)

2017年に、夜眠れない人のために Night Keepers 守夜人は、「チャットボット」アプリを作り、眠れない人達を受け入れるようなコミュニティを作りました。眠れない人たちが、お互いに励まし合い、繋がり合っていた、このチャットアプリに寄せられた10,000のコメントを取集して、歌詞の構想を練り、彼らのテーマ曲として、「我睡不著 I Can't Sleep」を作りました。

MVの最初のメッセージアプリが浮かび上がるのは、そういうことだったのか、と納得。

Night Keepers 守夜人は、2015年に台湾で結成された4人組バンドです。
やっぱり、男性・女性とツイン。台湾は、本当に男女混声ボーカル多いなと感じています。

彼らのFacebookでは、自分たちのことを「助眠系的跨領域重唱組合」と紹介しています。日本語でいうと、‟睡眠補助のクロスフィールド・アンサンブル”といった感じ。
楽曲のMVでは、メンバーは出ていませんが、プロフィール写真などは、しっかりと顔が出ているし、普通にライブでも顔出しもしています。メンバーは、ボーカル、キーボード、ギターの旭章、ドラムの其偉、ボーカルの稚翎、ギターの佳颖で構成されています。旭章は、ミュージシャンとしても幅広く活躍していて、映画音楽なども制作しています。

「倒數開始 Countdown feat.柯泯薰」
2018年の楽曲ですが、この曲が台湾インディミュージックのアワード、金音創作獎の最佳民謠專輯獎(ベストフォークアルバム賞)にノミネートされています。フォークミュージックと言っても、60年~70年代の四畳半的なものとは、かなり違っていて、アコースティックの柔らかい音や可愛らしい歌声で、とてもオーガニック。

さて、台湾は現在もライブが普通に行われています。彼らも3月26日にライブをするようです。きっと、優しい良い音楽にカラダを預けて、心を開放するような、そんなライブなんでしょうね。
会いたい人にも簡単に会えないし、先行きもなかなか見えない。不安が大きいこの時期こそ、Night Keepers 守夜人の音楽がとても良いんじゃないかと思います。少し照明を落として聴いてみたり、お風呂で聴いてみたり、寝る前に聴いてみたり…。

Night Keepers 守夜人の楽曲もSpotifyなどで聴くことが出来ます。
ぜひチェックしてみてください。


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