台湾的音楽 The Fur.
ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
The Fur.(ザ・ファー)
高雄出身の3人組のバンドです。
ジャンルで言うと、ドリーム・ポップに入りますが、カラっとしているけれど、ヴィンテージな感じがする音色が魅力的だなと思っています。
「Friday Love」
2020年にリリースされたアルバム『Serene Reminder』に収録されている曲です。レトロポップな映像と、音の雰囲気もマッチしていて可愛い。聴いている人を幸せにさせてくれます。歌詞の内容とスクールライフなMVもピッタリ。
「Oh Why」
こちらも、『Serene Reminder』に収録されている曲です。
イントロのドラム音からカッコいいし、打ち込みが最高。ポップさの中にも、シンセサイザーの広がりやベースラインの細かなポイントがあって心地良いです。何よりもMVがカッコいいし、この衣装がいい。背中がパックリ開いているのと、袖のボリューム感。ここまでダンスはできないけれど、この曲を聴いていると自然とカラダが動きます。
ちなみにOAでかけたのは、この曲です。
The Fur.(ザ・ファー)は、台湾第2の都市である高雄出身。ボーカル&ギターのSavanna(柚子)ギターの Zero(中凌)、ベースの Ren(唯任)で構成された、ドリームポップ・バンドです。
浮遊感や音の広がりや残響の心地よさに、ボーカル&ギターのSavanna(柚子)の少女っぽいピュアな歌声が合わさっていて、独特の雰囲気を作っています。歌詞は全て英語なので、初めて聴いた時はアメリカか北欧系のポップバンドかな?と思ったくらい。
2016年に結成され、SXSW2019にも出演し、日本だけではなくアメリカやヨーロッパでもライブをしています。SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)は、毎年3月にアメリカのテキサスで開催されている音楽や映画、エンタメに関するIT系の技術などを見ることが出来る見本市。新進気鋭のミュージシャンがライブをして世界にその存在をアピールする場としても知られています。
ちなみに、Elephant GymもSXSWに出演しています。Elephant Gymも同じ高雄出身なんて奇遇ですね。
「We Can Dance」
2018年にリリースされた『Town』に収録されている曲です。
こちらも、ちょっとレトロな映像と、音の雰囲気が合っていて気持ちが良いですね。少し懐かしさも感じらるようでありながらも、懐古的ではなくて前進しているようで。とても好きな曲です。この曲をきっかけに世界的にも注目をあつめるようになったそうです。
ちなみに、The Fur.は、このアルバム(『Town』)で、第30回金曲奨 最佳新人獎(新人賞のこと)にノミネートされました。
台湾のドリームポップ・バンドには、以前に紹介した、I Mean Us もいますが、どちらもそれぞれの個性を放っていて、とても素敵。I Mean Us は少しウェットな感じもありながらの音の広がりの心地よさを感じますが、The Fur.には、もう少しカラッとした感じがありますね。どちらも良い。
The Fur.もSpotifyで曲を公開していますので、ぜひチェックしてみてください。3月には台中、台北、高雄と3ヵ所でライブもするようです。
今日のnoteに出てきた、Elephant Gym と I Mean Us も紹介していますので、気になった方は読んでみてください。
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