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台湾的音楽 麋先生 Mixer
ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
麋先生(Mixer)は、今年にオンラインで視聴できた台湾の野外ロックフェス「搖滾台中 ROCK IN TAICHUNG」で初めて知りました。このフェスは、毎年台湾の台中市で行われていて、台中市政府が主催しています。
今年は、オンラインでもその様子を見ることが出来ました。初めて台湾のフェスが見られたのは、まぁイロイロあった2020年の中でも、良いことの一つとして捉えられるかなと思っています。
麋先生(Mixer)、最初に聴いた印象は、力強さと野性味というかワイルドさを感じる5人組ロックバンド。力強さとかそういうイメージで言うと、私はイギリスのバンド、マムフォード・アンド・サンズを思い浮かべてしまいます。
マムフォード・アンド・サンズよりかは、フォークの色合いは薄いのですが、ヴォーカルの吳聖皓さんと、マーカス・マムフォードさんの声の雰囲気とか、アコースティックギターの音色と共に感じられる力強さというところが、似ていると感じることかもしれません。
日本のバンドだと、Nothing’s Carved In Stone が好きという方に、聴いてもらうと音の雰囲気とかで、共感できるものがあるのではないかな?と思っています。
私が、台湾の音楽で最初に出会ったのは、台湾のナンバーガールと称される、透明雑誌でした。その後は割とシティポップにカテゴライズされる音楽を聴いていたので、麋先生(Mixer)のような骨太なバンド楽曲を知った時に驚きました。やっぱり、物事は一面だけを見ていてはいけないですね。
「搖滾台中 ROCK IN TAICHUNG」で観た、麋先生(Mixer)のライブでは、ステージの後ろに、自分たちのバンドのロゴマークである、鹿の角をモチーフにしたロゴを掲げ、観客たちを無理に煽る訳でもなく、ベースとドラムの重めの音を響かせて、力強く歌う姿が、めちゃくちゃカッコ良かったです。
これは、一度はライブを観てみたい。
MVもドラマ性があって、カッコいい。「小朋友」。
ハモリ部分や声、ドラムの力強い感じがものすごく好き。
ニューアルバム『嗜愛動物』が、最近リリースされているようです。
夏に聴いていたアルバム『野生』だと、土の匂いがするような、まさに野生な感じがあるなと思っていましたが、今作は力強さのある曲はもちろんのこと、都会っぽさも感じられるような曲もあるなど、バンドの奏でる音の幅広さに感動しています。
最新アルバムに収録されている「稀有品種」。先ほどの「小朋友」と違い、都会的な雰囲気も漂う。MVが、現代社会を表現しているなと、言葉は分からなくても、漢字のフレーズとビデオの内容で伝わるのも、興味深いです。
ちなみに、”麋”は日本語で言うと、”大鹿”。先生は、男性に対する「~さん」ということらしいです。つまり、”麋先生”は、”大鹿さん(男)”ってことのなのかしら…。オンラインでライブ観ていると、コメント欄に、鹿の絵文字が並びまくっていて、それもまた面白かったです。
麋先生(Mixer)もSpotifyが公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。