地味すぎ?派手で浮く!を打破するちょうどいいうつわ選び
失敗したくないと無難な器を選び、なんだか地味すぎる?と派手な器を買って浮いてしまう。そんなモヤモヤはもの選びのポイント押さえることで解消できるはず。
「ゆきこさんはどれがいいと思いますか?」
先日とみこさんとお買い物に行った時「これどれがいいと思いますか?」とアンティークのカトラリー群を指して聞かれました。
その時とみこさんが手に持っていたのは絵の部分に柄がたっぷりと入ったフォーク。「これも素敵だけど、私が選ぶならこっちの絵の部分がすっきりしたものを選ぶかな」とフォークを手渡しました。
(photo 西村有)
どちらのカトラリーも間違っていません。好みでいいです。でも私が日常的に使いやすいものを選ぶなら、アンティークのカトラリーの中ではあっさりしたものを選びます。
和食器のコーナーでも、足つきのお皿に興味を持たれていて、「確かに素敵だけど絵柄のある食器でさらに足つきというダブルパンチはかなりくせ強めかな〜?」とオススメしませんでした。
(photo 西村有)
失敗したくない→地味すぎる→派手な器を買って失敗のサイクル
そういえば、無難な白いお皿を選ぶ人ほど突然妙に派手な食器をえいや!で買う傾向があるな、、、というのが気になってました。
おそらく
失敗したくないから無難なものを買う→食卓が地味オンリーになる→なにか加えて華やかにしたい→突飛な皿を買ってしまう→しかし派手なお皿だけ浮いてしまう
というサイクルになっているのでは。
地味なものほどひとひねり、派手なものほどシンプルに
私がお皿を選ぶなら「地味なものほどひとひねり、派手なものほどシンプルに」がセオリーです。
デザインがシンプルななんてことないうつわこそ、色はもっとも定番の白ではなく違う色で選んでみる。
クセのあるうつわこそ、冒険しないでもっとも無難なものを選ぶ。
例えばこれはごくごくスタンダードなラウンド(まん丸)のプレート。一枚も持ってないなら白はあって損ないですが、すでに白皿が多いなら迷わず色を変える。
盛り付けるとこんな感じです。
このSAKUZANのお皿はデザインがシンプルなので、あえて色は白ではなくネイビーを買いました。程よくアクセントになって活躍してくれています。
以前このエントリでも登場しました。
アンティークのカトラリーはそれだけで新品のメーカーものにはない独特の存在感があります。右はアンティークではないのですが、とあるテーブルコーディネートに必要で購入したデコラティブなもの。左は最近購入したアンティークのスプーンです。
右はデザイン性が強すぎるので、左のほうが食卓にのぼる回数は多いです。
アンティークといえば絵皿も持っています。
「花柄のうつわ」という時点ですでに華やかなので、色は青にしました。このタイプは他にも赤系などもよく販売されてますが、赤より地味な青をチョイスしたことで食卓での組み合わせがしやすく良かったな〜と思います。
形に個性があるお皿としてはオーバル皿。
ラウンド(まん丸)のお皿に比べれば少し形に個性がでます。なので、はじめて購入した時はもっとも無難な白を選びました。真ん中のうつわです。形で個性、色で地味のチョイスですね。
今はオーバル皿の数も増えていろんな色を持ってますが、最初に選ぶうつわとしては正しかったと思います。
食器を見極める3つの要素
じゃあシンプルと個性的の違いはどこで見分けるのか?わかりやすいポイントは3つあります。
①色
②素材
③かたち
先ほどのネイビーのうつわは、素材や形がシンプルなので色選びで冒険しました。
オーバル皿は、形に個性があるので、色は無難を選んでいます。
①②③すべてシンプルだとつまらないし、①②③全部個性的だと馴染みにくい。どれかをスッキリあっさり無難にして、どれかで変化球をつける。1つの食器の中にこのバランスをうまくとっていくのが成功するコツかなと思います。
ちょうどよいうつわ選び
しつこいようですが、白皿は必要です。白いお皿もあったほうがいい。でも無難無難無難で選んできてどうも食卓がパッとしない。パッとさせようとして失敗している、という方がいたら次は違う選び方をしてみませんか?
シンプルなお皿こそ色で遊ぶ。個性のある食器こそ色や形をシンプルに。
「つまらなすぎる」と「派手すぎる」どちらでもない、程よいうつわ選びのヒントになると嬉しいです。
今日はここまで。
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