#きほんのうつわ 裏トーク|ふみのの新婚生活にぴったりな食器を作るぞ編
cocoroneさんと共同制作をしている #きほんのうつわ 。cocoroneさんからもリリースが出ました。
編集長とみこさんによる詳しいお話はこちら。
制作途中もどんどん見せていきたい
そしてツイッターでシェアしたところ、フォロワーのMioさんからこんな言葉をいただきました。
た、た、た、たしかに〜!
作家さんは「今乾燥中です」「土練ってます」「釜から焼きあがりました!」などなどうつわを”物理的に”つくっている過程を見せてくれることは多いのですが、「どんな思いで」「どんなコンセプトで」「どんな人にどんな風に使ってもらうために」といったことについては比較的寡黙なイメージがあります。
だからこそ個展に行ってお話を聞いたりして「へ〜!そんなインスピレーションを!」みたいな驚きがあったりするわけですが、ことこまかに考えている途中から公開している方は少ないかもしれないですね。
非常にアーティスティックな陶芸家さんなどは、やはり「使うもの」ということについてはあまり意識せずとにかく造形的な美を追求されている方もおり。私個人としてはそうした「THEアーティスト」な方の作品ってすごく好きなんですが、作る人と使う人の間を橋渡しする人がいたらもっと魅力が伝わるのになあ〜と思うことがあります。
使う/魅せる人のうつわづくり
cocoroneの #きほんのうつわ チームは主に私と、とみこさん、ikariさんの3人の企画チームを中心にcocoroneのスタッフさん達にご協力いただきながら作っています。
まあ作っていますというか!まだまだ道のりは長いのですが!(涙)ものづくり初心者の3人があーでもないこーでもないと手探りでやっているとても地道なプロジェクトでして...。
でも、私自身はスタイリストとして撮影に映えるうつわを日々使ってきた経験があり、 #はじめてのうつわえらび など初心者向け食器レコメンドマガジンを連載中ということ。ikariさんは、ご本人の家がギャラリー化の一途を辿りつつあるほど作家さんの食器マニアでセンス抜群のうつわユーザーということ。そしてとみこさんは、自身もここ最近うつわに目覚め、まさに #きほんのうつわ のペルソナにもっとも近い、かつ cocoroneのルームメイトさんのこともよく知っている編集長ということ。
3人とも、うつわを使う/魅せることについては自信を持てるメンバーなのではないかと思うのです。
と、いうわけで。素人目線をむしろ大切にしながら「使いたくなるうつわ」づくりをどんどん進めていきたいと思っています。
ふみのって誰?
じゃあそんなユーザー目線で使いたくなる「cocoroneらしいうつわってなに?」というコンセプトメイキングの話をしたいと思います。
「cocoroneのブランディングってどんな感じですか?」と編集長とみこさんにお聞きしたところ、ペルソナとして「ふみの」という女の子の存在を教えていただきました。
実は私、ホームパーティープランナーの村上あゆ美さんと一緒にcocorone立ち上げイベントでVMDを任せていただいたことがあり。その時にも「ふみの」ちゃんのお話聞いていたのです。あの頃からブレないコンセプトをしっかり発展させていてすばらしいな〜と思いました。
そんな「ふみの」ちゃんのイメージはこのピンタレストボードにまとめられているそうで、見てみるとすごくリアル!白やグレーのニュートラルカラー。上質で華美でない、落ち着いた雰囲気。うん、確かにこういう人いるかもね。
ふみのの新婚生活で食器棚に並んでいるであろう器
そんなcocoroneのペルソナ「ふみの」が、新婚生活で最初に買う器は?
これが #きほんのうつわ のベースなりました。
・ふみのちゃんが新婚生活で手に取るであろう食器。
・メガネ男子の旦那さんとおうちごはんする時に使うであろう食器。
・センスのいいふみのちゃん、とはいえまだ暮らし上級者ってほどこなれてはおらず、一番最初に手に取るであろうベーシックな食器。
という妄想を広げながら食器を考えました。
なぜベーシックな最初の一枚という話になったかというと、これはユニクロうつわの記事をikariさんやとみこさんが読んでくださって、それをきっかけに「確かにユニクロうつわ的なのってないよね!cocoroneで作りたいよね」と声をかけてくださったからなんですが。
単にベーシックというだけでなく、cocoroneっぽい=ふみのっぽいデザインにしたいと燃えています。cocoroneの世界観ってとてもしっかりしているので、その世界観を裏切らないものをお届けしたいという強い思いが私の中にあって。ルームメイトさんたちに愛されるような食器になるといいなあと企画しています。
次回、#きほんのうつわ 仮案の具体的なこだわりについてもお話ししますね。