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信楽の”今”が詰まったギャラリーカフェ『TORASARU』| #うつたび 信楽編

信楽焼といえばたぬきというイメージありますよね。

photo by カナエナカ

意外にもたぬきが一大ブームになるのは昭和以降、陶芸の歴史の中では最近ですがイメージというのは恐ろしいもので信楽を検索するとたぬき率高めです。うつわをめぐる旅 #うつたび としてこの春滋賀県を訪れました。そう、今回は「たぬきだけじゃない」信楽の旅のお話です。

ご時世柄たぬきもマスクをする時代

信楽1日コースはすてきなホテルにくわしい(そして実はうつわにも詳しい)カナエナカさんと

いいカメラで桜を激写するカナエさん

滋賀で陶芸、セラミックジュエリー制作、金継ぎなどをされているプロ小川文子さんとご一緒に。

自身が手がけるセラミックジュエリーがよくお似合いのあやこさん

10:00 基本を学ぶ『信楽伝統産業会館』

まずはベーシックなところからお勉強しようと信楽伝統産業会館「信楽焼焼ミュージアム」へ。ここで一通り信楽の歴史や特徴が学べます。茶の湯との関わりが深い産地であることは知ってたのですが、同時にお茶の産地でもあることとか、他の産地であまりフィーチャーされてない「穴窯」の記載に分量を割いているところなど古い産地だからなのかな〜なんて思ったり。

ここで先程のマスクたぬきに出会えます

新館がいわゆるミュージアムの機能をはたしている一方、休館は完全にNHK朝ドラ『スカーレット』の展示室になってました。『スカーレット』視聴者の二人の盛り上がりがすごい。

ドラマ『スカーレット』のセットがそのまま展示されてます

信楽産業会館
住所:甲賀市信楽町長野1203
営業時間:9:00〜17:00
電話:0748-82-2345
定休日:木曜、年末年始

11:00 陶芸の素材さん『丸二陶料』

ミュージアムでお勉強してふむふむと理解した後、陶芸のプロあやこさんが寄り道したい〜と立ち寄ったのが『丸二陶料』さん。粘土、筆、釉薬など陶芸に関する素材を一手に担う素材やさんです。

窯元さんを訪問することあっても素材やさんっていったことなかった私。改めて見ると道具も山のようにありますし、釉薬のカタログも圧巻でした。個人の陶芸家さんってこういうところで買ってるんですね。

「最近は楽天で粘土の取り扱いがあるところもあって!買いやすくなりました」とあやこさん。イマドキ〜!

12:00おしゃれなカフェ 「TORASARU」でランチ

そろそろお昼だねということで、信楽きってのオシャレカフェ『TORASARU (トラサル)』へ。こだわりのコーヒーにチーズケーキ、セレクトされたうつわのギャラリーもセンスが光るおしゃれなカフェです。

店内はヴィンテージ家具にタイルばりのカウンターなどダークトーンがかっこいい。

信楽で活躍されている作家さんを中心に店主福島さんがセレクトされた美しいうつわたちにうっとり。ディスプレイのひとつひとつが素敵です。

信楽の今を感じる作家のうつわや産地の一品を味わえる

インスタで検索したときほとんどがチーズケーキの写真ばかりだったのですがカレーもありました!信楽にきてちょっといい感じのランチを〜と思ってもなかなか東京のように選択肢が豊富というわけではないので、もし困ったらこちらへぜひ。

和風の煮込みカレーおいしかったなあ。カレー皿は信楽の作家清岡幸道さんのもの。

三人で「チーズケーキ食べたいね」「いやどのチーズケーキにする?」「え〜どの味にする?迷う〜」とショーケースをうろうろしつつ結局バスク、ピスタチオ、ブルーチーズを選んでみんなで少しずつシェアしました。コーヒーは京都の「オオヤコーヒー焙煎所」のもの。私はコーヒーを選んだけど、信楽の銘茶である「朝宮茶」もラインナップにあるので信楽のうつわで信楽のお茶で信楽にどっぷり浸ることもできます。

TORASARU
住所:〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨1970-4
営業時間:1月~2月/11:00~19:00(LO.18:00) 
3月~12月/11:00~20:00(LO.19:00)
電話:0748-83-1186
定休日:水曜日

信楽の今を感じるアイテムたちに浸ったところでカフェを後に。次回、信楽に行くならぜひ足を運びたい素敵なギャラリーのお話をしたいと思います。

信楽 #うつたび まとめ


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菅野有希子
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