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商業出版をめざす私が「ZINEを作ろう!」と思った3つの理由

「出版したい」と言ってたゆきこさんが急に「 ZINEつくるぞ…!」に変わったのってどう言うきっかけだったんですか?と、友人のとみこさんに聞かれて振り返ってみたら3つのきっかけがありました。

今商業出版を考えている人、ZINEを考えている人、どちらも考えている人、に参考にしてもらえたら嬉しいです。

(1)これなら自分でも作れる手軽さ&可愛さと言うロールモデルが見つかったから

あまりにライトすぎるZINEはビジュアル的に「これ作ってもなあ…」とときめかなかったし、と言ってあまりにも豪華なアートブックは「こんなの作れる気がしないよ…」とハードルが高すぎ。 自分でも作れそうと思えるもので、なおかつ可愛いセンスいい素敵と思えるものがなく悶々としてたのですが、編集者の堂坂由香さんが過去作っていたZINE『PIN IT』は作りは比較的シンプルで、でも色使いやフォントでセンスが光ってて あ!これなら「作れる」し「作りたい」とイメージできるようになったから。この瞬間ゴールが見えて急にZINE制作が現実的になりました。

▶︎『PIN IT』の詳細はこちら

(2)藤原印刷さんからZINEの”自由さ”を教えてもらい開眼したから

そんな中、ZINEを作ろうとしてる雰囲気を察知した藤原印刷株式会社の藤原章次(弟)さんからから、「ぜひ打ち合わせしましょう!」と直営業。まだ「作ろうかな〜」とふんわりしたテンションだったものの、以前から藤原印刷さんはすごい!と噂を聞いてたので興味もあり速攻MTGの運びとなりました。

事務所でお話を伺う中で…

👨(以下藤原さん略)「商業出版をされてる方でも、自分1人で自分の色を全面に出したものづくりをしたいとZINEを作ることもある」

👩(以下私略)なるほど確かに。もし今後私が商業出版したところでやりたいクリエイション100%は無理だろう。それがZINEならできるなあ〜

👨「ZINEは自由に作れるのがいいところ」

※ダンボールが表紙の写真集などたまげるレベルのフリーダムな作品たちをたくさん見せていただく。 何を聞いても「できますよ!」 という力強い声

👩「こんなこともできるんですか?なんでもありですね!!」

クリエイティブの自由さに衝撃。 「思い切り自由にやりたいクリエイションをやり切る」というZINEの世界の魅力に開眼…!商業出版の企画を考えてる時の「売れる本を作らなきゃ」「みんなが求めてるもののは?」みたいなマインドから肩の荷が降りてすごいワクワクして心に火がつく…!

みたいな感じで大興奮で帰宅したのでした。

ZINEの打ち合わせの中で、こんな紙だとこう仕上がります。でも大きいサイズになると雰囲気変わりますね!こういう作り方もできます。などなど対話をするのがリノベーションに似てる…!と気づく私。中古マンションをリノベーションする際にも、とにかくやりたい部屋のイメージ、夢を詰め込んで、プロの建築家さんの知見アドバイスをいただいて形にして行ったのでした。ZINEづくり、これと全く同じ手触りだ…!

思えば家探しの時も最初はあれこれ考えて新築を検討していたけど、結果的に中古マンションリノベで思い切り自分の好きを詰め込んだら暮らしが豊かになったのはもちろんその後の仕事にも大きくつながったし、ZINEも思い切り自分のやりたいセンスを詰め込んでやり切ったほうが先の仕事につながるかも…!何より自由なものづくりやってみたい。そう感じました。

というわけで藤原さんのおかげでZINEのフリーダムな魅力に開眼。


 (3)ZINEが商業出版のきっかけにもなる可能性もあるから

これは知人の編集者の方に相談した時にみなさんが言ってたことです。ZINEがきっかけで出版する人もいます。そっくりそのまま出版でなくても、人ZINEを見て「この人は文章が書けるな」「写真が撮れるな」「作る意欲があるな」「伝えたいことがあるんだな」というように参考にしてもらえることもある。ZINEが一つのサンプルとして書籍出版のきっかけや参考値になることもある。なので、商業出版を目指していたとしてもまずZINE作るのもいいのでは?と言っていただけて後押しになりました。

というわけで、現在ZINE鋭意製作中です!
(2025年2月現在)

まめまめしく自分を整えるおうち時間全肯定マガジン『mamemame(まめまめ)』というタイトルでリリース予定です。本のような雑誌のような、暮らしをテーマにした楽しい一冊なので完成したらこれを読んでいるあなたにも手に取って欲しいです。



とはいえ商業出版を 諦めたわけではありません…!! 出版社でできることと 個人ができることは違うので、いつか出版社さんから本を出したいとは今も思ってます。編集さん、出版社さん、ウェルカムです。 ZINEでできることをZINEで。ZINEはZINEで自由さを生かしたクリエイティブを楽しもうと思ってます。


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菅野有希子
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